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【人生初めての転職を振り返る】年収400万円ダウンを決断できた理由

こんにちは!
MIRAIデザインのあこです。

私はこれまで紆余曲折、試行錯誤のキャリアを歩んできているので、転職回数は計6回
40代という年齢を考えてもかなり多い方だと思います。

そんな私が、ふと初めての転職を思い出す機会があり、あの時
なぜ「年収400万円ダウン」という大きな決断ができたのか
振り返ってみたいと思います。



キャリアの全体像

まず、私のキャリアの全体像を振り返ると、
前半と後半の大きく2つに分類されます。

前半は、子供のいない時代
思う存分仕事に没頭し、やりたいことを追求してきたキャリアでした。

そして後半は、家事育児ワンオペ状態でのキャリア形成だっため、
「できること」と「やりたいこと」のバランスをとるのにとても苦労しました。
まさに【キャリア模索期】であり、自分の中では【キャリアサバイバル】と呼んでいます。

キャリアの変遷や今の想いはこちらの記事に綴っていますのでぜひ覗いてみてください^ ^


そんなわけで後半の【キャリアサバイバル】期が自分の中でも特に辛く苦んだ時代でもあり、「キャリアを振り返る」時は後半のキャリアが中心でした。

でもひょんなことから、一番最初の転職のことを思い出す機会があり、改めて「思いきった決断をしたなぁ」と感じています。

なぜ400万円もダウンしたのか

年収1000万円や2000万円以上稼いでいる人にとっての400万円であればそこまで大したインパクトはないかもしれませんが、
当時は20代、もちろん年収1000万未満でしたので、マイナス400万円という額はとてもとても大きなインパクトでした。

そもそも、なぜ400万円もダウンしたのか。

それは、転職前の会社が
✔ IT業界で平均年収帯が高い
✔ 超大手企業で業績◎
✔ 入社から順調に等級が上がり昇給していた
✔ ボーナスも残業代もしっかりと貰えていた

のに対し、転職先は
✔ アパレル業界で平均年収帯が低い
✔ 社員20人程度の小規模企業
✔ 異業種転職であったこと
✔ ボーナス・残業代は期待できない状況

という要因があげられます。

なぜ異業種転職をしたのか

上記のように、
IT⇒アパレルというほぼ180度違う業界で、
営業という職種は同じながらも
営業手法は全く異なりこれまでの経験を活かせる見込みもない
そんな世界になぜ飛び込もうと思ったのか。
思い出してみました。

そもそも転職を考え始めた大きな要因としては、主に2つあげられます。

1.「IT」や「システム」への興味が薄かった
新卒でIT業界に入った理由は(職種は営業職と決めていました)
①全ての業界が顧客相手であり、広い世界に触れることができる
(まだ社会を知らない学生だったので、まずは色んな世界を知りたかった)
②既製品を売って数で勝負するのではなく、
 顧客に最適なものを売る=質で勝負する営業がしたかった
の2点です。

だからITやシステム、というものに興味があって入ったわけではありませんでした。
入社してしばらくは、上記①と②を満たしながら、とても楽しく充実した毎日でした。

でも、入社4年目になり「中堅社員」に近づいていくにつれ、「IT」や「システム」をもっと深く知り、知識を磨いていく必要性をひしひしと感じるようになりました。
「興味がないものを勉強し、深く追求していくこと」
に違和感やストレス
を感じ始めたのです。

2.法人営業のジレンマ
当時の顧客先は大手の携帯電話会社でした。
既に大きな取引のある部署とは別に、取引実績のない部署に対して
「うちのソリューションを使ってこんなサービスを世の中に提供しませんか」といった新規開拓営業をかけていました。
ですが相手は超大手企業。定期的に人事異動があります。
定期訪問や提案といったコミュニケーションを重ね、半年以上かけて築いてきた信頼が
決裁者の異動でゼロクリア、なんてこともザラでした。

その度に、
「いいサービスを届けたい」
「このサービスで喜ぶ利用者がいる」
という自分の想いを打ち砕かれた気がしました。

今思えば、根回しや先読み力といった、営業としてのスキルが不足していたとも言えます。
ただその頃まだ若造だった私は
「いいサービスを消費者に届ける」
といった目標に真っすぐ進めないジレンマが苦しかった。

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これら2つのことから、
「自分の興味のある業界で」
かつ
「小回りの利く会社で」
さらに欲を言えば
「最終消費者が近く、直接商品やサービスを届けられる仕事」
を目指し転職活動を始めました。

そして最終的にたどり着いたのが次の転職先となるアパレル企業だったのです。


悩んだ末の最後の決め手

ただ、実際に第一希望の会社からの内定をもらった時は、喜び以上に迷いが出てきました。
転職という現実が急に目の前に現れて、怖くなってしまったのです。

仕事の上では先に挙げた不満・ジレンマがありつつも、
当時所属していた会社はとても「いい会社」でした。
給与面はもちろん、新卒就職希望ランキングで常にトップ10に入る人気企業でブランド力もあった。
優秀な社員ばかりで尊敬する先輩も多く、部署の雰囲気もいい。
大好きな同期とは飲んだり遊んだり、日々楽しく過ごしていました。

こんなにも最高の環境を捨てていいのだろうか


単純に比較してみると、転職先の会社にはないものばかりです。

そこから数日、ぐるぐるぐるぐる、考えても考えても
答えが出せない日々
が続きました。

そんな中で友人に、
人生の大きな決断をする時は、細かい条件で比較するんじゃなく、
”自分が一番大切にしていることが叶えられるかどうか”で考える
といいよ」
と言われハッとしました。

私の大切にしている想いは

楽しくやりがいを持って仕事をすること

思い起こせば、営業の移動中ずっと下を向いてうつむきがちに歩いていた自分に気付いたことが、「仕事が楽しいと思えていない」ことを自覚した最初の出来事でした。

「ずっと下を向き続ける人生なんていやだ」
「前を向いてイキイキと進んでいきたい」

そう思って始めた転職活動でした。

この事に気付いて、一気に霧が晴れ、迷いが消えていきました
日々の日常で楽しさや充実感を感じられない状態で、豊かな人生を歩めるはずがありません。
自分にとっての優先順位に改めて気付けたのです。

こうやって、年収400万円ダウンと引き換えに、その後の楽しくやりがいのある毎日を手に入れることができました。

当時アドバイスをくれた友人に心から感謝をするとともに、
あの時の決断をした自分の勇気も褒めてあげたいと思います。

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色々思い出すうちに随分長くなってしまいましたが、
最後までお読み頂き、有難うございました☺







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