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専業主婦を持つ上司が羨ましい、共働きの私。

1年前から一緒に働いている直属の上司には、小さな子供が二人いる。奥さんは、専業主婦だ。(ドイツでも、夫婦共働きが主流ではあるが、結構夫が外で働き、妻は専業主婦、という家庭も少なからずいる。)

この一年、彼が子供の体調不良を理由に休んだことはない。一方、我が家は共働きなので、子供が体調を崩したら、私7対夫3の割合で、子供の病気休暇を取得している。(私の方が取得が多いのは、夫の会社より私の会社の方が、病気休暇を取りやすいため。)

上司の働き方を見ていると、完全なる分業体制だよなあ、と思う。上司は、仕事をしていて、小さな子供がいるような感じがしない。他にも、共働きで小さな子供を持つ同僚は沢山いるけれど、彼らは私と同様、16時になると保育園のお迎えで抜けたり、突発的に子供の体調不良で休んだりする。

一方上司は、今まで一度も子供の病気休暇をとったことなんてない。そして、今度彼は会社の有志で行くスキー旅行(週末を挟む3泊4日)に行くようだ。

その話を聞いた時、「あれ?子供は?いいの?」と思ってしまった私。彼の奥さんがいいのなら、いいのでしょう。(上司も私と同様ドイツでは外国人労働者なので、ドイツに祖父母など頼れる家族はいない。)

そのくらいフットワークが軽い彼は、色んな人からの信用も厚く、この一年で昇進していった。彼が仕事が出来る人であることは間違いないけれど、小さな子供がいても仕事にだけ集中できる環境がある、これも昇進の一因だと思う。

彼の働き方を見ていると、ふと、夫婦のどちらかが専業主婦(主夫)となり、片方が仕事だけに集中してキャリアアップを狙う。そんな夫婦の在り方も、家族の運営仕方もありだよなあと思う。だって、夫婦共働きで育児も仕事もしていると、どちらも中途半端になってしまうことがしばしば。私も然り。

だからと言って、専業主婦になる気はないし、夫に専業主夫になって欲しいわけではないけれど。最近、子供の保育園の行事やら、予防接種やら、で仕事中に抜けなくてはならないことが多かったので、上司の働き方が羨ましくなった私のぼやきでした。


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