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MBA Women Career Talk #16 その③ -2021.10.24

女性のキャリア形成を支援する会社「A&CO」がプロデュースするオンラインセミナー「MBA Women Career Talk」。毎週日曜日の朝に開催しています。

その②からの続き)

思い込みは無意識の中にある

納田さん アドバイスですね。思い込みなので、自分が思い込みだなって思えばたぶん変えられるんですけど、おそらく気づかなくて悩んでいるっていう方は多いかなと思うんですね。

ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」という有名な本があるんですけれども、本当に自分の思考がいまの自分の生活というか、この環境を作っているので、もしいまの環境が自分にとってベストではないのだとしたら、そのベストではない環境を作っているのも自分なんです。

でも、自分はおそらくそんなの作っていないって思いたいと思うんですけど、おそらくこの環境を作ってしまう自分の無意識の思い込みっていうのがあるんですよ。

どういうことかっていうと、例えば私はですね、自分は運がいいっていう、すごく強運の持ち主という思い込みというか、思いがあったんですね。

それは、自分がすごく運がいいって子供のころからなにかあるとなにかの代表になるとか、なにかに選ばれるという経験とか、けっこうラッキーみたいな経験みたいなものをしていたこともあるので、なんかラッキーだなみたいな感じでそれを大人になってからもあったので、すごく運がいい。

運がよければ人生うまくいきそうじゃないですか。にもかかわらず、いろいろとやらかしている。

では、どういう思い込みがあったのかというと、強運だからうまくいくことはいくんですけど、必ずいいことばっかりは世の中起こらないっていう。いいことがあったらたぶん悪いことがあるはずって、こんないいことばかりが起こっちゃだめっていう思い込みと、あとは自分は成功してはいけないっていう思い込みが実は無意識のなかにあったんですね。

私は強運の持ち主っていうのは自分の意識のなかにできているものだったんですけど、でもなぜうまくいかないって、無意識のなかで成功してはいけない。

なぜ、成功してはいけないかというと、子供のときにいろんな代表とか、目立つような、運がいいことはあったんだけれども、目立つことによっていじめられてしまうだとか、なにか周りとうまくいかないっていう経験を過去にしていたことがあったので、逆に目立ちすぎたりとか、出過ぎてしまったり、うまくいってしまうと周りとうまくいかない。

こういうのって無意識に刷り込まれていくんですけど、うん。なので、うまくいくっていうのと、うまくいかないって真逆じゃないですか。だから、けっこうこういう綱引きをしているような思い込みっていうのが実はあったりすんですね。

あと、これは私が離婚したときにメンタルケアで1回カウンセリングを受けたんですけど、その方に私の本心みたいなものを診ていただくと、私は亡くなった母に対してずっと罪悪感を実は持っていたみたいで。

どういう罪悪感かというと、母を救えなかったっていう。助けてあげられなかったって思っていたみたいなんですね。けっこう子供のころに大変なお母さんを見ていると、そういう思い込みというか、無意識で思っている方は多いと思うんですけど、なので、そういうお母さんを見ていると、「私がしっかりしなきゃ」だったりとか、「私が頑張らなきゃ」っていう思い込み。

けっこう女性でコーチングに来られる方で多いんですけど、なので、無理をして頑張ってしまうですとか、ちゃんとしないといけないですとか、っていうそれも思い込みなんですね。

なので、うまくいっている部分はいいと思うんですけれども、うまくいかない、これは嫌だというものがあるのだとしたら、それを作っている私のなかの考えというか、思いはなんなんだろうっていう形で考えていただくといいかなと思うんですが、やはり無意識で思っているものなので、けっこう自分では気づきにくい。

そういうときにコーチングでこういうお話をしているところで質問していくと、ふっと出てくることがあったりするので、ご自身でそういう書き出しとかを、これはなんだろうなと思って出てくる場合は全然いいとは思うんですけど、そういう思い込みの部分が難しい場合は、そういう会話をすることで出していくっていう方法もいいのかなとは思います。

コーチングはどう活用できる?

川原さん ありがとうございます。本当におっしゃる通りで、なかなか自分を振り返る機会っていうのが、なんでしょうね、そういうものがあるっていうのが知っていれば振り返ろうって思えるんですけど、私も今回、A&COというものを通じてコーチングという価値の重要性というものは改めて気づいたので。

そうですね、自分を振り返る機会として今後コーチングっていうものをもっと気軽に、積極的に使っていいのかなとはすごく思いましたね。三竹さん、いかがですか。

三竹 さっきの小恵子さんのマネジメントというところで、いろんな人たちを持ちながら自分の感情と、あるべき姿と、なんかすごく苛まれながらとか、あとはそのマネジメントっていうものを剥がしても、自分自身のあるべき姿、こうしなきゃとか、こうあるべきみたいな姿と、あと自分のこのどうしようもない根本的なところっていうもの。

ここを常にぐるぐると苛まれながらやってきて、段々これが家族ができると、また家族のなかの自分と働いている自分とって何役もできていくと、いろんな自分が登場することによって、なんていうんでしょうね、本来の自分の姿っていうものが段々見えなくなっていったりとか、やりたいことが見えなくなっていったりとか、本当になかなか難しいものがあるなって思っていてですね。

