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熟睡感がほしい!あなたのための背骨ケア

こんにちは。
身体と運動の専門家・理学療法士のmikiです。

❏夜中によく目が覚めちゃう...
❏目覚めが悪くてすっきりしない...
❏寝起きは体がバキバキ...
❏体が休むどころか、起きたらむしろ疲れてる...
❏いくら寝ても寝ても寝足りない

みなさんは、
当てはまるものがありますか?

1つでも当てはまった方は...
【背骨のかたさ】や【ゆがみ】があるかもしれません。

特に産後小さい赤ちゃんがいるお母さんは、夜間の授乳もあるので熟睡感を得られにくく、常に寝不足と感じておられる方が多いのではなでしょうか。

私自身、ついこの前まで次女の夜間授乳をしていました。
いくら寝ても寝た気がせず、
熟睡感がほしい!
ゆっくり寝たい!
少しでも時間があれば寝たい!
と常に願っていました。。。

授乳を卒業しても、
子どもが体調を崩せば心配で熟睡できなかったり、ちょっと子どもが咳をすればセンサーがぴぴっと働いて目が覚めたり...(その隣で旦那さんは気づかず爆睡しているというあるある話)


今日のブログは、
産後のお母さんに限らず
【寝不足で熟睡感がほしい】と思っている方に是非読んでいただきたいオハナシです。


睡眠の質を良くするためには。

熟睡感を得るには。

ずばり【背骨のケア】が大事です。

(もちろんそれだけに限ったことではありません)


それでは、
【いつ】【どんな】背骨のケアを
するのがいいのでしょうか??


結論から言います。

【いつ?】夜寝る前に

【どんなケア?】
背骨を一つ一つ動かすケアや
背骨全体をいろんな方向に動かすケア

がオススメです。

そして、
睡眠時間をしっかりと確保することも
背骨のケアになります。

具体的にお話しますね。

体の真ん中に位置する背骨は、
全部で26個の骨が連なったものです。

頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙骨1個、尾骨1個
すべてで26個の骨の連なりが【背骨】


26個の骨の連なりである【背骨】は

✦前に曲げる(屈曲)
✦後ろに反る(伸展)
✦左右に曲げる(側屈)
✦左右に捻る(回旋)

など、
いろんな方向に動くことができます。

人によって姿勢や動き方の癖が違っていて、
得意な動きもあれば
苦手な動きもあるので、
すべての動きが必ずしも簡単にできるわけではありません。

(たとえば…
反り腰さんは背骨を丸めるのが苦手で、
反るのが得意。
猫背さんは背骨を反るのが苦手で、
丸めるのが得意。
背骨全体が硬いなあと感じる人は捻る運動が苦手。など)

日々の生活の中では、座ったり立ったり歩いたりすることで、背骨をよく使います。

特に同じ姿勢で長い時間過ごすことが、背骨の負担になりやすいとされています。

体を起こしている限り背骨には少なからず負担がかかるので、実は夜になると朝に比べて背骨も疲れて、しなやかさがなくなります


背骨ひとつひとつの間には、
【椎間板】という組織があります。
その組織は水分を含むクッションのような柔らかいものです。

日々の生活を繰り返し、背骨に負担(圧)がかかると、椎間板の中に含まれている水分は上下の背骨に移動します(下図参照)。

そのため、夕方や夜になると椎間板に含まれている水分は少なくなり、椎間板は薄くなります。

参考文献より➭健常な人でも
朝と夜の椎間板の厚さの違いは2cmもあるそうです。
よく、朝と夜の身長が違う、という話を聞きませんか?
実際、夜のほうが朝に比べて身長が低くなります。
1日の中で身長の変動があるのは、背骨の間にある椎間板の厚さが変わるからなんですね。

椎間板が薄くなるゆえに、背骨ひとつひとつの距離が狭くなり、朝に比べて夜になると背骨のしなやかさがなくなってしまうというわけです。


【夜寝る前】に背骨のケアをオススメしている理由は、1日の背骨自体の負担や背骨周りの筋肉の疲れをとるためです。

それが結果的に、睡眠の質を高めてくれます。

夜寝ている間に十分に背骨がリカバリーできれば、椎間板は元の厚さを取り戻し、背骨ひとつひとつの距離も夜に比べて長くなるので、朝になると背骨のしなやかさが戻ります。

?もし背骨の周りの筋肉がガチガチのまま寝たら?

背骨の負担が取り切れず、また背骨周りの筋肉の疲れも取り除けず、その結果として睡眠の質が悪くなります。

夜中に目が覚めたり、目覚めたときに身体がバキバキだったり...

また、いくらたくさん睡眠時間を確保しても、背骨が元の状態にリカバリーしにくくなるので、寝ても寝ても体が休まらずむしろ朝起きたときに疲れている、という現象が起こってきます。

まずは背骨に負担がかかりすぎないように、日々の姿勢や動き方を工夫する必要があったり(これに関してはまた今度お話しますね)、日々の背骨ケアが大切になってきます。 


?もし夜寝る時間が短かったら?

睡眠時間もとても大切です。

睡眠時間が短いと、これまた背骨がリカバリーする時間が不足し、朝起きたら身体がバキバキだったり、体が休まらずむしろ疲れていたりします。

そしてその日々が積み重なると、徐々に体の柔軟性が低下したり、歳をとったときに身長が低くなります。背骨をリカバリーするために、6時間以上の睡眠時間は取りましょう。


これまで書いてきたような理由があって、

特に【夜寝る前】は【背骨を一つ一つ動かすような丁寧な動き】をケアの中に取り入れてみることをオススメします。

一つ一つ丁寧に動かすことは、背骨の周りのちいさな筋肉からおおきな筋肉までほぐすことにつながるので、翌朝の体のすっきり感を体感できるかもしれません。


またそれに加えて、

背骨をいろんな方向にダイナミックに動かすストレッチも是非やってみてくださいね!

これは朝起きたての時間帯がオススメです。


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今日のまとめです。

背骨がいろんな方向にバランスよくしなやかに動く、つまり柔軟性が高ければ高いほど、

✦睡眠の質が高まり熟睡感を得られる
だけでなく
✦女性らしいしなやかなボディラインを手に入れることができる
✦自律神経にまつわる不調を予防・改善できる
✦痛みとは無縁な体を手に入れることができる
✦スポーツをしている方であればパフォーマンスがアップする

ということに繋がり、
いいことづくしですね。


❏ 夜寝る前に背骨を一つ一つ丁寧に動かす。

❏ 睡眠中は背骨のリカバリー時間。夜は睡眠時間をしっかりと確保して、背骨を元の状態に戻す。

❏ 朝起きたてにダイナミックに背骨を動かす

ぜひ日々のケアの中に、
背骨ケアを効果的に取り入れてみてください♬