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先日、フリースクールの先生と面談をしました。そこにお世話になっていたのは、感覚過敏、聴覚過敏があり、学校がなかなか難しい場となっている小5の子どもである。

我が家には、共感・洞察が強めの子どもと、感覚・洞察が強めの子どもがいる。

まぁ、この二人の争いが常に耐えないわけです。

3人の子育てをしていると、3人ともHSCとはいえ、タイプが違います。
聴覚過敏はそれぞれにあるのだけれど、その活かし方を体得している人と、困りごとになっている人がいる。そしてその活かし方を体得している人も、その昔、聴覚過敏で困っていたことはあるんです。

一つ屋根の下で母親の私が見ていると、理解できることには限界がありました。
今回、末っ子のことだけを知る、フリースクールの先生との面談で我が家で起きていることは
そういうことかと理解できたのです。

今、末っ子の状態だと、
聴覚が周りのざわざわや話し声などを拾ってしまい、必要なことを拾えない状態になってしまっているために、視覚でカバーしようとしていました。
必要なことを聞けず、ついていけない部分を、目で見て対処しようとしていました。

自宅では、きょうだいの表情をみて、「私の話聞いてない」「バカにしている」などと末っ子が言い、きょうだいの方は聴覚優位なので、母が言ったことをまたリピートしてすぐに言う。その言葉はまともに拾ってしまい、私の言葉は聞いてないのに(リピートしないのに)、ママのことはリピートする。うるさい!と怒り出す。
共感が高いきょうだいは、また怒られたと悲しい声を出す。

聴覚過敏故に、視覚優位になっている人と、聴覚優位になっている人で常に対立状態だったのですよね。

視覚が斜視などで弱くて、聴覚優位の子どもには、なるべく口頭で説明していただけるように、先生にお願いしていたのですが、
聴覚過敏で視覚が優位になってしまっている末っ子に対しても、対応が必要だったのです。

全く、このことに今まで気づきませんでした。
視覚優位の子どもに対してできることは以下のようなことがあるそうです。

先生には、黒板にやることを
1.
2.
3.
と書いていただき、言葉で説明するだけでなく、追いつくことができなくても、後から黒板をみれば理解でき、ついていけるように対応していただく。

また、家庭科や図工などは、完成品を本人に渡しておいて、それをもって、作業を自分で進められるようにする。

などです。

作ること、手先の器用さはあるのにもかかわらず、図工や、書道などで、小規模特認校でも苦手でできない状況が発生して学校に行きにくくなったことが、理解できました。

今は創造する力を発揮しようと、ゼロからなにかを創作することがよしとされる風潮があるように感じますが、
この子は、キャラクターをみて真似して描いたり、なにかをみて描くということが本当に上手です。

視覚優位を活かす活かし方も考えてあげたいなと思いました。

また、きょうだいで、聴覚優位の子どもには、視覚に対して、メガネなどで対応することで、視覚も活かしながら、聴覚も活かす両方を実現できています。

聴覚過敏、視覚優位の末っ子も、きっと、本当に必要な情報にフォーカスして聞く力がついてくれば、視覚と聴覚と両方の敏感さ、繊細さを活かしてさらなる能力を発揮していくことになるのだろうと、思いました。

家庭内でおきていることが、理解できたことで、それぞれの場面で起きた争い事に対して、子どもの今の状況に応じた対応ができるようになって、揉め事をしていても自分が落ち着いていれば、なんとか対処できるようになって、気持ちが軽くなりました。

そして、子どもひとりひとりにそれぞれの子どもに、親に、伴走してくれる、専門職の方が必要と、思いました。
年子で学年がくっついていても、年齢は2歳近く違う子ども。
子どもひとりひとりは全く、HSC同士であっても性質が異なります。

本当にこのことが理解できたことに、ありがとうと、感謝しています。

そして、安心して過ごせる場で、神経の耐性領域を広げていけるように
サポートしていきたいなと思います。

さて、夏休み。。。
地元の公立小学校 特別支援学級への歩いての送迎もなく
小規模特認校への車で片道一時間の送迎もなく
子どもたちと過ごします。

どんな夏休みになるでしょうか?

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