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山本五十六のことば

山本五十六は次の3つのことばを残しています。

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ。

山本五十六

話し合い、耳を傾け、承認し、
任せてやらねば、人は育たず。

山本五十六

やっている、姿を感謝で見守って、
信頼せねば、人は実らず。

山本五十六

一連の歌に、その師弟関係の発展を垣間見ることができます。

やって見せる時には「師」が前に、話し合う時にはその目線まで下りてきて、見守る時には後ろにいます。

当時、東京工業大学教授の中村春夫先生は、この3つを聞いたとき、即座に「冬がない」と仰った。「人を動かし」、「育て」、「実らせる」という一連の流れは、それぞれ「春」、「夏」、「秋」に対応すると。

  • やってみせ、~人は動かじ。・・・春

  • 話し合い、 ~人は育たず。・・・夏

  • やっている、~人は実らず。・・・秋

冬がないのは、山本五十六が最後まで現役の指揮官であったからかもしれません。

この短歌を完成させるためには、結びの歌が必要なのです。そして、そのヒントとなるのがこの句ではないかと思うのです。

みな枯れて あはれをこぼす 草の種

改)芭蕉

いつか山本五十六の歌を完成させたいと、そう思っています。

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