【読書感想】赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。
『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』
青柳碧人
本屋さんで見かける度気になっていた本、やっと読む事が出来ました。
童話✖️ミステリーの短編集だけど、最終的には繋がってます。
赤ずきんが旅をしている途中で事件に巻き込まれて難解事件を解決していく、というようなお話です。
短編集ものですし、そんなに長くないので普段本を読まない方もとても読みやすいんじゃないかなと思いました。
第一章 ガラスの靴の共犯者
第二章 甘い密室の崩壊
第三章 眠れる森の秘密たち
最終章 少女よ、野望のマッチを灯せ
私は、第一章と最終章のお話が好きでした。
第一章はシンデレラのお話です。魔女が出てくるあたりも好きでした。
第二章も良かったのですが終わりが、、意味深な感じがしてあまりいい気持ちにはなれなかったです。赤ずきんがいなかったら、と思うと怖いです。
最終章は「マッチ売りの少女」にちなんだお話でした。
でもこのマッチのせいでたくさんの人を廃人にしてしまう。
そのマッチの産みの親、エレンを殺すために赤ずきんは今までずっと旅をしているのでした。
牢獄の建物、図で説明してあったけれど1回だけ読んだ私にはよく理解できず、、。(あれ、すぐに理解できるのかな?)
最後はエレンは自分に跳ね返ってきたような終わりでした。
自分がマッチを灯して夢を見続ける廃人のような終わり。
自業自得でしたね。
赤ずきんのセリフ「あなたの犯罪計画はどうしてそんなに杜撰なの?」と毎回出てきます。それも見どころ(読みどころ?)です。
全て結末が分かったあとで読むミステリーは、また違う面白さがあるのでまたいつか読み直したいと思います。
その前に、またこの他のシリーズを読みたいです。
ちょっとnoteで他の方はどう感じたのか知りたいので感想を巡っていこうと思います^^
やっぱり読書っていいなぁ。
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