a quiet moment

つれづれなるままに、文章を書きます。

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最近の記事

青春の1ページ

平日夕方のマック、そこに私はいる。 私の住む街の、最寄り駅にある店舗だ。 外出先から帰ってきたところである。 ここから自宅までは徒歩15分ほどなので、 そのまま自宅に帰って仕事をすればよいのだが、 今日は何となく無性にマックで仕事をしたくなった。 お店の扉を開け、私はポテトとドリンクを注文した。 定時まではここで仕事をし、 そのあとは少し本でも読もうか。 相変わらず仕事は山積しているが、もう今日はやる気が出ない。 そう、今日は足掛け3カ月にわたる案件の終わりが遂に見え

    • 拝啓 チャットモンチー様

      昨今はこぞって、 エモいエモいと皆が言うのだ。 デジタルに溢れた世の中で、利便性に溢れた現代で、スマホ一つでなんでもできてしまう中で、 我々はリアルな感情を、 エモさを求めてる、と言ってもよいのだろうか。 エモいとは何か、 誰しも説明ができるようで、実際の所はよく分からないものでもある。 だがしかし、私は気づいてしまった。 元祖エモい音は このチャットモンチーが鳴らしていたのかもしれないと。 いや、エモいなんていう 陳腐な言葉で彼女達の素晴らしさを 言い表したくない

      • 私を構成する42枚 #4

        42枚の紹介を続けますが、 改めて考えますと、構成するというより、 「リスナー生活において特に衝撃を受けたアルバム」という意味が近いかもしれません。 そして今回紹介するアルバムは、若かりし頃の僕に、かなりのインパクトと衝撃を与えたアルバムです。 紹介不要の大名盤とも言える一枚にして、 音楽好きならば、聞いたことがなくても、 このアーティスト又はこのアルバムの存在程度は知っている人が多いでしょう。 という事で今回は SLY & THE FAMILY STONE の5作目

        • 私を構成する42枚 #3

          ロックの紹介はまだまだ続くのですが、 一旦中断して、 ここらでエレクトロを紹介しましょうか。 レイ・ハラカミ氏は まさに日本が世界に誇るべきアーティストの一人でしょう。 少し前に、このアルバムのレコード化があった。 なぜ買わなかったのか、今でも後悔している。 彼の曲は、一聴してすぐに分かるものだ。 それは即ち、 彼の音のその揺らぎは、 一聴して、その数秒、数音からでも、 すぐに分かるという事を意味する。 電子機材を通して作られた エレクトロミュージックであるが、 強烈

        青春の1ページ

          私を構成する42枚 #2

          続いては THE CLASHのLondon calling。 「もしパンクから一枚選べと言われれば私はこれを選ぶでしょうか。」 好きか嫌いかはともかく、パンク好きでこのアルバムを通して聞いてないなんて人いたら教えてください、僕が勝手に取り締まりますよ。笑 とにかく好きなんで、このジャケットのTシャツも持ってます。年に一回も着ないのですが、捨てられません。 さて、 私がこのアルバムをあげる理由は、 THE CLASHが狭義なパンクバンドにとどまらない、その良い意味での彼らの

          私を構成する42枚 #2

          続 邦楽の新しき希望 〜折坂悠太〜

          折坂悠太氏には、日本一素晴らしく、かつマニアックとも言える、野外フェス 「frue 2022」 にて初めて生で聴くことができた。 はっきり言って衝撃だった。 その音楽が奏でる世界観はなんだか僕の心をひどくえぐった。勿論それはいい意味で、だ。 とくにSam Gendelをfeat.したこの炎を聞いた時には.筆舌に尽くせぬ感動を覚えたものである。 なぜか、ふと遠い昔の子供の頃のことを思い出した。 私の生まれ育った実家の近くには大きな川があった。そして堤防があり、 子供

          続 邦楽の新しき希望 〜折坂悠太〜

          私を構成する42枚 #1

          せっかく作ってみたので、紹介してみます。 http://neverendingchartrendering.org 一投稿で名盤一枚ずつ、 気の向くままに紹介してみます。 尚、今の気分で選んだ迄であり、 あくまでも2023.5月の気分です。 ※違う日に選んだとしたら、  内容はまた若干変わります 一枚目はロックの超名盤。 リーズ大学での熱狂を収めた、ザフーの70年のライブアルバム。このアルバムとの出逢いは当時19歳くらいで大学受験のために浪人している中でした。このt

          私を構成する42枚 #1

          邦楽の新しき希望、折坂悠太

          はっきり言ってしまえば、僕はあまり邦楽を聞かない。 というか、そもそも興味がない、とも言うべきか。 音楽が大好きである。死ぬほど愛している。 音楽は僕の人生を何度も救ってきた。 つらいとき、苦しいとき、楽しいとき、幸せなとき。私以外の誰にだってそうであろう。 人類が群れで暮らすようになってから、ずっと音楽はそこにあり続けているのだと私は思っている。 私は無数の音楽を聴くが、サブスクはいまだやっておらず、レコードやCDを所有する事に喜びを感じる、 古いタイプの人間である。(な

          邦楽の新しき希望、折坂悠太