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ジョブチェンジするならデザイナーがありなのかもしれない

突然ですが問題を考えてみました。

問題:日本に、UIデザイナーは何人いるでしょうか。

① 約1,000人
② 約1万人
③ 約10万人

デザイナーは希少人材

少し古いデータですが、デザイン政策ハンドブックによると、日本のデザイナー人口は20万人と言われています。その中、半分以上の割合を占めるのは「グラフィックデザイナー」で、十数万人。
アジケはIT業界に属するデザイン会社で、デザイナーはUIデザイナー、UXデザイナー、サービスデザイナーなどがいます。
これらは、デザイナーという職種の中では、マイノリティな存在です。

先ほどの問題の答えは、「②約1万人」です。
私が勝手に推定した数字なので正確ではないと思いますが、桁が違っているほどズレていることは無いと思います。
この数字を見て、どのように感じたでしょうか。多いと感じたでしょうか。

比較対象として、エンジニアを例に挙げると、エンジニアは日本に約100万人います。
これからも、デザイナーの人口は圧倒的に少ないことがわかります。

デザイナーの種類は増加している

そんな中、近年「〇〇デザイナー」とつく職種は増加しています。
IT業界に属するデザイナーの職種の今昔を比較してみます。

10年前
・ウェブデザイナー


・UIデザイナー
・UXデザイナー
・サービスデザイナー
・デザインストラテジスト
・ビジネスデザイナー
などです。

デザインの対象が、「ビジュアライズ」を専門とした「狭義のデザイン」から、体験や戦略、事業をデザインする「広義のデザイン」へと対象が広がったことによって様々な職種が生まれてきました。

それでは、何を持って「デザイナー」という職種が定義されているのでしょうか。以前の記事で、デザイナーとは「設計士」を意味し、「何を設計するか」はさまざまだと解説しました。

デザイナーの共通項は「マインドセット」と「スキルセット」で説明することができます。

マインドセット

人間中心的:まずは人を起点に考える
反復的:一方的ではなく、サイクルを回す

デザイナーは、「人間」を起点に、問題解決へと導くことが求められる職種です。また、利用者からのフィードバックを得ることで改善を繰り返す、反復的なアプローチが必要です。

その他デザイナーに必要なマインドセット

  • 共創的:知恵を出し合い、ともに創る

  • 包括的:人と仕組み全体を捉える

  • 持続的:環境や社会への影響を考える

など。

スキルセット

可視化力

何と言っても、デザイナーの持つ強みはその可視化力にあります。
もやもやと頭の中で考えているものを、一旦「絵にしてみる力」は、デザイナーの特有のスキルであるといえます。

その他デザイナーのスキルセット例

  • 想像力

  • 洞察力

  • 構造化力

  • 分析力

  • 推進力

など。

デザイナーの重要性は増している

アジケは近年、デジタルを取り入れた事業の創出や、業務再構築の相談など、いわゆる「DXしたい」という相談を多く受けます。
業界に精通した方々とご一緒できる機会に感謝すると同時に、デザインの重要性を実感しています。

なぜなら、デジタルを取り入れた業務の再設計するときに、「人間中心」に設計・再編した業務を「可視化」し、理想と現実を合わせて導いたストーリーを「反復的」に描いていくことにデザイナーの能力が発揮されるからです。

頭の中にあるイメージを絵に落とし、ディスカッションしながら精度を上げていく。

絵にする対象:プロジェクトの初期フェーズ

  • ペルソナ

  • カスタマージャーニーマップ

  • サービスブループリント

  • ユーザーストーリー

  • プロトタイプ

絵にする対象:プロジェクトの後期フェーズ

  • プロダクト

  • ウェブサイト

などです。

デザイナーになる2種類のルート

デザイナーとしてキャリアを築くとき、そのルートは大きく分けて2種類あります。

1つは、デザインの5層に沿って、表層のデザインからスキルを伸ばし、徐々に下層のスキルを身につけていくルート。

UIデザイナーのアシスタントからキャリアがスタートし、UXデザイン、サービスデザインへと伸びていくケースです。
もちろん、表層のデザイナーとして、スキルを極めていくケースも多いですが、ここでは割愛します。

もう1つは、全く別の職種からデザイナーへとジョブチェンジするルートです。
マーケター、営業、企画担当など、BTC(Business/Technology/Creative)の「Business」を担当する職種から「Creative」のスキルを身につけ、役割を担うケースがあります。

サービスデザインや、ビジネスデザインなどの領域になると、デザインのスキルやマインドセットの前に、「ビジネスの知識」や「プロジェクトマネジメントスキル」の土台がなければ対応できません。

そうすると、UIデザイナーとしてキャリアをスタートするよりも、別職種からデザイナーにジョブチェンジするルートが近道かもしれない、と思うのです。

DX市場に引っ張られてデザイン市場も伸びる

社会的な潮流として、これからもデザインの力が求められることは間違いない一方で、デザイナーの供給量は圧倒的に少ないのが現状です。

また、日本の景気悪化が想定される中、DX市場は伸長することが予測されています。

  • 人口減少によって人材の確保が難しくなるため、デジタルを取り入れた業務再編が必須である

  • 既存のITシステムが老朽化しておりリニューアルに向けた投資が拡大する(2025年の崖問題)

  • 価値を届けるための「顧客を中心とした設計」が必要


非デザイナーの方にとって、「デザイン」は敷居が高い分野かも知れません。しかし、以前と比べてデザインの門戸が広がっていることも感じられたのではないでしょうか。
デザインは、専門的な教育を受けた人だけに与えられた特殊スキルではなく、問題解決や価値提供のための手段であり、どんどん影響力が増してきていると感じています。

もしデザイナーに興味が湧き、ご自身のキャリアを考える際にアジケが候補に含まれていれば幸いです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。


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