【2020年10月17日(土)のこと】餃子と木皿泉、過去の自分に刺されるなど
1. 寒い、雨降りの朝。昨日、胃薬飲んだけど、まだ、胃はしくしく痛がっている。荒れているみたい。
2. 昨日、七分袖のコットンシャツで歩いていたら寒かった。目白通りではダウンジャケットを着ているひともいて、一気に冬。
3. 雑司ヶ谷の鬼子母神の大銀杏も色づいているのかな、近々、散歩に行ってみようかと思う。雑司ヶ谷の雑貨屋たび猫や赤丸パンへオニオンブレットを食べに行きたい。ターキーのラーメンも!
4. 昨夜は餃子を作った。餃子はどんなに適当に作ってもちゃんと餃子になるから素晴らしい。ひき肉にキャベツ、マキシマムなどのスパイスを適当に入れて焼く。
5. ラーメン屋さんで餃子を食べるときは、胡椒+酢か、醤油+酢で食べるけど、家ならポン酢醤油で食べるのがベスト!でも、久々に作ったら焦がしてしまった。
6. まだ半分焼いてないから、残りは上手に焼いて、明日の弁当に入れようと思う。
7. 半身浴をしながら木皿泉さんの『さざなみのよる』(河出書房)を再読したら、堰を切ったように涙が出てきた。お風呂の中だと涙を流しっぱなしでも平気だからいい。
8. 感情的になってはいけない、と大人になりよく言われたけれど、あれは間違いなんじゃないかと最近になって思う。なぜ、感情を押し殺さなくてはならないのだろう。
9. ねじ伏せなくてはと思う風潮だから、「怒り」なんかは歪んでいき、逆にネットなどの匿名世界で陰湿に溢れてしまうのではないんだろうか。「悲しみ」をやり過ごそうとしてしまうから、漠然と苦しくなってしまうのではないだろうか。
10. 悲しみに水路を作る、と柳美里さんは言っていたけれど、ちゃんと悲しむっていうのは難しかったりする。怒りや喜びの感情とはまた違い掴みにくさと濃淡さえある。
11. 木皿小説を読みながら、おととい亡くなった叔母のことを思って泣いた。悲しいだけじゃない、名前のつかない涙だった。なんなのでしょうね、こういう感情は。
12. お葬式で、叔母に最後にかけることばはきっと「ありがとう」だなと思った。子どもの頃、可愛がってくれていたことが蘇る。そして、なんとなく「またね」って声をかけたいな。
13. 誰かの物語に触れると、自分の鈍くなっている感情にスイッチが入り、気持ちが解凍され、流れ出してくることがある。
14. 本でも映画でもアートでも、友人との雑談でも何でも、自分の外側にあるものがトリガーとなり、自分の内側を立ち上がらせてくれる。そこに、生き抜いていくヒントはあるような気がしてきた。
15. ムムム。
16. コロナの影響で葬儀に参加できない田舎の両親の為に、LINEビデオで中継をしようと閃き、Amazonでスマートフォン用の三脚を注文した。
17. 【2020年8月31日】のiPhoneメモ帳に工藤直子さんの詩「あいたくて」がなぜか丁寧にコピペされていた。どういう感情でそうしたのか、今のわたしにはわからない。
18. 好きな詩である。声に出して、言葉を味わってみる。
19. 8月31日がどんな日だったのか、自分の書いた過去の「日乗」(日記)を探して読み返してみたら、暑さをしのいでサンマルクに入り浸っていたころで、読書するおばあさんをガッチリ観察していて笑えた。ほかは、社会的な8月メディア的なことを書いていたりして硬めな内容。
20. 途中でやめるの山下陽光さんの8月31日のメルマガも読み返してみたら「773. 誰かのなにかが刺さるのはもういらん。自分で自分を刺して前進させたい」と、あり、あの時のわたしがどう感じたかは忘れてしまったけれど、今のわたしにグッときた。バックトゥーザフューチャー!
21. この視点で見ると、知人の1ヶ月遅れでリリースしている日記も興味が出てきた。知人の日記によると「8月31日の東京都の新規感染者数は100人」らしい。
22. ムム、そうだった。わたしは、昔のひとの残された私的な記録が好きだった。大きな歴史からこぼれ落ちた私的な日記や手紙などから、時代を超えていろんな物語と出遭ってきた。
23. 少し、記録をしていく意味を体感できた気分になる。日乗を書き留めていくこともまた、夜空に輝く星と同じで、光が地上に届く為にはタイムラグが起こるのかも。
24. 過去のじぶんがわたしを刺すことだってありまくるんだ。なんてね。
とっぴんぱらりのぷぅ。
↑無印良品の牛肉赤ワイン煮レトルトがビックリするほど美味しかった!リピしたい。
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