明 石

知り合いに見つかった瞬間に潰します そのへんの会社員/恋愛の話/身の周りの話/お笑いの話

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知り合いに見つかった瞬間に潰します そのへんの会社員/恋愛の話/身の周りの話/お笑いの話

マガジン

  • ラブ

    答えの出ない永遠の命題、恋愛について。

  • シネマ

    観た映画に対する、私見を交えた感想。

  • ライフ

    日常を生きる中で抱いた、ぼんやりとした思いについて。

  • ラフ

    心のオアシス、お笑いについて。

最近の記事

急:半分大人の恋愛について

 好きな人間と最高のデートをし、交際を申し込んだ。  彼の様子から、私に好意があることは確信していたため、「付き合ってください」と言ったらすぐに承諾してくれるだろう、と高らかに構えていた。  しかし、返事は「少し考えさせて」だった。前向きに考えてはいるが、少し考えさせてほしいと。  この日の少し前、私と彼は、公園で酒を飲みながら色々なことを話した。家族のことや恋愛のこと、将来に対することなど、鈍い頭でゆっくり時間をかけながら、考えを整理して伝え合った。  いわく彼は、収入

    • 破:人生最高のデートについて

       最近出会ったサイコーな人間に想いを寄せ、約ひと月が経った先日、初めて彼と一日出かけた。目的地は千葉県のアウトレットモールだ。  この日に至るまでに、私と彼は3〜4回ほど一緒に遊んでいた。2時間程度さく飲みをする日もあれば、終電を逃すまで飲んで喋ってともにタクシーで帰宅する日もあれば、共通の友人を交えてスポーツ観戦をする日もあった。  たくさん遊んで会話を交わし、同じ時間を過ごすことで、彼に対する好意は増していた。し、話を聞いたり仕草を見ている限り、彼も私を好ましく思っている

      • 序:心変わりとサイコーな人について

         今年の2月くらいから、ずっと想いを寄せている人がいた。  彼は取引先の社員さんで、弊社にやってきた際に一目惚れをした。勤務を飛び越えて個人的に連絡先を交換したり、幾度か二人でご飯を食べに行ったりした。  顔も趣味もバチバチに好みだったが、連絡が取りづらいだとか、相手が忙しすぎてなかなか次会う予定を立てられないだとか、ちょっとした障壁があった。  この障壁を超えてでも彼と付き合いたい!と思いを燃やし、半年近くかけてじりじり距離を詰めていたが、ある日突然連絡が取れなくなった。

        • ありふれた別れ

           先ほど、きょうだいと別れた。  私には、双子のきょうだいがいる。以前こちらの記事でしたためた「きみちゃん」だ。  https://note.com/a_ka_shi___/n/n1a434943c16b  この記事を読めばわかるように、私ときみちゃんは、人生のほぼ全ての時間をともに過ごしてきた。同じタイミングでこの世に生を受け、同じように育てられ、同じ密度の愛情をもらってきた。  性格や価値観に少しだけ違いはあるものの、根幹となる部分は似通っている。そして、誰よりも私

        急:半分大人の恋愛について

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        記事

          好きってなんだろう。

           現在、交際して半年ほどになる恋人がいるが、彼に恋人としての魅力を全く感じていない。  彼とはマッチングアプリで出会った。共通の趣味があり、会話が弾むことから、会う頻度が増え、なりゆきで交際することとなった。  向こうから告白され、断る理由がないから承諾したという、しごく消極的な理由で始まった交際だった。したがって、彼の生い立ちや価値観という、人としての根幹部分は全く知らない。  しかし、彼は人間的にいい人だ。優しいし、私の要望を汲んだ提案をしてくれるし、たまに食事代などを

          好きってなんだろう。

          青春が帰ってくる

           横浜に、背番号25が帰ってくる。  私は横浜DeNAベイスターズが大好きだ。  スポーツ経験がなく、スポーツ好きな家族がいたわけでもない私が、ベイスターズを好きになったのは2016年のことだった。  当時高校生だった私は、漫画や自校の野球応援などを通じて、高校野球を好きになっていた。そんな私を見て友人が、プロ野球も面白いよと、私をハマスタに連れて行ってくれたのだ。  最初にハマスタで観た試合のことは、今でも鮮明に覚えている。  2016年の8月、対阪神戦だった。井納が先

          青春が帰ってくる

          ありえたかもしれない、チャーリーのその後。

           映画「哀れなるものたち」を観た。  超ざっくり言うと、瀕死の状態だった成人女性ベラが胎児の脳を移植され、再び生き直すという話だ。  身体は成人のまま、しかし脳や心は未熟という状態から、どう成長し直すか、とというのがテーマのひとつだった。  冒頭のベラは、脳が成熟していないゆえに、幼すぎる行動をたくさん取る。気に入らない食事は吐き出したり、不快な行動には怒りをあらわにしたりと、成人女性にはおよそ似つかわしくない行動を取っていた。  しかし、広い世界に出て、本を読んだり周りの

          ありえたかもしれない、チャーリーのその後。

          恋人ってなんなんだろう

           恋人ってなんなんだ。何をもってして「恋人」と言えるのだろうか。  私には、交際1ヶ月ほどの恋人がいる。  出会いはマッチングアプリだ。マッチングし、何度かメッセージを交わしてから会った。  第一印象は大変好ましかった。服の着こなし方や持ちもののセンスがド好み で、見た瞬間に「あ〜この人と付き合いたいな〜」と思った。  別に顔が格好いいわけではない。ただ、醸し出す雰囲気が好みだった。  顔がいいかどうかより、魅力的かどうかで人を見ている私には、かなり刺さる相手だった。  

