女子少年院の少女たち
今日もありがとうございます。
今日も恒例読書感想文のお時間です。
そんな今回はこちら。
色々、過去を思い出しながら考えてしまった。
大人が罪を犯して入る刑務所は、「罪を償う場所」
少年院は「矯正教育」を受ける場とある。
この本を読んでいると、色々な子が出てくる。
小さい頃から施設で育ち、覚醒剤使用で捕まった子。
17歳でホストに600万円貢いだ子。
子供を施設に預けたまま、薬物乱用・窃盗で捕まった子。
美人局という犯罪に居場所を見つけてしまった子。
すべての子に共通するのは、皆こうなりたくてなったんじゃないってこと。
寂しくて居場所がほしかったり、環境のせいで流されるように悪くなっていったり。
自分を守るために、悪い方向で強くなくちゃならなかったり。
私も、子供の頃は母親がどうしようもなくて(今は縁を切っていますが)、皆に弱いって思われたくなくて変に虚勢を張ったり、悪そうな先輩たちとつるんだり。
1番身近だった大人の母親がどうしようもなかったから、大人なんて皆くそだ。期待させるだけですぐに裏切る。そう思って、いい大人の忠告も聞かなかったです。
ですが、本当に私は周りの人たちに恵まれていて、そんな私と本気で向き合ってくれる大人がいたし、私を正しい道に導いてくれた友達も居ました。
今でこそ笑い話だけど、本当に感謝しています。
この本に出てくる子達、それだけではなく全子供たちが出会いに恵まれて、自信をもって生きられる。
被害者にも加害者にもならない環境を。
命の危険がないような生活が送れる。そんな風に生きていけたらいいな。
そう思う1冊でした。
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