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青木真也の技解説。2008年9月DREAM6 トッドムーア戦のバックチョーク

DREAM 6 青木真也対トッドムーア

バックチョークはMMAはもちろん、格闘技の基本的な技術です。

柔道では裸絞としてあるし、柔術やグラップリングでも襟を使うかの違いはあれど主要な技だし、軍隊術などを見ても必ず存在する技です。どの格闘技にも存在するくらいに効果的な技だし、人間が考えることは同じです。

後ろから攻めるのでリスクがない

バックチョークは後ろから攻めるので相手の攻撃がほぼありません。
スタンドでもグランドでもバックを取った側が一方的に攻めることができて、取られている側はバックポジションを解除しない限りは攻撃を受け続けることになります。

ガードからの三角絞めや腕十字は殴られたり、抑え込まれたりと相手との攻防があるのですが、バックを取ってのチョークは一方的に攻め続けることができて、逆転されるリスクが極めて少ないのです。

バックをとるにはパスガードやテイクダウンが必要なので、バックに至るまでのハードルは高いですが、バックを取ってチョークの形を持つことは勝利の方程式をもつことなので重要です。

参考にしたのは和術慧舟会の選手。

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