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LENS恋図 -クリエイターを志すあなたへ-

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クリエイターを志すあなたへ 少年時代をブラジルで過ごし世界中を撮り歩くプロフェッショナルフォトグラファーが、旅の事、音楽やコーヒーの事、どうやってフォトグラファーになったのかなど… もっと読む
運営しているクリエイター

#カメラのたのしみ方

気がつけばオリジナル

自分の部屋に吊るしてあるYシャツを下から撮影したシリーズ。 愛機ライカM10Pとズミクロン50mm…

南雲暁彦
1年前
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カールツァイスとの出会い

僕には非常に仲良くしている幼馴染の兄弟がいて、8つ上と5つ上なのでだいぶ歳上なのだが、…

南雲暁彦
4年前
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シャモニーでの話

僕は仕事で海外の風景を撮影する事が多く、ここ16年で約50ヶ国300都市ほど周ったとおもう。(2…

南雲暁彦
4年前
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Fifty's gate 1/2

fifty's gate 1/2 写真家対談:南雲暁彦 × 赤城耕一(前編)「下積み時代にも時代の波を感じ…

南雲暁彦
4年前
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写欲と生存本能(前編)

僕は視覚欲が強く、その「見たい」という気持ちから「撮りたい」という行動が生まれている…

南雲暁彦
4年前
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僕の左眼は涙をながす。

幼い頃、僕には何かに感動するという感性が殆ど無かったように思う。 今まさに訪れているであ…

南雲暁彦
4年前
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写欲と生存本能(後編)

オーロラの撮影に話を戻そう。 これはグリーンランドまで来て延々と悪天候で、一枚もオーロラが撮れないまま1週間が過ぎようとしていた時のことである。 場所も色々変えてみたがどこへ行っても天候が良くない。世界一晴天率の高い場所だと言ったのはだれだよ!!(当時のグリーンランド航空の代理店の社長だ^_^) イルリサットでは氷の浮かぶ海に船で乗り出し巨大な氷山や鯨など撮影したが晴れ間は一瞬も訪れ無かった。 夜を待つ間イヌイットの家を訪ねてアザラシをご馳走になってみたり、(猛烈に血

世界一普通の人間

ある写真家の先輩に自分のポートフォリオを見せた時に 「これだけ個性を殺して仕事に徹した撮…

南雲暁彦
4年前
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ライカの魔法

 フォトグラファーという仕事柄、色々なカメラを使う。それもちょい撮りしてインプレするとか…

南雲暁彦
3年前
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モノクロ写真について。

先日。大学で写真の講義を行ったあと1人の学生が僕の所に質問に来た。 「先生のWebサイト見ま…

南雲暁彦
3年前
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幻の一眼レフ

1979年の、何月だったか、 ブラジルへの赴任が決まった父は、家を決めたり色々な生活基盤を整…

南雲暁彦
3年前
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染み付いた性

 年に何回か、あるいは数年に何回か、気が滅入ってしまい自分の殻に閉じこもる事がある。 き…

南雲暁彦
3年前
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バイオリニストとフォトグラファー

 なんであの時代(1970年代)に、あんな片田舎でバイオリンを習う事ができたのか、いま考えれ…

南雲暁彦
3年前
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無人島レンズ一本

「無人島一枚」「無人島一冊」「本当に無人島」と、無人島3部作を書いておきながら今になって、コレ書かなくてどうすんだよっ!て気が付いた。 無人島にお酒の瓶を一本持って行くなら何を持って行くか、では決して無い。 無人島に一本しかレンズを持っていけないならどのレンズを付けて行くか、である。 レンズの選択というのは使い手の姿勢がでるものだ。 フォトグラファーにとってそれは言葉使いを選ぶみたいなもので、 敬語なのか、タメ口なのか、びびってるのか、上からなのか、遊びなのか。勝負な