stand.fmは「オンライン電話」として個人SNSビジネスに超使えそうって話
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今日はstand.fmのおもしろい使い方とその未来について考えてみました。副業で「音声コンテンツ」に注目している人も多いかなと思ったので、stand.fmを使ってこれから副業するなら私ならこうする、という仮説を立てて思考しています。
(補足:私は2020年9月20日から週1でライブ配信をしています。配信者としてもリスナーとしてもスタエフを利用してるので実体験記事です)
考察するキッカケは「スタエフで対面講義できるじゃん」の発想
私の講師業の1つに、1対1のライティング講座があります。基本Zoomでしかやっていませんでした。
ただ、受講者Aさんはご家族に副業を内緒にしているようで、Zoomができない環境にあるとのこと。そこで、私から提案したのは2つ。
①スタエフのURL限定ライブ配信をつかう
(※URL限定とは、URLを知っている人だけが聞けるライブ配信)
②YouTubeの限定公開での動画配信
YouTubeの限定公開動画はまぁ誰でも思いつきます。でも、なんで「スタエフ」という選択肢が出てきたのか、自分でも不思議だったんです。
そのときに初めて、私が感覚的にとらえていたスタエフの使い方や役割について思考しました。
もともと私のライブ配信のリスナーである受講者Aさん。スタエフが聴ける環境なら、スタエフで講義できるじゃんと単純に思ったんだけど、それってなんでだろう?
私は声を出すけど、相手はコメントを入れたらいい。その場で声と文字でチャットのようにやりとりできるから、YouTube動画のように一方的な講義にならなくて済むと考えたけど、それってどういうことなんだろう?
この「なんでだろう?」を言語化したのが、今回のnote内容です。じゃあ、説明していきますね。
そもそもstand.fmは純粋な音声コンテンツじゃない
新興音声コンテンツで有名なのは「voicy」だと思います。キンコンの西野さんとか著名人の配信が多いおかげもあって利用者が多いイメージです。だいたい月間5~10万人くらい使っているそうです。
で、スタエフがvoicyと真っ向勝負するかと言ったら私はしないだろうなと考えています。
そもそも音声コンテンツ市場がこれから伸びていくだろうと言っている実業家さんやインフルエンサーさんたちの戦略には、「残るは耳だよね」という1つの答えが出ています。
最近では、Amazonが聞き流しの読書「オーディオブック」を始め、利用者が増えていますよね。子どものおむつを替えたり、料理しながら耳で読書ができるサービスとして主婦層に人気です。
つまり、「睡眠や食事、仕事、家事といった生活を維持するのに必要な時間を除いた残りの時間(=可処分時間)はこれ以上増えないから、手や目が塞がっていても出来ることって?」と考えたときに、残るは「耳」だというわけです。
スタエフは声の出せるグループチャット
じゃあ、話を戻すんですが、スタエフが「耳市場(純粋な音声コンテンツ市場)」で勝負しない理由に、ライブ配信機能があると思っています。
stand.fmにあってvoicyにないものってライブ配信機能なんですよね。
ライブ配信って、リスナーのコメントをキッカケに配信者がトークしていく形なんです。声の出せるグループチャットに近いイメージかな。
昔からあるFMラジオは、リスナーは番組にメールは送れるけど、読まれるか(採用されるか)は分からないじゃないですか。でもスタエフのライブ配信では必ずコメントが採用されるので、話題の中心になれるから面白い!と、リスナーがハマっていくんですね。
ただ、その面白みを維持するには、リスナーの「耳」だけではなく、「手」や「目」を使ってもらうのが前提になります。
だから、「耳」だけを使うvoicyなんかの純粋な音声コンテンツ市場では真っ向勝負しないと思うんです。
そういう仮説から、スタエフは不特定多数が気軽に参加できる「オンライン交流グループチャット」に近い役割として流行っていく気が私はしています。
ライブ配信のコラボは「公開電話」みたい
