
想うほうへ、行くために。これまでのお仕事、今後やってみたいことをまとめました。【2021年版】
2021年12月のいま、岩手と東京に拠点を持ちながら写真と映像に関わるお仕事をしている、飯塚麻美(いいづかあさみ)です。
前に書いた自己紹介・お仕事募集noteも情報が古くなってしまったので更新もかねてボリュームたっぷりに、まとめてみました。
1.これまでのお仕事や作品
【写真撮影】
主に人物撮影を得意としています。その人と過ごす時間を大切にしながら、お話しつつ写真を撮るのが好きです。
メディア・広告など











記念写真・プロフィール写真



友人と作品撮り

【映像制作】
岩手県内では映像制作でお声がけをいただく機会も多いです。場合によってですが企画〜編集まで一括で関わることも、撮影のみのこともあります。また、時期によってですが編集のみのお話もお受けしています。
一関温泉郷さん採用PR
岩手県立大槌高校 PR
Iwate the last frontier 遠野市 山口集落の暮らし
遠野の民芸品「ノ馬」
地域プロデュース会社 富川屋 採用PR
【写真家活動】
2021年以降は、写真家としての活動にも注力してきました。

2021年4月に「報せ」という題で写真集を自費出版しました。
陸前高田で出会った、のぶこばあちゃんというひとりの女性の何気ない毎日の記録と、その昔じいちゃん(ばあちゃんの夫)が送ってきた電報と海の写真を載せています。ほぼすべてを中判フィルムカメラで撮影しました。


クラウドファンディングを使って先行予約販売し、88人の方から約55万円の応援をいただきました。本当にありがとうございました。

岩手近郊では春先〜夏にかけて陸前高田・遠野・気仙沼・水沢で展示を開催しました。2022年1月12日〜2月6日は東京の文化複合施設「HAGISO」のアートスペース「HAGI ART」で展示を行います。
▼ローカル紙の東海新報さんに、写真集出版時にとても素敵にまとめていただいた記事▼
2019年には熱海の本屋「TODOBOOKS」とコラボし、中目黒のBINTOKYOで熱海の写真を展示する企画も開催しました。
2. これからの野望・わたしについて
【やり続けたい、やってみたいお仕事】
引き続き取材撮影や、人と向き合う写真を撮っていきたいなと考えています。
そのなかでも、地域に中長期滞在を繰り返ししながら土地に馴染んでいく旅、作品制作のスタイルが私には合っていると思います。
なかなかないお仕事かもしれませんが、「地域に一定期間滞在して写真を撮ってきてください」的なお仕事もやってみたいです。地域のアートプロジェクトの一貫等で滞在制作後に芸術祭で展示!みたいなことに参加できるようになれば楽しそうだなとも夢みています。
いまはなかなか行けていないですが、海外への旅も好きなので旅行文芸誌系もいつかお声がけいただけるように頑張りたいです!
【作家活動、ゆるいものづくりも続けます】
世界中の港町とその周りにある暮らしに興味があるので、今後5年、10年かけて様々なまちに旅をしながら写真を撮り続けるというのが作家活動の核となっていきそうです。
そのなかでも気になった人や運命的な出会いがあればまた、ひとりの人にクローズアップした作品制作もしてみたいと思います。

陸前高田〜気仙沼にゆかりのある女子たちで海のことや漁業に関するZINEを制作中です。ゆるめの集まりではありますが好きなことが共通しているので楽しい!
【どんな働き方をしたいか】
継続的に関わらせていただけるチームでのお仕事を探しています。プロジェクトごとに組むチームも刺激的で面白いけど、やっぱりひとつの目標を見ながらあの手この手で頑張るみたいなの、好きなんです。
どなたか、わたしのような人を探している人がいらっしゃったら教えて下さいませ!
【わたしがこれまで辿ってきた道のり】
1996年
神奈川県川崎市で生まれる
2015年
明治大学の国際系学部に入学
大学1〜2年生(2015〜)
陸前高田市広田町に出会い、NPO法人SETの仲間と地元の高校生と活動。夏休みにバックパッカーに目覚めて東南アジアをまわった。
3〜4年生(2017〜)
株式会社WHEREでインターン。陸前高田の仲間たちと小さな写真展を企画したことで改めて写真が好きになる。フロリダのディズニーで半年キャストをやるプログラムに参加。4年生 「灯台もと暮らし」でインターン。大学卒業間近、本気でフォトグラファーを志すことに。
2019年
フリーターとフリーランスの間ぐらいからフォトグラファーをスタート。
2020年
通い続けた陸前高田市広田町に移住。
2021年
岩手県の遠野市で友人たちと部屋を借りることに。遠野での暮らしも体験しつつ、たまに東京に帰る日々。秋〜現在は東京と岩手の割合は半分ずつぐらい。
▼取材記事
【専門分野・興味のあることなど】
■ローカルとか地方移住事情■
大学生のときから
・岩手県陸前高田市に通い詰めてNPO法人「SET」で活動
・地域プロデュースの会社「WHERE」でインターン
・「灯台もと暮らし」を運営する「Wasei」でインターン
と、振り返ればかなりローカル・地方創生・移住の文脈で活動していました。
神奈川で生まれ育って、故郷らしい故郷に里帰りもしたことがなかった私。陸前高田での経験が原体験となり、地域にいて様々な世代と関わりをもって、生き物と食べ物の近くで過ごす時間が好きになりました。それから、日本全国でそういった活動している人や土地に興味をもつようになりました。
■海のまちの暮らしと漁師さんまわり■
これも陸前高田で過ごしてきた時間があったからこそですが、今一番興味を持っているのが海の世界。
いろんな港町で、その土地の歴史を学ぶのがとても楽しいです。
「いま目の前に見えていなくても、たしかにこの海を渡っていけばそこにまた人の暮らしがあるんだ、だけど、どんな人がいるんだろう?」と遠くで起きていることを想像するのが、いつのまにか海を見た時の癖になりました。
太平洋を渡るような海運業のある港〜小さな漁船が並ぶ漁村まで大小様々な港に出向いて、写真を撮りたいです。
【あなたのまちに行きます。】
旅人気質なので、わりとどこへでも行きます。僻地暮らしに慣れてからは、長時間移動耐性がものすごいです。「ここにこんな漁師がいる!とかこの町、ぜったい好きだよ」みたいな情報待ってます!
【おわりに】
関わっていただいている方、これから関わる方に、わたしが見ている方向、今後やってみたいことを少しでも伝えることができればと思って、ここにまとめました。
ポートフォリオのWEBサイトは更新していましたが、noteでお仕事をまとめるのは2019年の夏以来です。振り返れば形にしてきたことが沢山あり、色んな経験をさせていただいてると実感しました。
“これから、生活のやりくりの仕方とか表現はどんどん変わっていくだろうけど、あまり枠組みとか働き方にとらわれず、自由の中の不自由に惑わされながらも、素直にしたいことをしたい。 そうしていくことで、新しい道を切り拓いていければと思っています。”
2年前のnoteでこんなことを書いていました。言葉の通り、自由の中の不自由に思いっきり惑わされています。新しい道を切り拓いてどこかに辿り着くにはまだまだ旅路が長すぎるし、ハラハラする。でも、素直すぎるぐらい素直に(世間同様コロナにはかなり悩まされていますが)、いたい場所にいて、したいことをするために生きられています。よかった。
ありがとうございます。この間、25歳になりました。まだまだ、まだまだまだまだこれから、宜しくお願い致します。
2021年12月21日 飯塚麻美
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