見出し画像

リモートで越後湯沢に注文住宅を建てる方法

以前に「越後湯沢へ移住記録」を書いたものです.今回は越後湯沢なら遠隔地からでも注文住宅をリモートで建てられるぞ,ということで,その話にフォーカスして自分の経験を共有したいと思います.

なお,移住自体のリスクの話やお金の話は下記にまとめてあります.
リスク検討編 → https://note.com/a_hashi/n/na4ddf49e1b3e
建物計画編 → https://note.com/a_hashi/n/n2a9c268e3b86 


実際,こんな家が建ちました

そもそも,じゃあどんな家が建ったのか見てもらわないと何も説得力ありませんよね.というわけで完成した我が家の写真を並べたいと思います.リモートでもきちんとした家を建てられる,ということがわかっていただければありがたいです!(写真は施工業者さんが撮影し,後述するアプリで送ってくださったもので,記事に載せても良いとの許可を頂いています)

キッチン

画像3

画像4

リビング

画像1

画像8

2Fのオープンスペース

画像2

吹き抜け

画像5

子供部屋x2(アクセントカラーは子供のチョイス.かなりはっきりした色は好みが分かれるところだが壁紙は将来的に塗料で塗替え可能...重労働らしいけど...)

画像6

画像7

和室

画像9

アプリとZoomでやりとりできる施工業者が必須!

まず,これが一番重要だと思います.お打ち合わせは現地で,といわれたら流石に時間的コストが辛すぎます.一般的に注文住宅の打ち合わせの平均回数は10~25回程度らしいです.施工業者は多分六日町にあるので往復で1回4時間,40時間〜100時間が移動に費やされるのは辛いものがあります(金額的にも140,000円〜350,000円くらい.夫婦で出向くならこの倍になる...家のどこかをがっつりアップグレードできそう).Zoom対応があればこれがほぼゼロになり,削減できる労力と金銭コストは馬鹿になりません.

そもそも,ただでさえ,土地の下見,土地の売買契約でどんなに少なくとも2回は向かう必要があります.また,うちはコロナ禍の特例で第四銀行池袋支店で手続きをさせてもらいましたが,通常は湯沢支店での取り扱いになると思うので銀行の審査通過後の手続き,着工金支払い,中間金支払いx2の計4回は現地に出向く必要があると思います(融資申し込みは土地の売買契約とまとめられるかも?).これに加えて,さらに施工業者との打ち合わせとなるとちょっと気が滅入ります.

そもそも,Zoomで打ち合わせしたい,という要望に答えてくれない施工業者は,おそらく他の要望にも答えてくれないのではないでしょうか...

我が家の場合

我が家の場合,六日町の工務店,ユーホームズさんにお願いしました!
現地で打ち合わせをしたのは実質的には2回(1. 電気の配線位置確認と,2.内装の選定)でした.このうち,初回相談はコロナ禍に入る直前で,ユーホームズの社長さんが東京の勉強会に来たタイミングで,東京駅のスタバで打ち合わせをさせてもらったので現地入りしていません.また,通常は初回相談も現地となりそうなものですが,建築士であり社長でもある上村さんが東京の勉強会に来られていたタイミングで,東京で打ち合わせをさせてもらったので私は現地入りしていません(コロナが流行するちょっと前だったので今から考えればギリギリのタイミングでした...).
その他,妻の希望により,きちんと地鎮祭や上棟式を行ったので,その時も現場で相談はしましたが,現地でないと難しいと思われる確認作業は上記の2回だけでした.

1. については,コンセントの高さやスイッチの位置は,実際にその場所の3次元的な位置関係を体感しながらでないと想像力が働きにくいという理由で現地の方が望ましいとアドバイス頂きました.実際そのとおりだったなと思います.
2. については壁紙はサンプルを入手できるのでなんとかなったのですが,畳表の見本やふすまの見本などはZoomの解像度ではわからず,現地で確認するのが良かったです.

今,この記事を書きながら思ったのですが,2は1のタイミングにまとめることもできるかもしれないですね.通常より早いタイミングになるので,それを目指すなら早めに建築士の方と相談する必要がありそうです.

アプリって何?

マイホム(旧名:Knot)というアプリです.工事の進捗はこのアプリを介して適宜写真で送られてくるので遠隔にいても現場の様子がよくわかり,非常に助かりました.また,チャットで施工業者さんと繋がっているので,疑問に思うことや相談事は自分のタイミングで書き込みできるのもグッドでした.ファイルのやり取りもこのアプリでできる他,完成後のアフターケアもこのツールで色々相談できそうです.スマホ時代の家造りには必須だなーと思いました.強いて言えば,施主側のアプリがPCに対応していないのはいただけない...これは施工業者さんの問題ではなく,マイホムの開発側への問題提起ですね.うちはキーボードつきのiPadがあったので,文字を打つのもそんなに辛くなかったですが,スマホで文字を打ちまくる世代ではないおじさんな自分にはキーボードがないと無理と感じました.もっと若い人なら問題ないのか?

Zoomの打ち合わせはどう?

結論から言えば,不都合はなかった,と言い切れます.ただし,これはユーホームズさんがしっかりした信頼できる業者だったからだと思います.細かいところを安心して任せられる,自分があーだこーだいうより色々お任せした方が良いものができる業者さんだったのでコミュニケーション不足は感じませんでした(といいつつ結構あーだこーだ言ってたかも...w).
言い換えると,注文住宅なんだから全部自分で決めたい!とか,こっちが客なんだから施工内容は完全に完璧じゃないと駄目でしょ,という人にはオススメできないかもしれません(後者は遠隔とか関係なく注文住宅自体をおすすめできないかもしれない...).

あと,立体的な部分とかの意思疎通にはちょっと先方のコストがかかってそうです.ユーホームズさんは図面に起こしてくれた上で再度の確認をするなど対応してくれましたが,その分,当然人件費などのコストは裏で上がってしまっているんじゃないかなーと思います.うちは家の形状は単純にしてコストを抑える方向に舵を切っていたので遠隔での家造りと相性が良かった可能性があります.

遠隔での注文住宅づくりの秘訣を3行でまとめると...

1.  信頼して細かい部分は任せられる,能力と信念のある業者を見つける
2. アプリとZoomで打ち合わせできる業者を見つける
3. 南魚沼地域ならユーホームズさんで間違いない.

実質2行だった...

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?