ライブ配信って声の出せるグループチャットに近いといったんですけど、リスナーはコメントだけじゃなくて、「声」でも参加できるんですね。配信を立ち上げた人以外が音声で番組に参加することを「コラボ」と呼びます。
私もライブ配信を聞いていて、「配信者と直接しゃべりたいわ~!」と思ったら、「いま、コラボいい?」とコメント入れて、即、声で参加します。
これって「暇だから今ちょっと電話いい?」の感覚に近いものがあるなと。他のリスナーはいるけど、コラボ相手と電話で雑談しているような感覚で楽しいんです。つまり、友達と「公開電話」しているイメージなんです。
子どもたちって、オンラインゲームしながらグループ電話を繋いでるじゃないですか。あれと一緒で、「オフラインの1対1で電話しよう!」と誘うのも誘われるのも気恥ずかしいけど、複数人で、しかもゲームしながらの電話なら気が楽だったりします。
30代、40代になると、オフライン(リア友)と電話する機会って減っていくと思うんですよね。昔のように気兼ねなく電話に誘えないのって、相手の可処分時間を奪うことへの罪悪感だったりします。
でも相手がスタエフに時間を使っている今なら「ちょっといま声で話そうよ~」と気軽に誘えたりする。その相手がリア友でもSNS上の知り合いでも、そこは大きな問題にならなくなる。
スタエフのおかげでフォロワーさんと電話することへのハードルが無意識に下がる気がしますね。
オンライン(SNS)で繋がった顔も実名も知らない相手と、気軽に声を交わすことができる。この「公開電話」スタイルが、スタエフの勝負していけるサービスかなと想像しています。
で、個人のSNSビジネスに転用するなら
SNSでビジネスをしている人たちにとって、ビジネスのフェーズっていうのがあります。仮にTwitterでビジネスするとしますね。
有名人でもないただの一般人ができる「Twitterビジネスのフェーズ」っていうのはある程度決まっていて、
①フォロワー集め
②いいねとリプでタイムライン上で親睦を深める
③「無料〇〇をプレゼント」という名目でメルマガやLINE@に登録させる
(③無料noteなどの自己商品がない人は個別DMで親睦をさらに深める)
④オフライン交流へ持ち込む(zoom・スカイプ・LINEを使用)
⑤1対1のオフライン交流で自己商品を売る
この④のハードルがものすごく高い。むしろ、④のフェーズに入れたら、商品サービスを売るのってさほど難しくないんですね。
ここで何が言いたいかというと、スカイプとかZoomとかって「インターネット通信を用いた電話」という意味の「オンライン電話」ってだけで、実はオフライン交流なんですよね。
これまでは、このオフライン交流のフェーズにもっていくまでに、すごい労力がかかりました。オフライン交流をするまでに信頼を得るって簡単じゃないので。
それがスタエフによってググっとハードルが下がると私は考えています。
スタエフは音声配信より集客手段という役割
stand.fmは音声配信コンテンツというより集客コンテンツに向いていて、ココナラなどの商品販売プラットフォームのプロフィールとかに設置しておくと効果的だと思っています。
ココナラとか見れば分かると思うんですが、結局、商品とかサービスの内容って大きな差がないんですよね。じゃあ、お客はどうやって商品やサービスを選んでいるかというと、「口コミ」とか「知り合いだから」とか「知り合いにおすすめされたから」とかなんです。
つまり、「誰から買うか」で選んでいる。
なので、あなたの人間味が事前に分かると、とっても安心してポチる確率が上がります。人間味を出せるのが音声コンテンツです。
なかでもスタエフは、オンライン(SNS)で繋がった顔も実名も知らない相手と電話するハードルを下げてくれる。つまり、お客へ個別販売(オフライン交流)するハードルを下げてくれます。
音声コンテンツは再生時間の広告料で稼ぐものだと思いがちですが、stand.fmはオンライン(SNS)でつながった人と「オンライン交流のまま電話する」という集客手段に最適だよって話です。
個人ビジネスするなら始めた方がお得かなと思います。参考までに!
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