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リモートワークでの社内コミュニケーションに悩んだSaaSスタートアップが試した施策

VRのSaaSスタートアップ企業であるスペースリーが、全社員リモートワークになり試行錯誤していくリアルな現場を人事の目線から綴るシリーズ。
今回は、社内コミュニケーションがテーマです!

今回も株式会社スペースリーで人事をしている養安(@ayoan_0121)がお届けします!

※この記事は2020年6月に作成されたものをリメイクしnoteに転載しています

▼温度感あるコミュニケーション減少に危機感

さて、前回の記事で紹介した通り序盤はスムーズにリモートワークに対応できたスペースリーでしたが、1か月近く経った3月中旬頃になるともやもやとしたものが…

その理由は「温度感あるコミュニケーションが減りチーム力が弱まっている?!」と感じたため。
業務上のやりとりは今まで通り出来ていても、信頼関係を築いたりチーム一丸となれるようなコミュニケーションが薄れていっているような。同じ方向を向いて走れている実感が薄くなっている気がしました。

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また、直接口頭で伝えれば角が立たないような内容も、slackでのテキストだけだと冷たく感じてしまい余計なピリつきがあったり。。。テキストだけでのコミュニケーションって、意外と難しいですよね。

あとオフィスで顔が見えていれば、
 「お、今日は何かイイことあったのかな?」「疲れてそうだなあ」
と察することができますがリモートワークだとそれが難しくなり、ちょっと声かけてコミュニケーション取るという些細なこともスムーズにできないもどかしさも。
そう、「雑談」がしづらいのですが、これって仕事をする上でまず仲間としての信頼関係を築くために大事だったなあって。

また、コミュニケーションと一口にいっても様々でそれぞれに課題感があるため、それぞれに適切なアプローチができる方法を模索しています。

・人との会話から新しいアイデアを思いつくような、創造性を生むコミュニケーション
・新しいメンバー含め教育をする上でのコミュニケーション
・会社のカルチャーを維持するコミュニケーション

そこでコミュニケーションの課題を解決するためトライした4つの施策をご紹介します。

▼コミュニケーション活性化のための4つの施策

施策①:毎朝、前日のハイライトをslackで広報
お互いの状況を知り仲間が頑張っているのを感じてもらうため、前日にあった良いことをピックアップしハイライトとして私が毎朝広報しました。

「●●㈱を受注しました!」
「アップセルいただきました!」
「新機能リリースしました!」
という明るい話題を目にするのは、毎日コロナで暗いニュースばかりのなか精神的にも良かったかもしれません。

そしてハイライトの最後には無茶ぶり質問が誰かに飛ぶのが恒例です。笑
でもそのやりとりでお互いを近く感じられるといいなーなんて。(スペースリーの皆さんこれからも無茶ぶりしますがよろしくです)

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施策②:よもやまHangoutを週1回実施
何それ?と思われるでしょうが、スペースリー独自の会です。
「雑談」の時間を無理にでも作ってしまおう!ということで、業務時間中の毎週火曜13時から約20分間、4人くらいでオンラインで集まり雑談する会を作りました。
話す内容は何でもOKですが、一応毎週トークテーマが用意されるので万が一「シーン」となっても大丈夫。気まずいの嫌ですからね。

グループは毎週神の手の采配で決まり抗うことはできませんが、神様は部署をバラけさせていろんな人と話すきっかけを作ってくれています。ありがたや!

終わったら、チームで盛り上がったトークをslackのチャンネルに共有してもらうことで、別チームだった人の情報も入ってきます。
この共有内容がメンバーの個性が出ててほんと面白いんです。いつもにやにやしながら読んでます。笑
こういった雑談含めたコミュニケーションや繋がりが、カルチャーの維持には必要なのではと考えています。

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↑最近観た映画とリモートワーク時の服装がテーマの会

実施前は「うまく機能するのか」「そこまでして話したくない人もいるのでは」「そもそも必要あるのか」など色んな意見が出たことも事実ですが、それぞれのチームでの話題から人それぞれの個性がわかり少しずつ盛り上がってきているかなと感じています。

施策③:discordを導入
元々はゲーマーの間で使われていたボイスチャットツールを社内で活用している会社があるとの噂を聞き、まずはエンジニア/デザイナーから導入しました。

気軽に話して相談できるのが良い◎ということでエンジニア/デザイナーでは定着しています。ちょっとした会話を気軽に話せることでアイデアも生まれ創造性もキープできているかなと。今後教育する上でも新人さんが質問しやすいようなコミュニケーションをとるために役立つと考えています。

そしてこれからビジネスサイドでも導入していくので、これはまた別の機会にお伝えします!

施策④:slackでは文中の絵文字やスタンプをガンガン使う
基本がテキストベースでのコミュニケーションになるため、ニュアンスをうまく伝えて角が立たないようにする意味で絵文字とスタンプを大大大推奨しました!
仕事のやりとりで絵文字を使うなんて気が引けるという人もいましたが、弛ませるわけではなくミスコミュニケーションを減らしやり取りをスムーズにするために必要だと考えています。

▼まとめ

さて、社内コミュニケーションにおける取り組みを書いてみましたが、スペースリーもまだまだ手探りでの実験段階です。次回報告するときにはこれらの取り組みが大幅に変更されていたり、もしかしたらなくなったりしているかもしれません。笑
そんな試行錯誤ですが着実に前に進んでいく会社なんだと感じていただけたら!

最後までお読みいただきありがとうございました!
スペースリー公式noteも覗きに来てくださいね!

~スペースリーに興味を持った人は採用ページもご覧ください~

※この記事は2020年6月に作成されたものをリメイクしnoteに転載しています

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