【2020年9月1日のこと】普通ってなんだ?、本読むひとと本棚が気になります
1. 涼しい東京、ミミミ文学。涼しいから今日こそ部屋掃除ができるはずなのに、今日は仕事なり。そして、9月になってしまった。
2. ある社会学者が「普通なひと」を対象としたインタビュー本を企画しているという。書き手は一般公募で募集し、一冊の本にまとめるらしい。
3. しかし、「普通」ってなんだろう。あなたは普通だからインタビューさせて下さい、と言われたら、言われた側はどう感じるのだろうか。
4. だいたい「普通」は存在するのか問題。自分を基準=普通にしたら他はみんな普通じゃないじゃん、とわたしなんかは思ってしまう。
5. 「普通」が平凡だったり、一般的だったりというノリならば、思い込みにならないか、規範の強制にならないか?
6. わたしは、普通なひとに会ったことがない。普通だと思って話したとしても、「実はわたし、、」みたいな凄い話に当たってしまうことも多い。もしも「普通」なひとと思って話しているうちに、実は普通じゃなかったとしたら、その話は編集されカットされてしまうのだろうか。
7. 「普通」ということばは、かなりセンシティブで、強いワードなんじゃないかと思う。
8. 強いて言えば、わたしは、普通or特別の感覚はないけど、面白いか面白くないかの判断感覚はあるかも知れない。もちろん、面白くないと思うひとも後で化けて、面白いと思うこともあるから、面白くないひともいないかも知れないけど。
9. 勝ち、負け、幸福、不幸など、2つに分けることがそもそもわたしは、嫌いみたい。そんなこと固定化できないはずと思っている。
10. と、そんなヘリクツばかり言うから、わたしはヘソマガリと言われちゃうんでしょうね。いや、わたしは子どもの時のままで、頭がまだ柔らかいのですよ。センスオブワンダーの魔法が解けてないんですよ。
11. 昨日は、サンマルクで遭う、常連のおばあさんが読んでいる本のタイトルが知りたくてたまらなくなり、かなり粘って観察してしまった。
12. 文字の小ささや茶色のページや紙質から活版印刷時代の本と推理。一瞬見えた表紙のタイトルは2文字。夏目漱石の「草枕」しか思い浮かばないけど、厚みがあるし違う。じゃ、なんなんだろうと分析。
13. 結局、なんの本か分からず、もやもやな謎を残して常連のおばあさんは去ってしまった。「何の本を読んでるんですか」と話しかけたかったけど、いきなり話しかけられないよね。
14. ビックイシューを勝手に応援するために、ビックイシューをひろげて読み山手線を一周する、ひとりアクティビストのTwitterがあった。わたしもビックイシューを読むときは真似して電車の中で読むようにしている。
15. ブックカバーをかけずに電車の中で本を読めば、その本の宣伝や読書普及運動になると本好きのひとが言っていた。これは面白い発想だ。
16. いま、電車の中で本を読んでいるひとはほとんどいなくて、みんなスマホをいじっている。電子書籍を読んでいるひともいるだろうけど、だからこそ本を読んでいるひとは目立つから興味を持ってしまう。
17. 小学生が電車の中で真剣に文庫本を読んでいると、なんの本を読んでいるのか気になるし、何の本かわかるとタイトルをひかえてしまったりする。見てないようで見てしまい、興味を持ってしまう自分のまわりの読書人。隣は何を読むひとぞ。
18. そういえば、週末はzoomミーティング三昧だった。本棚の前に座って話すひとが多かったので、わたしは、そのひとたちの本棚に興味が出てしまった。
19. 話しているうちに、後ろの本棚から本を出してきて、紹介してくれたり、それに対して「わたしも持ってます!」と違う人も自分の本棚から本を取り出して朗読してくれたりしたのがよかった。
20. しかし、わたしの本棚は「蔵書の苦しみ」の岡崎武志さんのようなカオス状態だから、すぐに目的の本は取り出せない。整理整頓下手を猛省した。活用できる本棚に憧れる!
とっぴんぱらりのぷぅ。
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