食欲は食の欲ではない!?
(2020/12/13 7:30 修正と妄想加筆)
最近、食の勉強をしてます。あ~ちゃんです。
勉強、というか新しい知識を学ぶことは、子供の頃から好きでした。
「へぇー、そうなんだ!?ほぉぉ、こんなことがあるんだ、すごい!」
って、たくさん発見があるので楽しいんですよね。
ていう話をしたら、娘に「え・・・お母さんキモイ」ってドン引きされました。ぴえん。
さて、食の勉強。『食の勉強』といっても、様々な食について学ぶことはありますよね。栄養学、調理の知識、食材の知識等々・・・。
食へのアプローチにもたくさんあって、最近ではマクロビオティック、なんてのも人気のアプローチの一つ。他にも、ロカボ、ヴィーガンなどの食事法もあります。
その中で、私が学びたい、と思ったのが『薬膳』です。
薬膳は食事法の中でも、最も古い食事法ですが、『個々で違う人の体をしっかりと診て、それに合う食材・料理を摂る』というところに、とても共感をしたのが、学びたいと思ったきっかけです。
世にある様々な食事法は、どれもきちんと研究されていることなのでしょうが、人には個々でアレルギーがあったり、体質も違うし、日々体調は違います。
いくら体にいいから、といってそれを食べても、それでアレルギーが出る人もいるし、今の体調では食べたら逆に体調が悪くなってしまうものもあります。まずは、その人の体を診て判断するところがとても重要。
看護師の仕事をしているためか、人体も気になるんですよね。
そのため、薬膳の勉強を始めています。
その中で、勿論知識も得ているのですが、同時進行で考えているのが『過食の仕組み』です。(だから知識がなかなか定着しないんですが。)
薬膳の考え方の基本は、中医学、東洋医学なんですが、そこでは『バランス』を根本的に考えます。
成人病は、糖尿病、高血圧、高脂血症などありますが、どれも食をはじめとする、生活習慣のバランスの悪さによる病気です。
もう一度言います。
成人病は『生活習慣のバランスの悪さ』による病気です。
それなのに、
生活習慣のバランスが悪いことが原因なのに、なんで薬がでてくるんだ。
という疑問をもってしまう私は看護師失格でしょうか。
そもそも論になりますが、
原因を解決しないことには、問題解決はありません。
それなのに、薬で血圧を下げたり、血糖値を下げたり、脂肪がつきにくいようにしたりすることで、生活習慣のバランスを改善しなくても良くなってしまう。今の悪い生活習慣のバランスのままで、薬を飲み続けてればいいじゃん、ってなります。
もちろん、診察の場で「しょっぱいもの、甘いもの、油っこいものは控えてくださいね」とは言われると思いますが、それでやめられたら成人病にはならない、んですよね。
察しの良い方は気づくと思われますが、実は、この問題、
成人病になるようなバランスの悪い生活習慣が原因、ではない。
生活習慣が、この問題のラスボス・・・ではない、と考えているのです。(RPGゲームはファイナルファンタジー12くらいまでやりました。)
バランスの悪い生活習慣を送ってしまう原因。
こっちが、実は隠れラスボスではないですか?
