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すべての文字を書く人へ

できるかわからないけど

大見得を切って、今までできなかったことにトライしようと思います。
できるかわかりませんが、、頑張ります!
小説、詩、短歌、戯曲、シナリオ、漫画、歌詞、もう何でも。文字で表現する方々へ届け。

文字を書かれる方への無条件の敬意

これを認識したのはごくごく最近です。
文学フリマが大きかったかと思いますが、以前から私の体の中にずっと流れている感覚はありましたので、おそらく物心ついたころからあったと思います。文字を書かれている方への尊敬の念。

文章を書くということ

遠回りをしますが、、
私は文章を書くのことが苦手な自覚があります。難しいんです。
いっぱい伝えたいことがあっても、必ず一列の上にドミノのように順番に並べていかなくてはなりません。そうやって並べているうちに本来書きたかったこと、伝えたかったことを忘れてしまうのです。あれなんだたっけ?って。そうこうしているうちにリミットがやってきてしまう。
どんな文章を書くにしても、頭の中で言葉の順番を組み立て、取捨選択して描出しているわけですから、多かれ少なかれ練磨したり研鑽するようなことが作業の背景で行われているはずです。この表現があっているかはわかりませんが、個人的に文章は己に従って研ぎ澄ませるほどに高次なものへとなり、抽象度を増し、普遍性を失っていくようなものだと捉えています。あらゆるものに言えるかもしれませんが、とくに文章はそれが著しいように思えます。「話ことば」という対比があるからでしょうかね。
とにかく、文章を書くということは自己研鑽という門を避けては通れない行為で、私はその門をくぐり絶えず研鑽を行っている人が好きですし、尊敬しています。

本が好き

私は本好きな方に比べて全然本を読みません。というか読めないんです。
得意ではないんですね。にもかかわらず本が好きです。それもただ装幀や質感、ぎっしり並べたときの壮観など、物質的な側面だけではなく、存在そのものが好きな感覚です。所持したい欲はそんなにありませんが、たまに図書館や書店に行くと妙に落ち着くといいますか、ほかで得られない幸福の値がぐいんと上がるのがわかります。
「本の好きさ」について、学生時分に考え、たどり着いた結論は、いつでも読むことができ、読まないこともできる自由が私にとって心地よく幸福なのではないか。というものでしたが、年月を経てもどうも呑み込めない違和感があり、どうやらこれも違うらしいということがわかりました。ただ本がそこにあるうということが好きなのです。そのように認識している状態が好きなのでしょう。と今現在は結論付けております。積んでる本から得られる成分がある!

結局のところ

文フリに参加してわかったことは、作者=自己研鑽する求道者 が作りだした文章の束=本 に対しての畏敬の念が非常に強かったということです。
ちょっと話はそれますが、『坊っちゃん文学賞』の広告のキャッチコピーに「その毎日、思えば平凡。書けば文学。」というものがあり、私はこのキャッチコピーのシリーズにかなり心を惹かれました。とてもいい広告でした。
私たちは今生きています。生きていて何も感じず、何も思わないということはまずないでしょう。というか知覚してしまう限り不可能ではないでしょうか。例えば何もない平凡な日常を送っているっておっしゃる方も何もない平凡な日常をおくってるなぁとは最低限知覚しているわけで、キャッチコピーに倣えばその思考を文章にすれば文学ということになりますね。
文学でなくとも、日記、エッセイ、私小説などの文章にはなりますよね。
そして文章にするには先述の通り研鑽がつきものですから、すべての本は書き手が生命活動の中で研鑽した軌跡とも言えます。
ビーバーがダムをつくるのは遺伝子にそういった情報組み込まれているから。ならば、ビーバーのつくるダムもビーバーの一部ではないか?的な話をどこかで聞きかじったか読みかじったことがあります。確かドーキンスの『延長された表現型』という本だったと思います。(違ってたらすみません。)その理屈に乗っ取れば、文章や本も作者の遺伝子から延長された表現型ということになります。
長くなりましたが、こういったことに私の尊敬・畏敬が詰まってます。

ちょっとわかってきたぞ

上の記事で「コミットしていくしかない(何に!?)」というくだりがあるのですが、文字を書く人の役に立てるようになりたいとか、ちょっとずつ私のなかでぼんやりとしたカタチをなしてきています。

最後に

皆さんからすればごく当たり前のことだと思いますが、今の私にはこれが言語化できる限界です。研鑽すれば今よりももっと自分の書きたいことを書けるようになるかもしれません。こうやってnoteの記事を書くことは私にとっては間違いなく鍛錬です。がんばるぞ!

文字を書く人すべてが自己実現できたらすごいハッピーですし、そのお手伝いが少しでも出来たらと思っています。フレー!フレー!

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