仕事の師匠 の 続き
こんにちは。こんばんは。吉田です。
杜の都、仙台で工務店と設計事務所を営んでいます。
Architect innovation株式会社という名前の会社です。
注文住宅の設計、インテリア、工事を行っております。
本日は“仕事の師匠 の 続き“
について書かせていただきます。
昨日の記事の続きになります。
過去の記事は一気にアップします。
【建築のすべて(営業、設計、工事、インテリア、積算など)ができるようになりたい】と思う僕に
「それは無理だと思うよ」と話してくださった方が僕の永遠の師匠になります。
その時は師匠になるとは思わず。
言われた直後は、師匠になるとは思っていません。
だから、腹が立ちました。
やってみないとわからない。
それが率直な感想でした。
そんな気持ちは入社の初日で打ち砕かれました。
入社させていただき、出社してすぐに
「〇〇時から、完了検査があるから立ち合いしてきて。」
「はい」と、僕。
行ってみると、役所の方が時間丁度にきました。
建物の内部に入ると、役所の方が
「F☆☆☆☆の表記ってどこにありますか?」と建具を指して僕に聞きました。※F☆☆☆☆とはフォースターのことです。建材に使用されている糊などの基準を示したものです。
僕は(え・・・。)です。
明らかにわかっていない僕を察して、検査員の方は自力で表記を探して
対応してくださいました。
この質問にも答えられないという現実を突きつけられた事へのショックもありますが、
今までの自信もあり、信じられないという気持ちです。
その週末にも事件は起きました。
完了検査が終わった建物のオープンハウスが開催されました。
オープンハウスは二日間行われました。
100人以上の方がいらっしゃいました。
そこでは、営業マンとしてのデビューです。
できるようになりたいと思っていた営業の仕事です。
しかし、全くできません。
「この床材はなんですか?」
「窓はペアガラスですか?」
「この部屋は何帖ですか?」
「天井の高さはどのくらいですか?」
などなど。
お客様からいただく質問に全く答えられません。
完了検査の立ち合いからオープンハウスまで一週間の出来事です。
この一週間で僕の自信はすべて砕かれました。
自信が砕かれたのと同時に
あることに気づきました。
それは、
僕は、建築の100あるうちの1、もしくは2くらいしか経験していないのに
出来る気になっていたということ
です。
そこから、気持ちを入れ替えて勉強することにしました。
通勤時間の往復2時間はすべて勉強時間に充てました。
こんな感じで僕のイバラの道が始まるわけです。
前置きがとても長くなりました。
僕に「それは無理だと思う」と言った方をどうして
師匠と思うようになったかというと
僕のわからない部分を僕以上にわかっていて
・こんな本があるよ。
・こんな講習会があるよ。
・現調の時はこんなポイントを見るんだよ。
・地縄張りはこうやってはるんだよ。
・図面がすべてではないよ。
・役所の対応はこうするんだよ。
ここには書ききれないことを沢山教えていただきました。
そして、すぐに熱くなる僕を後ろから全面的にサポートして
くださっていました。
ただものを教えるのではなく、自分で考えるポイントを与えてくれて
答えを個人が見つけるまではなるべく手を貸さない。
出来るまで、そばで見ていてくれる。
サラリーマンの時にはわかりませんでした。
今独立して、改めて幸せな環境で仕事をさせてもらっていたなと感じました。
どう転ぶかわからない僕を根気よく育ててくださった方だからこそ
師匠と思えるようになりました。
みなさんには師匠はいますか。
皆さんには部下はいますか。
教えるということは、その人の道標になるということです。
新しい業界に飛び込む方を教えるというのはそういうことです。
先日、師匠から突然電話をいただきました。
「吉田くんのインスタに気になる部分を見つけたから連絡しました。」
そう言って穏やかな声で僕に勇気をくれました。
本当にありがとうございました。
本日は、“仕事の師匠 の 続き“
について書かせていただきました。
宮城県全域、仙台市内で建築工事、建築設計、デザイン全般を
行わせていただいております。
家づくりで何か気になる部分がございましたら、
お気軽にご連絡いただけますと嬉しいです。
本日もありがとうございました。
GOOD DESIGN × ARCHITECT INNOVATION
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