多くの方が、ラスボスを倒す(=上がった血圧、血糖値、血中脂肪値を下げる)ことがエンディングだと誤解されていますが、違う。まだスタッフロールが流れていません。(ゲームには、度々エンディングパターンが違うことがあるのです。)
真のエンディングは、バランスの悪い生活習慣を改善する、という隠れラスボスを倒すこと、なんです。
しかし、こんな声が聞こえてきそうです。
「隠れラスボスがいるの知ってるよ。でも、それ倒せないのがデフォじゃないか!(デフォ=デフォルト=基本、普通)」
と。
これ、成人病になってしまう方、予備軍の方、本当にほぼ全員がおっしゃいます。攻略対象(ゲーム用語です。RPGゲームであればゲーム中に倒したり、恋愛ゲームにおいては恋愛を成就させる対象となるキャラクター等のこと。)にしないスタンスなんですよね。
もしくは、HPが『????』になっていて、物理攻撃しようが魔法攻撃しようが1ずつしか削れていかない。かれこれ何時間も戦ってるけど、もう疲れたから、これは攻略対象じゃないな、と諦める。(ゲームを知らない方にはわかりずらくて申し訳ない例えですが。)みたいな状態ではないでしょうか。
でも、もちろん隠れラスボスを攻略し、健康という真のエンディングを見る方もいるし、もはやクエスト(RPG用語ですみません、ゲーム中に出てくるクリアすべき課題のこと)にさえしていない方もいらっしゃいます。
ただ、ちょっと考えてみて欲しいのです。
何故、悪いとわかっているのにあえて改善しないのか。
他にも似たようなものがありますよね。深すぎる飲酒、タバコ、薬物・・・。
あれ?
これって『依存』・・・。
最近、糖質には依存性があることが徐々に言われつつありますが、『食べること』で精神的な安定を得て、ないことがストレス、精神的な不安定をもたらすため、食べ過ぎだとわかっているても、やめることができないんです。『食依存症』という言葉もネットで検索すると出てきます。
依存症、つまり精神的・脳の活動の異常をきたしてしまった状態をなんとかしないことには、この問題を解決できないのです。『異常』という言葉は少しキツイかもしれませんが、私はやはり、みんなが健康でいて欲しいなぁ(お母さん思考)、と思うので、その状態の深刻さ、怖さを伝えるべきではないかと思うため、あえて使います。
元々『食欲』とは、生命活動を維持するために必要な行動の一つですが、本来の目的を達成するのであれば、生命活動を維持する量、肉体と精神に必要な栄養をとればいいことですよね。
それがコントロールできない。
これは『食べたい』という『食欲』ではなくて、『食べたいという妄想が作り出されている脳・精神活動の異常状態』ではないですか?
これからさらに勉強して、こういった『食の問題』を根本的に解決できるような方法を考えていきたいと思っています。
#ここから下は読まなくても全然かまいません 。
もしかしたら、食依存をRPGゲームに例えると、
『健康クエスト』
世界は、異世界から召喚される魔物(油・糖・塩)が増殖し始めた。勇者であるアナタは世界を健康にするべく、魔物討伐を始めた。
始めは、異世界から誰が召喚しているのか、その原因を探す旅だった。
しかし、ストーリーが進むうちに、仲間の1人(脳)が、もしかしたら魔物だってカワイイ一面もあるじゃないか、と主張しだした。
謎の行商人(医者)が現れ、「この薬草があれば、魔物を大人しくさせ、コントロールすることができますよ」と薬草を売ってきた。
その薬草で、魔物だと思っていたモノをペットのように飼いならし手なづけることができるようになった。
それなら戦う必要ないじゃないか。世界は平和になる・・・。
選択1 魔物と共存する世界を選択
選択2 魔物と戦う世界を選択
☆魔物と共存を選択する
世界は変化し、魔物を魔界から積極的に召喚するようになった。
魔物達と家畜のように共存し、仲良く楽しく暮らす世界になる。
しかし、人々は気づかなかった。魔物達が、薬草でコントロールできていると思っていたが、人の目の届かぬところで、人々を襲っていることに。
やがて、世界は滅亡した・・・。
~ここまでが通常エンディング~
☆魔物と戦うを選択する
魔物と戦いながらストーリーを進めていく。
やがて、魔物が召喚されるポイントを発見した。
魔物はどんどん召喚されてくるが、召喚されるポイントを破壊することはできない。が、召喚される量が徐々に減っていく。
やがて、魔物は一定数であれば、攻撃性がないことに気づく。
そのため、勇者は適度に魔物の量をコントロールすることにし、世界は落ち着きを取り戻していくのだった。
~真のエンディング~
て感じなのではないでしょうか。
#ここまでお付き合いありがとうございます 。
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