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人生はピタゴラスイッチ。ママになりました。

今日で愛おしい息子を出産して83日目(もうすぐ三ヶ月)。窓辺のベッドの上でもぞもぞしながら、眠る息子を横目に見守りながら、noteを書く日が来るなんて、つい1年前の自分にはもちろん想像できなかったな。

今年で34歳を迎える私は、10代はバレエ(ダンス)に夢中で、踊りを突き詰め、20代のわたしは、DJになり、夜のダンスホールを奏でながら踊り、さて、30代のわたしは...     東京へ出てきて、仕事を変えて... 病気をして...    周りに埋れて何者でもなくなった空虚な自分に悩んだり苦しんでいました。

熱き情熱やエネルギーの赴くまま、自分で意志で人生を切り開く、夢があれば強く強く願いそれが一つ一つ花開いていく、そんな感覚で生きていましたが、それがどういうわけか、力の入れ方が分からなくなり、そのやり方を見つけるべくあちらこちらに目をやる日々。すると途端に、周りに埋れていってしまうのです。。。

20代のキラキラした私はどこへ行ってしまったの? どんな場所でも楽しみを見つけ輝けると信じていたのに、どうして体力だけ奪われてしまうの? このままでは病気にも負けてしまう、ねぇどうして?

落ち着かない心を抱え、さらけだす勇気もなく、まさに暗黒の時。

でもそんな時、苦しんだはずの転職先で夫に出会い、あれよあれよと言う間に、同棲、結婚。
そして、病気の手術を無事終えて、ほどなくして息子を授かりました。
それまで誰にも言えずゴニョゴニョと苦しんでいた自分としてはなんだか拍子抜けするような出来事でしたが、家族ができ、新米ママになれた30代、この上なく愛おしい息子を守り育てるという素敵なミッションが舞い降りてきました。

 ”くすぶった苦しみよさようなら” 

妊娠中は手術をした影響で流産のリスクが高いと言われ、1ヶ月の入院も経験。
出産も、長丁場でとても辛いものでしたが、全てを息子を乗り越えた今は自分も生まれ変わったような清々しさでした。

人生は流転というけれど、強い思いや夢が持てず燻っていたことも、特に気に留めていなかった出会いや、誰かの助けが力となり、自分が気づかないうちに人生のピンポン玉が転がり出し、追いつかないほどのスピードで、ポンっポンっと、リズミカルにしょうがいぶつを乗り越えて、変化が生まれていくのです。

もう少し書き綴りたいところですが、息子が甲高い声で寂しそうに泣いているので、今日はここまでとしたいと思います。

生まれてきてくれて、私のことを助けてくれて、ママにしてくれてありがとう。

これから、息子が何かに苦しみ、息詰まるようなことがあれば、必ずピタゴラスイッチのように好転していくからね、と伝えたいなと思います。




〜病気のこと〜
私が患っていた病気は子宮頸がん高度異形成です。
がんになる少し手前で、私は進行が早い型でした。
女性特有の病気は自覚症状がゼロなので、定期検診って本当に大事!
健やかさが何より大切、健康が一番です。

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育児日記

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