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ぼくイエを読んで、無知を知る。
貧富の差、人種差別、ジェンダー、いじめなど世の中にある重いテーマを題材にしている本作。
しかし、母と息子のユーモアのある会話を軸にストーリーが繰り広げられていくので、結構すらすらとリズム良く読めた。
日本に住んでいると、こういった問題に直面する機会が少なく、知らない事実が多くあり、無知である自分は恥ずかしいなと思った。無知は、気づかず人を傷つけてしまうことがある。
価値観は、各家庭でそのほとんどが形成されると思っている。
僕は、人間は人をいじめるのが好きなんじゃないと思う。罰するのが好きなんだ。
この、”ぼく”が言った言葉が割と真理なのでは。自分の価値観にそぐわないものは、受け入れられない。
ただ、受け入れられないのは仕方がないが、自分が正しいと信じて疑わず、罰する・攻撃するのは明らかに間違っているとわたしは思う。
正義ハラスメントにはあらがっていきたいね。
それにしても、こんなにも達観している”ぼく”、すごいなぁ。
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