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WWDC2021を聞いてグレン・フライに癒される

昨夜、作業が長引き気付けばWWDCが始まる深夜2時にふと気づいて、キーノートイベントを見ようとAppleのサイトを見始めました。WWDCとは、みなさまご存じのとおりアップル社の開発者向け会議のことですが、稀に新機種発表も行われることがあるイベントです。

今年は、iOSのFacetimeのエンハンスや、共有環境の充実。MacOSはMontreyという新しいアップデートになるようですね。iPhoneのApplePayの拡張も順調でアメリカでは運転免許証機能まで取り込めるようになるなど電子政府化にも寄与していて、20年前株価低迷にあえいでいたことは何だったのかと思うほどの飛ばしっぷりです。

何年ぶりかのWWDCの視聴を終えたところでの自分の感想は、もはやメインはMacOSではなくiOSであり、iPadも Macも画面が大きなiPhoneになってした。iPadでも開発が出来ることになったし、いよいよMacの優位性も薄れてきたのかもしれない。「パソコン」という存在の価値も変わってきたものだ。

追われる立場の憂いを感じるようになった古い自分にとっては新しい感覚にワクワクするよりも、置いていかれる焦りの方が強いそんなキーノートイベントでした。

iMacとMacBookとiPadを並べるとあたかも拡張画面のようにカーソルを動かせる「ユニバーサルコントロール」はすごいなぁと思いました。しかし、WIFIによる画面拡張機能のSideCarを試した時の私のMacBook12インチと素のiPadでは一応映るけどとても実用に耐えないカーソルの動きだったことを思い出し、「果たして使えるかな・・・」が頭をよぎる。その前に「日常的に使いこなす場面が思いつかない」想像力不足。10代の自分だったらきっとワクワクしていたはずなのに・・・。 

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Facetimeがどこかで見たようなチャット機能を見せたところで寝てしまえばここまで疲れを感じることもなく良かったか。

Share with youや、homeの視聴時の会話機能を含めて、独り者に価値が見出しづらい機能が満載。

新しい機能にワクワクしなくなったし、新機種発表も無かった。なんだか歳を取ったものだな。

受け入れるには多すぎる機能たちに軽いめまいを感じながら、手持ちのMacBookは容量的にOSアップデートに耐えられるか?という旧機種の憂いばかりが心に残る。守りに入りApple Oneサービス高いから解約しようかなとか思い眠り込みました。


朝になり、Lightningならぬ雷の轟きに目覚めました。

ひと眠りして頭が整理されたのか、新しいOSの一般リリースは秋以降だが、最初の方で一瞬「アップルロスレスオーディオと、ドルビーアトモス機能は今日から使えます」と言っていたのを思い出しました。

ふとiPhoneのミュージックアプリを立ち上げてApple digital masterのロゴの並びに「ロスレス」のロゴがついたグレン・フライのアルバムを立ち上げた瞬間

たまげました!これまでのiPhoneでは無いめっちゃ立体的な音が目の前に拡がっているじゃありませんか!

しかし、なぜ私はグレン・フライを検索したんだろう?!1984年の映画ビバリーヒルズコップで大ヒットしてMTVでHeat is onを流していた時以来なんですけど。

おじさんになったなぁ。いや、これが時の流れというものか。いい声だなぁ。落ち着くなぁ。またタイトルがおあつらえ向きだ。


「After hours」 Glenn Frey


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