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第1章 中二病の大学生が、中学からの友達とキューバに行った話。

最近、芸人さんのエッセイ本を何冊か読み、それっぽい文章を自分でも作りたいと思い綴っていく。

はじめに自己紹介をしたい。
僕が今まで生きてきて成し遂げたこと経験してきたことは、誰でも出来る。実際にやらないだけで本気を出せば「誰でも」出来る。「誰でも」は言い過ぎかも知れない。しかし、少なくとも僕の友人なら皆できる。だから僕が、様々な体験をすれば、僕の友人達は、ポケモンの学習装置的な感じで経験値が上がると思っている。僕は中二病が抜けない秀でた能力もない大学生。

そんな僕の、本気を出せば誰でもできる経験の話をする。

僕は、まだ日本では新型コロナウイルスのニュースが大々的に報道されていなかった2020年の1月末から1週間ほど期間を設けて旅に出た。一人旅ではなく、「旅部」で、だ。「旅部」とは、中学の3年のクラスで一緒になった、「ナガサク」「よっち」「僕」で結成されている。「旅部」自体の結成は、大学1年だったと思う。というより、3人のLINEグループの名が「旅部」に変更されたのはだ。その前までグループ名は、「Green Peace」だった。高校に行くにあたってスリーピースバンドでもやろうとしていたか、やりたかったのだと思う。ただ、結局楽器をやる奴も、歌う奴もいないのでバンドは解散して、「旅部」へと形を変えた。ただ、音楽の方向性は3人ともあっている、だから旅の移動の車内や、宿で流す音楽で揉めたりすることはない。そういうのが上手いこと噛み合って、一週間長い期間があっても3人で旅ができるのだと思う。(しかし、いくら仲が良いとはいえストレスはお互い溜まっている。)

僕たちは、旅に行くにあたり、まず旅のテーマを決めている。海がある所、飯が美味い所、温泉、、、など。そして僕がテーマに沿った場所を提案して、ナガサクが、僕が提案した旅先が、費用的、日程的など、現実的かどうか判断して、決まる形だ。よっちの、意見は全く組み込まれない。なのに、誘ったら来るのが、よっちだ。

大学2年の春、「オードリーのオールナイトニッポン」を聴き始めた、キッカケの話は、今回は省略させてもらう。古参の方は「当たり前だ!」と思うだろうが、これがバカ面白い。なぜ、今まで聴いてこなかったのかと思う。それから、過去のトークも気になり、過去のトーク集を毎日のように聴いていた。その中でもお気に入りのトークが、若林さんがキューバに一人旅に行った話。そこから「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野犬」にも手を出し、次第にキューバに興味を持つようになった。

そんなこともあって、次の旅先は、「キューバかな?」と思ったりもした。けれども僕たちは、学生。海外に渡航経験があるのは、修学旅行でシンガポールとマレーシアに行っただけの僕一人。ナガサクとよっちは、海外に行ったことがない。だから現実的ではないと思っていた。
何処へ行くにしても予約やら、資金の計算やらで、準備が必要だ。だから「行き先を早く決めないと」と思っていたとき、「生田斗真のアナザースカイ」を見た。僕は、生田斗真という俳優が好きだ。そして生田斗真がアナザースカイとして選んだロケ先がキューバだった。元来ミーハーな僕は、「好きな芸人と俳優が行った場所」「次の目的地はキューバしかない。」そう思った。そしてナガサクに提案すると、面白いことを何より優先する彼は、Yesの回答をした。場所が決まり、よっちに「次の旅先は、キューバです。」とLINEすると「治安大丈夫?」「まぁ、いっか」と返信が来た。
こうして僕たち旅部は、キューバに行くことになった。

多分つづく

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