やっぱり第三者にそういったことを「あなたっていまこうだよ」とか、立ち位置とか、特性とか、特性もたぶんその都度変わるんだと思うんですけども、そうやってやっていったほうが好転していくことっていっぱいあるんだろうなって思ったりしました、今日お伺いしていて。

特に私は子供に対してとか、最近勉強とかちょっと見ているときに、赤ペンとかでガーって書いちゃったりすると、赤っていう色ってすごく高圧的な色で、赤を使うこと自体パワハラだっていう話を友達からも聞いて、みんなで青色の鉛筆を買って青で書くようにもしたりしたんですけど。

なんかそういうちょっとしたことっていうんですかね。受け手がどう思っていて、こっちの言う言葉が相手にどういう影響を与えていて、みたいなところとか、もう本当にいろんなこと。

仕事も自分の生活とかも含めてなかなか見れないところがあるので、非常に興味深いなって思ったりはしましたね。

納田さん そうですね。コーチングっていう言葉を聞くと、なんだろうってなるかもしれないんですけど、簡単にいうとですね、良質な質問をすることだと私は思っていて。

脳の特性として、必ず質問の答えを脳は探すっていうのがあるんですね。答えがなくても「あれ?なんだったっけ」って思ったときに、数日後に「あっ、そうだった」って思い出すことってあると思うんですけど。本当にGoogle先生顔負けの検索機能が脳には付いていますので、うん。

なので、コーチはその人が次にプラスというか、答えを出せるような、良質なその人に合わせた質問をしていくのが仕事だと思っていて。

セルフコーチングも有効

納田さん その質問をすることで、その目標達成だったり、目標までいかない場合は、要はさっきの思い込みですね、足枷になっている部分。

私もその足枷になっている部分がないまま、目標達成をいきなりやろうとしたのでうまくいかなかったんですけど、なので、目標達成だけをやればいいわけでもないし、かといって自分ばかり掘り下げていてもいつまで動くのってなるので、そこのバランスというか、段階っていうのはあるんですけれども、なので、これはコーチングを受けるのももちろんそうですし、セルフコーチングっていう自分ですることもできるので。

例えば、大事なことがわからなくなる場合だったら、自分に常に「いま私にとって一番大事なことは何?」っていう質問を毎朝自分に問うって書いておくとか。そうすると「なんだっけ」「あっ、これが大事だ」っていうのが毎朝わかれば一日がスタートできるだったりですとか。

もちろん、コーチングも継続的に受けていただくと思考の矯正ともいわれているので変わってはいくんですが、毎日コーチがいるわけではないので、どうしていくのってなったときにセルフコーチングっていうのが有効なんですが、ただ、自分のなかの枠のなかで考えるのではなく、別の視点が入ることで新たな気づきが入ってくるっていうことなので、気づくスピードとか、そういったものが早くなるってうのがコーチをつけてコーチングをする良さ。だから、早い。

なので、セルフコーチングも全然有効だと思うんですが、とにかく自分にとってプラスになるいい質問を投げることっていうことですかね。

三竹 ありがとうございます。まだまだもっとお話を伺っていきたいんですけれども、今日コメントもいただいていますけど、本当に2万人のお客さまを接客してきたという、そういったバックグラウンドからさらにコーチングっていうスキルをご自身で、あとはイメージトレーナーとしてのスキルも身につけられた小恵子さんならではのお話を今日ふんだんに、しかも丁寧に掘り下げていただいて非常に興味深いお話だったと思います。

ありがとうございました。

では、時間がぎりぎりになってきてしまいましたのでいったん締めさせていただいて。残り少し5分から10分ぐらいの間ですかね、交流タイム。

ご参加いただける方は小恵子さんとも直接お話ができますので残っていただけたらと思います。

ちょっと急いでですね、終了トークをさせてください。今日はご視聴ありがとうございました。いまアンケートのURLをチャットのほうにお送りさせていただきました。次回以降の参考にさせていただきたいと思いますので、ぜひアンケートにお答えいただけたらと思います。

で、このあと交流会をいたしますので、参加される方はZoomから退出せずにそのまま残っていただいて、そのときはビデオOFFをオープンにしていただいて、お名前も出していただけたらなと思います。

Facebookグループも開設しております。

来週はですね、BOND大のMBAの磯村さんをお迎えして、彼女はまだ若いんですけども、もう上場会社の社外役員も務められていて、且つ公認会計士だということで。

ただ、彼女はそこに行くまでに非常に苦労しながら積み上げてきているというところがありまして、彼女はわらしべ長者戦法と彼女ご自身がおっしゃったんですけど、そこで掴み取っていくキャリアっていうところを分解していきたいと思っております。

では、ありがとうございました。アンケート、ぜひお待ちしております。

いったんこちらで終了とさせていただきたいと思います。では、残っていただける方はこのまま残っていただけたらと思います。今日はありがとうございました。

川原さん ありがとうございました。

納田さん ありがとうございました。

(終)


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