          恋人ってなんなんだろう

          無責任に笑っていいのか

           昨今のニュースを観ていると、お笑いに対して無責任に笑っていいのかと感じることがある。  その「昨今のニュース」は、自分の中にざっくり2つある。  まず1つ目は、正月ののんびり気分に冷や水を浴びせた、能登地震と羽田飛行機事故のニュースだ。  もともと、どんなニュースを観ても対岸の火事としか思えず、災害や戦争などのニュースを自分ごととして捉えることができなかった。  東日本大震災の時は物心がついていたが、ゆかりのない遠い地で大変なことが起きているな、くらいの感覚だったし、ウク

          無責任に笑っていいのか

          映画「PERFECT DAYS」が良すぎた

          今更すぎるが、先日「PERFECT DAYS」を観に行った。 本当に、本当に良かった。 この余韻の深さを表すのに「良かった」という言葉しか持ち合わせていないのが悔しいほどに、良かった。 出てくる音楽や小説の素晴らしさも、役者陣の演技も、何もかもが素晴らしかったが、一番食らったのは人生観を根底から覆されたことだ。 私は、動的な人生こそ正義、という人生観を持っている。 自分から動くことで出会いを見つけ、それを育てることで人生の核を作っていこう、というものだ。 したがって、退

          映画「PERFECT DAYS」が良すぎた

          五感

           私は恋人のことが好きだ。とても好きだ。  好きな部分は枚挙にいとまがない。顔、声、性格、態度、その他もろもろ。我ながら気持ち悪いが、恋人の好きな部分を列挙して一夜を明かせる自信がある。  そんな数々の好きな部分の中で、私が特に好いているのは、恋人の体温と香りだ。  恋人の手はいつも私より少し温かく、冷え性の私の手を温めてくれる。手を繋ぐと恋人の体温で私の手が溶けていくような感覚になり、手を離すとすぐにその温度は冷めてしまう。でも、再び手を繋ぐと恋人の体温がチャージされる。

          Q.恋人が異性と1対1で遊びに行くことを許せるか

          A.許せない、絶対に嫌だ。 と言いたい。 言いたいが、ダサすぎる。 私は「恋人」として、好きな人間の中で特別な位置を占めることができているが、それは恋人の行動を縛る理由にはならない。ゆえに、恋人が異性と遊びに行くことを止める権利などない。 また、恋人には常にハッピーでいてほしいので、恋人が友達(同性であれ異性であれ)と遊ぶことでハッピーになるのであれば、私のエゴで恋人の交友関係を縛ることはしたくない。理想を言えば、恋人がハッピーであることに喜ぶ私>恋人が異性と遊んで不快

          Q.恋人が異性と1対1で遊びに行くことを許せるか

          二律背反

           最近、恋人に対してアンビバレントな感情を抱くことが多い。  恋人にぞっこんな気持ちと、同じくらい大きな恋人への腹立たしさだ。  この相反した気持ちが同居しており、最近の私の心中は穏やかでない。  恋人とはそろそろ付き合って3ヶ月になろうかという、まだまだ歴の浅い関係だ。だが、この3ヶ月で色々なことをして、それなりに思い出を増やしている。  たった3ヶ月で分かることなんてたかが知れてるが、恋人は思った以上に私のことを可愛がってくれるし、私を大事に扱ってくれる、とは感じる。生

          二律背反

          腹が立った話

          恋人が引っ越した。 我が家からまあまあ近い家に一人暮らししていたのが、我が家からそこそこ遠い場所に友人と2人で暮らし始めてしまった。 気軽に遊びに行けなくなるし、手料理も振る舞ってくれなくなるし、引越しに伴う荷造りや荷解きに忙殺されているし、私にとっては最悪なことしかない。 それに、友達と二人暮らしってなんだよ。かりにも恋人がいる身で、よく友人と同居できるな。幸いなことに友人は恋人と同性だが、それでも友人に対する嫉妬心は少し、というかかなり、ある。 この引っ越しは私と付き合

          腹が立った話

          恋人が好きすぎる

           恋人が好きすぎる。恋人自体が好きすぎることは言わずもがな、恋人に接しているときの私や、恋人によって知らぬ間に変化させられる私も好きだ。それら全てをひっくるめて、恋人が好きすぎる。  付き合って1ヶ月も経っていないが、その時期ならではの純度100%の「好き」を書き留めておきたい。と言うが、内実はバレンタインにかこつけたただの惚気だ。  ・顔が好きすぎる   出会った時、こんなにバチクソ好みの顔の男がいるのか!!と衝撃を受けたが、その衝撃は付き合った今でも変わっていない。い

          恋人が好きすぎる

          マッチングアプリ戦歴

          最終結果:4戦3敗1勝 AIに自分の人生を決められてたまるか、マッチングアプリなんて死んでも使うもんか、と思っていた人間が、ひょんなことからマッチングアプリを始め、なんやかんやで恋人を作る話。実録。   0th Match:22.01  きっかけはごく些細なことだった。  大学4年の冬、久々に高校時代の友達と飲むことになり、いつもつるんでいた4人で新年会をした。  そこで、友人のひとりがこう言ったのだ。「彼氏ができたんだよね」と。  彼女が女子大に行っていること、バイ

          マッチングアプリ戦歴