芋出し画像

🅂3 自己管理胜力(2)

「A little dough」 第章 働いお自立する 🅂3
自己管理胜力

 前回、瀟䌚人倧人に求められる胜力ずしお、「自己管理胜力」をあげ、そのうち心身の健康に぀いお蚘茉したした。今回は番目コンプラむアンス以降に぀いお蚘茉したす。たた、(3)に぀いおは前回説明の通り、🅂4以降で蚘茉したす。

自己管理の察象ずなる䞻なもの
(1)心身の健康
(2)コンプラむアンス
(3)金銭・財産 
(4)時間・スケゞュヌル
(5)察人
(6)目暙・タスク 
(7)情報セキュリティ
(8)その他

「A little dough」 第章 働くこずず収入に぀いお 🅂2

➀(2)コンプラむアンス法什や瀟䌚芏範の遵守
 成幎であり䞔぀瀟䌚人であるこずを以っお、倧人ずしお認められるずいったこずを前項で蚘茉したした。しかし瀟䌚には生きおいくために知らなければいけないルヌルがたくさん存圚しおいたす。コンプラむアンスは、こうした法埋や瀟䌚芏範、道埳などを遵守するずいう瀟䌚人ずしお圓然求められる行動様匏であり、私たちの䟡倀芳の䞭心にしっかり据えおおく必芁がありたす。働くずいうこずは、それがどういう仕事であれ、スポヌツでいうオフェンシブな芁玠を匷く持ちたすから、䞀方でその行動が理に適ったものか、あるいは瀟䌚通念䞊の範囲を逞脱しおいないか、ずいったリスク管理が求められたす。コンプラむアンスはそうした刀断の䞭栞にあり、䜕時も私たちが意識すべきものです。
 健康管理も同じですが、コンプラむアンスも「そんなこずは圓たり前で、こずさら倧げさにするこずでもない」ずいった感芚の方が少なからずいたす。かくいう私も兞型的なそういうタむプの若者でした。しかし、意図せず䌚瀟を退職するような事態は、そういうメンタリティヌに忍び寄っおきたす。私は20歳代の時に深倜たで吉祥寺でお酒を飲んで、そのたた自転車で自宅たで垰ろうずしたこずがありたす。その結果途䞭で亀通事故にあい、倚くの方に迷惑をかけおしたいたした。幞い軜傷で枈みたしたが、もう少し泚意しおいれば防げた事故だったず思いたす。こうしたこずを経隓しお、私も「人に迷惑をかけない」ずいうこずを匷く意識するようになりたした。そしおその基本になるのが、日垞的に瀟䌚的なルヌルや道埳を尊重した謙虚な生掻態床を心がけるこずです。

 ここでいうコンプラむアンスは、こうした私的なこずから䌚瀟の業務たで広い分野に及びたす。組織における日垞業務遂行䞊のコンプラむアンスに぀いおは、瀟員研修などを通じお嫌ずいうほど叩き蟌たれたすが、ある皋床仕事を任されおくるず、業法などのグレヌゟヌンに螏み蟌たざるを埗なくなる時がありたす。グレヌゟヌンずは法埋や瀟䌚芏範の解釈䞊の立堎をどうずるかで、癜にも黒にもなるような状況のこずです。こうした時に、それが䟋え䞊叞の指瀺であっおも、自分自身でもう䞀床冷静にプロセスをたどり再考しおみる必芁がありたす。正しい情報を集め、正しい刀断を行っおも、最終的に行動できなければ、組織人ずしおの胜力が身に぀いおいるずは蚀えたせん。もし䞊䜍者ず刀断の違いがあれば、確認を取るこずが正しい行動になりたす。コンプラむアンスを確実に身に着けるためには、こうした課題を自分自身で考え、刀断し、行動するずころたで実践する必芁がありたす。もちろん、個々の案件の最終的な刀断は䞊䜍暩限者に委ねるほかありたせんが、結果はずもかく、行動した事実は残りたす。この経隓が埌々倧きな力ずなりたす。

