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2024年4月の記事一覧
負けはしたけど、中島太一さんのキャリアにおけるベストバウトだった
敗戦直後、リングを降りて医務室に向かう中島太一さんが「悔しい」とつぶいやいたところで、僕は彼の腕を抱えながら「現実を突きつけられたな」と返しました。
もっとみる大会当日に思うこと ケガのないように
本日はRIZIN有明大会に出場する中島太一さんのセコンドに伺うのですが、格闘技選手が試合に向かう日について、セコンドの立場から感じる気持ちを書き記していきます。
もっとみるプロだったら成立させてこそ 欠場で途中で投げ出したらいけない
ABEMAの映像で世に出た「ヨカタじゃねえんだよ」。これは試合を高熱で欠場した平田樹さんに対して、「仕事だったら穴を空けてはいけない」との意味で発した言葉で、プロならば素人(ヨカタ)のように欠場してはいけないとの意味合いですが、格闘技界の最近の常識的にはケガや体調不良での欠場は致し方ないとする傾向なので、旧態依然とした考えを変えない老害と思われています。僕はこの考えは大事なことで正しいと考えている
もっとみる若いうちにしかできないことをやったほうがいいの裏側
若いうちにしかできないことがあるから、若い頃しかできない好きなことを存分にやったほうがいいとはよく聞く言説です。結構、無責任な発言だとは思うのですが、例に漏れず、僕もよく使っています。
もっとみる格闘技こそ「愚行権の行使」
試合が近々に決まっているわけでもないのに朝にトレーニングしてから練習をする自分を何でやっているのかと思いつつ、好きでやっている以外の理由が見つからずに木曜日の昼過ぎにパソコン広げて記事を書いています。昼の練習では10代から40代までの選手が集まって必死に練習していて、その姿は外から冷静に見れば、もっと効率的に生きていく方法があるのに奇特な生き方をする人達に見えるのだと思います。僅かなファイトマネー
もっとみる最期の迎え方 仕舞う難しさ
撮影に協力してくれたドーベルマン「うの」が亡くなりました。ことあるごとに撮影協力してくれて親交があっただけに思うところがあるというか、犬の話が自分ごとのように思えて旅先の博多のサウナで考え込んでしまいました。人は生き物だから必ず死ぬわけですが、生き死にを飼い犬が教えてくれるのは辛く悲しいことではあるけど、犬を飼う意味の一つだと思いました。犬を飼う学びがここまであるとは正直思わなかったです。幼少期に
もっとみる計量超過も乱闘も「やったもの勝ち」の社会は現実だけど、それでいいのか問題
米国ボクシングではライアンガルシアさんがビールを飲むパフォーマンスをした上で計量超過で試合に勝利、日本ボクシング(世界戦)では堤駿斗さんが計量超過で試合に勝利、格は一気に下がって性質も違いますが、昭和回帰で雑な演出が否めない「NARIAGARI」の会見でヨカタが暴れて、スポンサーを怒らせたヨカタが結果試合後にスポンサー獲得(茶番感に関しては各自調査で)と「やったもの勝ち」な傾向が続いていて、首を傾
もっとみる地方遠征で脱力する時間が大切
日曜日の大阪「NARIAGARI」に合わせて、大阪博多と遠征しているのですが、酸素カプセルに入ったあとのような頭が冴えてくる感覚があります。旅に出て環境を変えることで出てくる発想やリフレッシュは大事だと身を以て感じています。効率や生産性や合理性のみを考えると弾丸日帰りですが、余白をとるように旅をプラスするスタイルは大事なことだと僕は思います。生産性や合理化って突き詰めていくと面白くない作業になって
もっとみる「NARIAGARI」のボヤ騒ぎ 問題「problem」を起こしていいのは腕のある人だけ
月曜日の朝に出る記事ですが、日曜日の朝に大阪まで「NARIAGARI」解説で向かっている車中の執筆です。大会後は遊郭に繰り出そうとする竹浦正起さんを羽交締めにして止めるの手一杯で手が空かないので、大会前に予め記事を仕込んでおくことをお許しください。格闘代理戦争を皇治推薦選手で出場させられそうになって、羽交締めにして止めたのと同じように竹浦正起さんを救いたい一心です。格闘代理戦争会見で芦澤さんの「柔
もっとみる外国人のいない日本の街でゆっくり過ごしたい
東京を脱出して、大阪に「NARIAGARI」解説で向かう日の朝に書くのもどうかと思うのですが、外国人のいない日本でゆっくりと過ごしたいと強く思うようになりました。あれある?これある?で通じる世界線で過ごしたいです。
2024年3月の訪日外国人が、単月としては史上初めて300万人を超えて、308万1600人だったとのことで、コロナ禍を上回る訪日外国人の数です。インバウンドで観光産業は潤うのだろうし
格闘代理戦争 準決勝 TEAM青木 中谷優我敗退 圧倒的現実を突きつけられる
格闘代理戦争 準決勝 TEAM青木 中谷優我の応援ありがとうございました。皆様の応援に応えられず準決勝敗退となりましたが、試合までのやれることはすべてやった上での結果で敗戦を受け容れています。ただ相手に負ける以前に自分に負けた事実を突きつけられて、僕は自分の無力さに落胆しています。
僕はこの敗戦にただただ堪えています。ずっしりときています。
敗戦という結果に堪えているわけではなく、「人は変われな
SNSで誰もが批評できる世の中で肝に銘じておくこと 素人がSNSをやる意味はない
SNSの出現で誰もが発信(批評)ができる時代になりました。SNSで発信するメリットデメリットを考えたとき、表に出る商売や商売の目的がないのであれば、やる意味がないと僕は思っています。要らん揉め事が増えてストレスを溜めるだけなので、素人(ヨカタ)がSNSをやる意味はないのですが、人は自己承認欲求や自己顕示欲を抑えきれずにSNSに手を出して、ドツボにハマってとっぴんしゃんであります。自己承認欲求や自己
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