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カードを狩る死神というカードが好き

皆さんは「カードを狩る死神」をご存知ですか。
これは、遊戯王で登場するモンスターカードで、こんな見た目をしています。

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私はこのカードが好きです。なので、その好きな理由を文章にしようと思いました。

遊戯王とは?

遊戯王とはトレーディングカードゲームの1種で、プレイヤーが40枚程度のカードを組み合わせた"デッキ"を用いて対戦するゲーム。この時に、モンスターを出して相手を攻撃したりするのですが、その数あるモンスターのうちの1つがカードを狩る死神になります。
モンスターは、このカード以外にも、ドラゴンや魔法使い、悪魔などがおり、そのカードをどのように組み合わせて戦うかがプレイヤーの腕の見せ所でもあり、遊戯王というカードゲームの奥深さといえます。

実際のプレイはこんな感じ。

世界観

この遊戯王に登場するモンスターには、背景となるバックストーリーを持つモンスターが何体かいます。

有名なのは切り込み隊長というモンスターです。

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この切り込み隊長は他のカードにも度々顔を出しており、例えば、「増援」というカードでは、切り込み隊長が援軍を引き連れている様子が描かれていますし、「戦士の生還」ではボロボロになった切り込み隊長の姿が描かれています。

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また、「我が身を盾に」というカードには切り込み隊長の他に別のトカゲのようなモンスターも写っています。

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これは、「ガガギゴ」というモンスターで、切り込み隊長が、そのガガギゴを敵の攻撃から身を挺して守っている場面になります。

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また、「ツーマンセル」というカードでは「火炎木人18」相手に2人が共闘している場面が見られます。なので、ガガギゴを庇ったのは、この時ではないかと思われます。

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このようにあるカードと別のカードがクロスオーバーするアベンジャーズ感がファンの想像力を掻き立てます。もし、切り込み隊長やガガギゴのストーリーに興味があれば、以下のリンクからどうぞ。

カードを狩る?

そこで本題なのですが、こういった世界観があることを知ると、「カードを狩る」という表現に違和感を感じないでしょうか。

遊戯王のモンスターたちには、モンスターの世界があります。そして、それがカードになっているのはプレイヤーの視点になります。切り込み隊長をはじめとしたモンスターたちは自分がカードになっているとは思いません。
と考えると「カードを狩る」という二つ名は、自分達がカードであるということを理解している、かなりメタな視点ということにならないでしょうか。普通に考えれば「モンスターを狩る死神」となるはずですから。

また、「カードを狩る」という文言が、死神が自称したものなのか、他人が勝手につけた通り名のようなものなのかも気になるところです。前者ならば、この世界がカードによってできた虚構であることに唯一気づいている死神ということになり、後者ならば、この世界の住人がカードの虚構に気づいているシュールな世界ということにもなります。どちらにせよ、面白いなあと感じました。

まとめ

まあ、だからなんだという話なのですが、こんな風に初期の遊戯王は設定が定まっていない緩さがあって面白いので、そんな楽しみ方もあるよということで紹介しました。

楽しんでいただけていたら幸いです。
ではまた。バイバーイ。

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(ジメジメした所で力を発揮!)


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