➀「圓たり前のこずができおいない」ずいう臎呜傷
 自己管理胜力の察象ずしお、心身の健康管理ずコンプラむアンスずいう二぀の倧きな柱に぀いお蚘茉したした。「意図せず䌚瀟を蟞めるこずがないように」ずいうのも老婆心ではありたすが、意図せず望たないこずが起きるこずはやはり避けたいものです。そしおそのための䞉぀めは金銭・財産になりたすが、これに぀いおは「経枈的に自立する胜力」ずしお次節以降で詳しく芋おいきたすので、ここではそのほかの自己管理胜力の察象に぀いおも少しふれおおきたす。

 時間・スケゞュヌル、これもずおも重芁です。玄束や予定のスケゞュヌルをしっかりこなすずいった基本的なこずから、ワヌクラむフバランスを考えた充実した時間を送るための高床なノりハりたで、そもそも「人生ずは時間」そのものですから、その範囲は広く難易床も高いのです。自分のラむフ・プランもそうですが、垞に実行可胜かどうかを念頭に眮くこずが時間・スケゞュヌル管理のポむントになるず思いたす。

 察人に぀いおはかなり個人差が出るず思いたす。人付き合いが奜きな方はそれなりに経隓を積んでいるこずから心配はないず思いたすが、あたり埗意でない方もいたす。私は䜓育䌚的な瞊の瞛りに窮屈感を芚えおしたうために、先茩ずのお付き合いには苊劎したした。結果的には、だいぶ人を遞んでしたうこずになりたしたが、環境が蚱すのであれば時間をかけるこずで解決したこずも倚々あったように思いたす。

 たたネット瀟䌚になっお個人情報やセキュリティヌに぀いおも、しっかり考えおいく必芁がありたす。孊生時代に軜い気持ちでやっおいたSNSやブログなども同じ流れで続けるのはかなりリスクが高くなりたす。䞀床敎理しおおく方がよいかもしれたせん。

 こうした自己管理の察象項目を改めお眺めおみるず、䞊䜍に行くほど圓たり前なこずが倚いこずに気付きたす。仕事を進めるずいう点においおは、ずおも重芁な目暙やタスクの管理も、健康でなければ実珟できない、ルヌルを砎ればその時点で終わり、金銭的トラブルにたきこたれるず仕事どころではなくなっおしたいたす。芁は「圓たり前のこずをきちんずしおおく」こずが䜕より倧事ずいうこずになりたす。

➀自己管理ずはそのたたリスク管理
 こうしたこずは、亀友関係のように日垞的に私たちを悩たせる堎合もあれば、めったにないこずなのにそれが倧きなダメヌゞになるこずもありたす。
リスクの捉え方の基本は、発生確率ず圱響床の倧きさで次のように区分されたす。
(1)発生頻床少・圱響小
(2)発生頻床倚・圱響小
(3)発生頻床少・圱響倧
(4)発生頻床倚・圱響倧
 これらからプラむオリティをを぀けお察凊するのですが、圱響床ダメヌゞが倧きいものは、䟋えば自動車保険のように䜕らかの察凊方法を怜蚎するが必芁がありたす。たた発生頻床の高いものは、原因を特定し改善する必芁がありたす。぀たり(4)はあっおはいけないわけで、少なくずも(2)か(3)にしおおくための努力が必芁です。でないず、おちおち寝おられないずいうこずになっおしたいたす。たずは自分の性栌に起因しおいるこずがないかどうか、しっかりず足元から改善策を芋぀けお行くほかありたせん。
 自己管理ずはそのたたリスク管理ずいっおも過蚀ではありたせん。ただこうした日垞的な泚意事項を蚀葉にするず母芪の心配事を聞いおいるような気分になり、自分に限っおは倧䞈倫、ず思いがちです。しかし珟実には、こうした自己管理を軜芖した為に、圓たり前のこずができず倧きな痛手ずなるこずがありたす。䞀般的に悪い結果を匕き起こすこずは限られおいたす。アルコヌルやギャンブル、そしおこれに䌎う察人関係や金銭面でのトラブルなどです。結果的に䞍本意な遞択をせずに枈むように、自分の身の呚りのリスクに぀いおは、しっかりず意識し、考えおおく必芁がありたす。


この蚘事が気に入ったらサポヌトをしおみたせんか