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この仕事が好きだ。

ああ、もう本当に好きだ。

ともに走り、
ともに笑い、
ともに苦しみ、
ともに緊張し、
ともに感動を分かち合う。



1年4ヶ月働いて、いや社会人4年目になってようやくわかった気がする。

仕事ってこんなに楽しくて、夢中になれて。
本当に素晴らしいものなんだって。

そう気づかせてくれたのは、
紛れもなく今を本気で生きる学生さん。


自分に自信がなくても、
コンプレックスを抱えていても、


歯食いしばって自分と向き合って、
自分の道を切り開こうと必死に頑張る。

そんな本気なみんなと同じ時を刻めて、
同じ目標に向かって頑張れること。

本当に私は幸せものだ。





これは4月某日の話。


第1志望最終面接。

6つくらいの選考ステップをクリアし、
4ヶ月間くらい受けていた企業の最終選考に向かう、彼の姿があった。

彼は二人三脚で頑張ってきた学生さんで、
共に笑い、共に歯を食いしばり、共に悩み、
酸いも甘いもともに乗り越えてきた仲であった。

そんな彼をついに、送り出した。







最終面接を終え、夜8時。


スマートフォンの通知でバイブがなる。

人事さんから連絡。

そこで言われてことはこうだ。

結果は本人に伝えました。本人から私に結果を伝えたいとのことだったので、僕からは控えますね。必ず今日中に伝えることを約束したので、報告があると思います。じっくり聞いてあげてください。

普段の会話が「!!!」「?」を多用している関係だけあって、
この文章を見た瞬間、身体中に緊張が走る。

いてもたってもいられない時間がスタートだ。


携帯の通知にいちいちビビる。







すると、エレベーターから誰かが上がってきた音が。


そう、面接を終えた彼だった。



「面接終わりました。」



思わずかけより、

「どうだった?」と聞く。











「内定でした!」






この瞬間、心の奥底から何かがこみ上げた。


なんだろうか。
言葉で表すのが陳腐だと思うほどのこの感情。





ああ、私はこの仕事が好きだ。

大好きだ。


(※4月に書いて、途中だった記事をUPしました)

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