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連載小説 <サマスペ! 九州縦断徒歩合宿>

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太宰府から鹿児島まで。総歩行距離は400キロ! 一日の食費は300円、自炊、宿は無料で泊まれる寺や公民館。なければ野宿。 とんでもない合宿に放り込まれた悠介に降りかかる衝撃と事件…
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2023年5月の記事一覧

サマスペ! 九州縦断徒歩合宿(10) 

四日目★★★★             「なんだ、あれ」  国道212号を歩いていた悠介…

サマスペ! 九州縦断徒歩合宿(11) 

 先に着いていた高見沢が駐車場でストレッチをしている。走り込んだ由里とアッコは、そのまま…

サマスペ! 九州縦断徒歩合宿(12)

五日目★★★★★  悠介は久し振りにガードレールのある道路を歩いている。阿蘇から熊本市に…

サマスペ! 九州縦断徒歩合宿(13)

六日目★★★★★★      ビックリおにぎりで腹をふくらませた悠介は、木陰の芝生に寝転…

サマスペ! 九州縦断徒歩合宿(14)

 悠介たちは砂浜に座って海を眺めていた。まだ『シーサイドホテルは海の家だったのです、なん…

サマスペ! 九州縦断徒歩合宿(15)

七日目★★★★★★★   「いやー、宿が決まってよかったあ」  アッコが畳に寝転がった。…

サマスペ! 九州縦断徒歩合宿(16)

「悠介、何をやってるんだ」  悠介は斉藤の怒鳴り声に迎えられた。アッコと市役所からダッシュで戻った人吉駅には、旗持ちの二村と伴走の斉藤が到着していた。  二村はベンチに座り込んでいる。くたくたに疲れているのだろう。 「宿が決まってないんだって? あのな、宿は一年が必死こいて見つけるもんだぞ。俺が一年の時なんかなあ――」  アッコが悠介の前に出た。 「ごめん、斉藤。あたしのせいなんだ」  斉藤が「へっ」と間抜けな顔をする。 「でも悠介が頑張って、なんとかキャンプ場に泊まれる

サマスペ! 九州縦断徒歩合宿(17)

八日目★★★★★★★★   頑張れ、頑張れ。 悠介は頭の中で繰り返しながら宮崎の地を歩い…

サマスペ! 九州縦断徒歩合宿(18)

 うっすらと白いものが見えた。視界が広がっていく。  白い天井。悠介は横たわっていた。眠…