
2021年の抱負
レストランを営業していれば、楽しいことや嬉しいことはもちろん、苦労話もたくさんある。それに、インド人のシェフたちと毎日、それこそ四六時中一緒にいるのだからハプニングだって頻繁に。
とにかく話のネタには事欠かない日々なので、店での出来事や料理に対する想い、身の周りのちょっとおかしな話なども(?)、今年はコツコツと文章にしていこう。
こんな時代だからこそ
振り返れば、昨年はとにかく何をするにも苦労が多かった。そんななかでも、Uber Eatsでデリバリーを始めたり、テイクアウト専用のメニューを開発したりと、いつでも前向きな姿勢だけは崩さずにきたが、出口の見えないトンネルを走り続けることで心身が擦り減るばかりの一年だったように思う。そして、年が明けて2021年。残念ながら心機一転とはいかず、ここに来てさらに急激に悪化しているコロナ禍…。今年もまた新しいチャレンジが多く必要になりそうだ。
それならばと、自分が本格的にやりたいことは実はいくつもあるなかで、まずは、昨年からゆっくりと準備を進めている「冷凍カレーのオンライン販売」をスタートさせるために、ここ最近もその準備に取り組んでいる。
昨年の成果=オンライン販売への足がかり
冷凍カレーのオンライン販売を始めるにあたっては、昨年、最初のステップとして「惣菜製造業」の許可を金沢市の保健所から取得した。販売に必要となるライセンスなどは他にないのだが、もうひとつ昨年末に行ったのが、実際に販売予定のカレーの食品検査。食品中の微生物・細菌数などのチェックを受けたその検査で無事に望んだ結果を得られたことで、検査会社の担当者からも「安心して販売してください」とお墨付きを得られたところまでが昨年の主な成果だった。
ここからのスケジュール
食品検査をクリアできれば、いよいよ販売開始までの最終ステップ。とはいえ、実際はここからが難関だと感じている。
冷凍カレーを販売しているお店はすでに多くあるうえに、そもそもスーパーやコンビニに行けばレトルトカレーも種類豊富。そんな競争の厳しい市場に後発で挑戦するわけだから、「販売を始めました。買ってください!」では簡単に上手くいくわけはない。
「商品力=美味しさ」とイコールで結ばれるものでもなく、パッケージなどの外見を整えることも大切になれば、そもそもその前に、商品の魅力をいかに伝えていくかについても熟考しなければならない。美味しさには自信を持っているカレーだが、それを一から伝えるためにはどんなことが必要になるのか、そこを踏まえて販売サイトも早く形にしなければならない。
ピンチはチャンス。継続は力なり。
とにかく、あれもこれもやることだらけの現状だが、このピンチを(無理やり・強引にでも)チャンスと捉えて新たな挑戦に取り組んでいこうと、意を新たにできるのが年の始めの良いところ。
そして、目の前のたくさんの仕事をひとつずつ進めていくことにおいても、ここでこうして文章を書くことにおいても、常に頭に入れておくべきだなと思う言葉が「継続は力なり」。難関も一歩ずつクリアして、今年一年を実りの多い年にしていきたい。
美味しいカレーの通販、ぜひお楽しみに。
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