高校3年生編③


季節は夏になった。
私は母とも話し合って大学受験は諦めて、高校卒業だけを目指すことにした。

正直この時期のことはあまり覚えてなくて詳細にはかけない。
思い出そうとしても思い出せない。
特に何もなくて思い出せなかったのか、辛すぎる記憶に蓋をしたのか、、、

夏休みに入り、高校生活最後の文化祭準備が始まった。私たちのクラスはお化け屋敷をやることになり、みんなで楽しく準備していたと思う。

夏休みが明け学校が始まった。
学校が始まって、私は卒業に向けて頑張ろうと思っていた。
しかしおかしい。
授業を受けてなくても学校にいるだけで辛い。
椅子に座っていることすらできない。
何もできない。
本当に限界だった。
他のクラスの全てを打ち明けている頼りにしている子に相談をした。
その子は
「学校を卒業することだけが全てじゃないよ」
と言っていた。

家に帰り母と話していると
「学校やめよっか」
と言われた。
私ももう限界だった。

9月の文化祭、体育祭を最後に、学校を辞める決断をした。

高校3年生編④へ続く。

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