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アカウントをリニューアルしました

 これまで「蛯名@放送大学」という名前で運用しておりましたnoteとX(旧twitter)のアカウントですが、思うところありまして、このたび「蛯名猪四郎@放送大学/地方公務員」としてリニューアルいたしました。


地方公務員としても情報発信をしていきます

 私の、大学中退→引きこもり→地方公務員というお恥ずかしいキャリアについては、最初の自己紹介の記事で触れています。

 当初は放送大学生として、卒業研究と大学院進学を目指しての学びの軌跡を記録するためにこのアカウントを作ったのですが、今年度より私の部署の人員が削減され仕事が多忙になった上、5月ごろには私の部署でクレームに起因する大きなトラブルを抱えてしまったことなど仕事に関してストレスを感じることが多く、精神的に体調を崩しがちになりました。
 世間的には「安定した仕事」「楽な仕事」というイメージを持たれがちな公務員ですが、地方公務員、特に住民に直接向き合う機会の多い基礎自治体の職員には特有のストレスがあります。メンタル疾患による休職者も少なくありませんし、残念ながら自ら命を絶った先輩も知っています。
 そういうわけですので、仕事上のストレスや悩み事・愚痴などを吐き出し共有する場としてもこれからはこのアカウントを運用していきたいと思います。もちろん守秘義務に反しない範囲で、勤務自治体や部署を特定されない範囲内での情報発信には気を付けます。
 私の地方公務員としてのキャリアについては、おいおい別の記事で紹介していくつもりです。

猪四郎という下の名前の由来について

 いままで「蛯名」という名字だけではなんとなく座りが悪いなと感じていたので、これを機に「猪四郎」という下の名前を設定しました。読みは「いしろう」ではなく「いのしろう」です。
 映画に詳しい方であれば映画監督の本多猪四郎氏を連想することでしょうが、直接的にはこの方が名前の由来というわけではありません。名前の由来は、私の好きなオーストラリアのSF作家グレッグ・イーガンの代表作、「ディアスポラ」の登場人物「イノシロウ」からです。
 物語の舞台設定を詳しく説明するとネタバレになってしまうのですが、「ディアスポラ」の世界の人類は、肉体の体を維持した「肉体人」、機械の体で暮らす「グレイズナー」、肉体の体を捨てソフトウェア知性として「ポリス」というコミュニティで生きている「市民」の3つの派閥に分かれています。
 ディアスポラの物語は「コニシ」というポリスで主人公「ヤチマ」が「創出」されるシーンから始まります。ポリスの市民としてヤチマを受け入れ最初の友人の一人となったのが「イノシロウ」でした。「コニシ」「イノシロウ」という名前から想像されるように、「コニシ」ポリスは恐らく日本にルーツがあるコミュニティで(物語中で特に明言されているわけではありませんが)、初めから肉体を持たないポリス市民として生まれたヤチマと異なり、イノシロウはかつて肉体の体を持つ肉体人であった過去があることを示唆するシーンがあります。つまり、イノシロウはもともと日本人であったと考えるのが自然でしょう(グレッグ・イーガンはオーストラリア人の作家ですので、欧米の作家に比べてアジア人を作品に登場させることが多いです)。
 イノシロウは井野史郎というようにフルネームとして解釈することもできますが、恐らく前述した映画監督本多猪四郎氏から名前を拝借しているのではないかとグレッグ・イーガンのファンの間では言われています。本多猪四郎氏の名前の読みは「いしろう」が正しいですが、しばしば「いのしろう」と誤読されていたらしく、そこから名前を拝借したのでは…ということらしいです。
 ディアスポラの物語の中で、イノシロウは主人公のヤチマを誘ってある場所へ冒険に出かけます。この冒険で得た経験と出会った人々に影響を受け、ヤチマとイノシロウは最終的に別々の道を選ぶことになる、という物語序盤の重要なシーンです。詳しくは是非この小説を読んでいただきたいのですが、私はディアスポラの中でもこのシーンが特に好きです。
 そこで、イノシロウから名前を拝借して、かつ漢字表記を本多猪四郎氏からお借りして、フルネームを「蛯名猪四郎」(えびないのしろう)と名付けました。エビだかイノシシだかよくわからない変な名前ですが、今後はこの名前で活動していきます。

明日は放送大学大学院一次試験です

 ところで、いつの間にか明日は放送大学大学院の一次試験(筆記試験)の当日になってしまいました。
 言い訳をするようですが、先述の通り5月ごろから体調を崩しがちであまり勉強に時間を割けなかったこともあり、今回は一次試験をパスすることはないと思っています。それでも、挑戦するということに意義があると信じて、せめて時間いっぱい筆を走らせたいと思います。試験の結果は、また改めて記事を書きます。
 それでは。

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