「仕事に問題意識を持ち、自ら学び、声を上げられる人」は貴重な存在
こんにちは。あーちゃん@昭和企業でRPAです。
今日は「仕事に問題意識を持ち、自ら学び、声を上げられる人はかなり珍しい」ということについて。
読んで自分はこのタイプだと感じるなら、自分の行動や素質に自信を持って欲しい。
また、このタイプが同僚、友人など身近にいたら、組織を変化されるきっかけを作ってくれる人と受け止めぜひ応援して欲しい、というお話です。
一体どういう人なのか?
この能力・素質を持つ人の説明として比較的聞き慣れているだろう言葉にあてはめると「他者や組織の問題を自分事ととらえ真剣に取り組むことができる人」だと思っています。
「自分事」がキーワード。
例えば、自分の部屋にゴミが落ちていたら拾いますか?
普通拾いますよね。
では、会社のフロアにゴミが落ちていたら拾いますか?
「自分事」として認識している対象に、人は強い関心を持ち、積極的な行動をとります。
仕事や会社に対して「自分事」ととらえ積極的な姿勢でかかわることができる人かどうか、ということです。
ちなみに仕事や会社に対して「自分事」として向き合わない、という選択も全然ありだと思っています。仕事観にかかわる部分でもあり、働いている以上、自分事ととらえるべきだ!というのはちょっと乱暴かなと思います。
本人も周りも気付いていない場合が多い
「仕事に問題意識を持ち、自ら学び、声を上げられる人」は貴重な存在だと感じているのですが、そもそもこの能力・素質の価値に本人も組織も気付いていないというケースがかなりあると思っています。
「論理的思考力」「プレゼンテーション力」のようにビジネススキルとしてしっかりと定義されていないため、「個人の強み」「組織に必要な人材」として認識されにくい状態にある気がしています。
「自分事にする、ができる人かどうか」
確かにそんな目線でメンバーをみることがあまりないですよね。
私は幸いにもRPAを通して知り合った社外の人からもらう反応により、
「仕事や所属組織に問題意識を持ち、自分で学び、これが必要だと声を上げることができた」というのは、一般的なことではなく、めずらしいことだったということに気付くことができました。「自分の個性的な強み」としてに認識するまでに10年以上掛ったような気がします。
「あなたのような人がいる会社は幸せですよ」と返信をもらったこともありました。それでようやく気付けたのです。これは当たり前の能力じゃないんだ。他の人にはない「自分の強み」なんだと。
「一石を投じる人」であるがゆえの宿命
「自分の強み」としてなかなか認識できなかった理由がいくつか思い当たります。
振り返ってみると、一番つらかったし、もう二度とこういうことしない方がいいのかも、と強い不安を感じたのは、声を上げた直後にかけられた言葉。
「空気読めないヤツだな~」
「誰も言えないことズバッといっちゃうよね」
「あえて泥沼に突っ込んでいく、ほんと不器用なタイプ」
言った人に悪意はなく、むしろ誉め言葉のつもりだったのかもしれませんが、自分の能力・強みとは認識もできていない状態で周囲から注目されるのはつらかった。自信が持てない仕事をしている人はたくさんいると思っています。
また「どこどこの部署に話は通したのか?リスクは考えたのか?君が責任とれる内容じゃないだろう」と多勢に無勢の勝ち目のない会議に呼ばれたこともありました。
仕事や会社のことを真剣に考えて、調べて、試して、勇気を出して、
現状に対して「一石を投じた」がゆえに合う反応。
改善や新たな取り組みを行うためには、既存の手順やルールを変更したり、新たなルールを作る必要がでてきます。
変化にはかならずリスクが伴います。
お客様、取引先、他部署に迷惑はかけられない。
リスク評価ができないのなら許可できない。
投資対効果の確証がないなら許可できない。
全部組織として当然の反応だと理解できるんです。
でも誰かが「これってこっちのがよくないですか?」って声を上げないかぎり、変化は訪れないのです。
変化への適応が求められる時代。
声を上げる、一石を投じるという行動自体に価値があると思っています。
一石を投じてくれる人がいなくなれば、組織は変化するチャンスを失い、変化に取り残されるのです。
一石がなければ、成功も失敗も存在しない。
いいだしっぺとして、批判に合うかもしれません。自信を失うときもあるかもしれない。
そんなときに思い出して欲しい。
あなたのそのチャレンジそのものに価値があり、組織によい影響を及ぼしているということを。だから一石を投じることができる自分に自信を持って欲しい。
また、もし身近なメンバーが一石を投じようとしてる瞬間に出くわしたら、その行動に価値があると、そっとうなずいてあげてください。
「あなたのような人がいるということが素晴らしい」と。
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