文喫の日、そして映画の日。要するに六本木の日。
これまで約1ヶ月更新してた読書日記をいったんやめて、普通の日記を書いてみることにした。
完全に『読書の日記』(阿久津隆著)の影響だ。
電話帳ばりの分厚さとは裏腹に、日によって違う文量。それでいてどこか情景が目に浮かぶ。
読書の記録でありながら、にじみ出る生活感がたまらない。
この更新も、そうありたい。
この日は朝から文喫へ。
『吹けよ風 呼べよ嵐』(文庫版)読了直前まで進んだところで到着。
文喫は何回もきているが、今日は一番遅い到着となった。まあ、個席とれたからOKだけど。
手始めに、先ほどの『吹けよ風 呼べよ嵐』(文庫版)を読了。
家を守るため、土地を守るために武田についた須田信正と、主義思想のために上杉に身を投じた須田満親。
この二人に武田と上杉の縮図だけでなく、時代の変化や生きる目的の変貌なども重ね合わせるほどの題材を構築した伊東さんのすばらしさを実感。
やはり作品は題材である程度(以上)決まるなあ。
手始め一冊終わったところで店内物色。相変わらずビジネス本関連を中心にシビれる本が何冊も置いてある。もう少し文芸を充実させてほしいなあ。
持参の『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』をまずは読了。そういえば、一回目に読み終えたのも文喫だったなあ。あのときの興奮を思い出す。
改めて気付いたところをメモ。また折を見て読むか。
そのまま『戦国おもてなし時代 信長・秀吉の接待術』読了。信長はもてあし上手だけど、もてなされ上手ではない、という評価に同意。まあ、そうだろうよ(笑)
そして、例え価値観の多様化があろうとも、贈り物をカタログ贈って好きなもの選んでね、にしないようにしたいなあ。せめて、その人のことを思い浮かべるくらいのことはしたいものだ。
ここらへんで既に午後1時過ぎ。6時までには退店するつもりなので、そろそろ今月の計画とか、やりのこしたことの整理とか色々やっておかないと、と思いつつ、いざ目の前に出すとまとまらない。
で、結局読書してしまう。うーん、負の?循環。
昼ご飯食べながら『絶景温泉100 』で夏の旅行の行き先探し。
やはり、温泉はよい。読んでるだけで癒やされる(苦笑)
文喫はwifiあるし、コーヒーと煎茶は飲み放題なので、個席(コンセント穴あり)とれれば長時間いられる。それに甘えてあれもこれもやろう、と準備していくと、意外に時間はあっという間に過ぎていく。
計画と実態とのギャップを思い知らされる好例だな(笑)
そろそろ眠くなり、時間も迫ってきたので読む本を絞り出す。
伊東潤の読書会課題本『潮待ちの宿』を読みつつ、『ポンコツ武将列伝』読んでリラックス。
失敗しまくりのみなさまに笑いつつ、でもどこかで自分と重ねつつ。
こういう本読んで、歴史に親近感と愛着持ってもらえるとうれしいなあ、と一ファンとして思う。
タケダさんに紹介してみるか。読むかどうかわからんが(笑)
持参してきた本を少しずつ読んで、最後は『アフターデジタル』で締め。
これまでの中国のイメージを覆す進化と柔軟性の実態。日本の硬直ぶりをあざ笑うかのような、見事なコンセプトワークぶりだ。
特にライフスタイル全般にコミットしていこうという企業は絶対読んだ方がいい。まあ、難しいとは思う。特にデータありきで進めるってのはね。
結局8時間滞在したけど、想定してた「やることリスト」の数割しか終わらず。環境の問題では無く、自分の計画の詰め込みすぎが原因。
いかにこの8時間に理想と希望を見出していたのかよくわかる(苦笑)
まあ、楽しかったけどね。また来よう。
そして、そのあとはTOHOシネマへ移動し、『ゴジラ キングオブザモンスターズ』観賞。
もう、これにつきる。
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