ほしい暮らしは自分でつくる!その①~「公務員」を楽しみたい

私は都内の区役所で事務職をしています。いわゆる「地方公務員」です。
公務員という仕事は、窮屈で地味でつまらない仕事だと一般的には思われがちで、
職員自身もそう思いながら働いている人は多いのではないでしょうか。

社会人にとって仕事は、生活や人生の中で多くの時間を占めます。
その仕事が楽しくなく、家と職場の往復で一日が終わる、、、
なんていう生活は、私にとって「生き地獄」であり、
人生を棒に振っているような、とてももったいないと感じる状態です。

そんな状態は回避したく、入庁して3~4年間は、何とか日々の仕事を楽しくできないか、と業務改善など、小さな工夫を意識しながら働いていました。
しかし、日々の小さな業務では、「区民の役に立っている」という自己有用感を感じる機会も多くはなく(とらえ方次第ですが)、決して区民目線とは思えないような上層部の政策判断を目の当たりにし、絶望することも。

ロールモデルになるような先輩もおらず、「自分がどんな働き方をしたいのか」「自分はどんな自治体職員になりたいのか」というイメージを持つことができず、悶々と過ごす毎日でした。
民間企業への転職を考えたこともありましたが、ビビりな性格と、元々公務員という仕事の魅力を感じていたこともあり、転職は断念しました。

自分自身の成長を感じ、公務員という仕事を楽しみながら働く方法はないか…

そう考えあぐねていたある日、悩む私の姿を見た職場の先輩から
「公務員のコミュニティはどう?」と提案を受けます。
なるほど、とインターネットで情報を探し始め、たどり着いたのが
NPO法人自治経営の主催する「公務員力養成講座Season1」という公務員向けセミナーでした。

全6回の講義を終えた感想は、「私にもできるかも」でした。笑
巷では「スーパー公務員」という言葉も存在しますが、耳にしたのは華やかな成功体験ではありませんでした。
やる気のなかった時期、熱い思いをへし折られた挫折経験などを、目の前のチャンスを自分の手でつかみながら、小さなステップを重ねて乗り越えてきたという、泥臭さすら感じる粘り強さでした。
職種も職層も異なる全6回の講義でしたが、すべての回で学びがあり、明日から少しずつ生かせそう、と親近感を強く感じたことを覚えています。

ここまでお読みいただいてお分かりのとおり、私の文章長いんですよね。笑
真面目な性格も手伝って、Facebookの限定グループで毎回のように長文コメントを投稿していたところ、Season1終了後に第6回目の講師から地元・草加市にお呼ばれ。

「来年Season2をやるんだけど、司会進行役をやってください!」
「返事は『はい』か『Yes』か『喜んで』、ね!」

やる気を買われたのか、半ば強制的に(笑)講座の企画運営側へ回ることになったのでした。


司会進行役に任命されたとき。右のお姉さんは講師に任命されてました。笑

これが2021年の11月のできごと。
翌年2022年は、私にとってすべてのはじまりの年、自分の望む生き方・暮らしを求めて奔走する、飛躍の一年になったのでした…!

つづく★


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