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noteはじめました。~文フリ参戦~

麻生誠治です。
わけもわからずnoteをはじめてみました。よろしくお願いいたします。

文学フリマ東京36に参加いたしました。

 近々で一番でかい出来事といえば、間違いなく文フリに参加したことです。
作家の杉森仁香さん、画家・イラストレーターの由井蛮勇さんとともに「Big Flat Mama」というユニットを組成して臨みました。
 私は出版物の編集とデザインを担当。

で、でけーー!

 当日は杉森さんと私で参加したのですが、この麻生、生涯でイベントたるものに参加した経験なし。初めてのことでした。
 会場入りするや否や驚きと緊張で語彙力が消失したため「で、でけー」や「す、すげー」しか言えなくなり、会場でけーわ、人の数すげーわでついに意識が朦朧としてきました。そうです。暑かったのです。人の熱気で。

朦朧としていたため天井の写真しか撮っていなかった

やらかす

 私麻生誠治は4月からデザイナーを標榜しておりますので、あまりお知り合いの方はいらっしゃらなかったのですが、それでもSNS等で事前に懇意にしてくださる方には挨拶をと思い、地元銘菓の某餅菓子を持参しました。これが最初のやらかしでした。
自ブースの設営を終え冷静に考えてみると、「この手土産めちゃくちゃ邪魔じゃね?」って疑念が沸いてきました。奥ゆかしい包装はかさばるし、がさつに扱えば楊枝が間違いなくはぐれる。そして万が一食べようとするならば、きなこがそれはそれはファインに飛び出るタイプのお餅なので、すべての面においてイベント向きではなかったのです。これは決してお菓子が悪いのではなく、2000%私が悪いのは言うまでもありません。

 いつもならこのお土産は評判が良いので、きっとウケがいいだろうとどこかで高を括っていました。しかし一度抱いた疑念は払拭されることなく冷や汗となって後頭部から流れてきました。信じてやまない村一番のごちそうを都会の方にドヤ顔で勧めるような恥ずかしさとともに。

「やめておけ」VS「せっかく買ったし」

結果はコンコルド効果選手のダブルハットトリック達成により、0-7でせっかく買ったしが勝ちました。1点はやめておけのオウンゴール。試合速報に突き動かされるまま開場時間ギリギリに杉森さんと一緒に、旗原理沙子さんと芥川心之介さんのブースのもとへ。言わずもがな杉森さんに「えっ、それ配るの!?」とやや怒気をはらんだ声で疑義をぶつけられております。大丈夫です。冷や汗もなかなかいい感じにブーストされました。それにしても熱い。ごめんやで。

 いざ到着すると、当然ながら本物の旗原さんと芥川さんがいらっしゃいました。本物です。お二方の意識がこちらに向いたとき、私の中の何かがピークに達していたようですが、無自覚なままでいました。挨拶も早々にお菓子を渡そうとした際、あろうことか相手様の作品の上に置くという暴挙に出てしまいました。すかさず杉森さんから「おい、なにやってんだてめぇ!」的な一喝が入り、聴力がなくなり、視界がかすみ、カラダが浮き、気がついたらのぼせたような、湯あたりしたような心地でハンディ扇風機の風をうけて店番をしておりました。
 その節は本当に申し訳ございませんでした。そして笑っていただきありがとうございました。

感謝です

 私がデザイナーを名乗ろうと思ったのは、機械書房の岸波龍さんの一言がとても大きかったです。
 今まで、作家さんや身の周りの人にお褒めの言葉をいただき、それはそれでめちゃめちゃうれしかったのですが、なんか気恥ずかしいといいますか、いまひとつちゃんと受け止める覚悟がなかったように思えます。
 旗原さんのご紹介で杉森仁香さんの「夏影は残る」を機械書房さんに置いていただけることになり、その報告を受けた私は「やば!」ってなって、旗原さんありがとうございます!!と、感謝とともにQOLが爆上がりしていた心地でした。その後すぐ機械書房の岸波さんに装丁をお褒めいただいた際には、それまで私が受け止めないでいた分の他の方ご好意とともに何かこうバチーンって叩きつけられたような衝撃が。これはもうコミットしていくしかない(何に!?)と、胸を張る気持ちになれました。それにしても空が青い。そんなことボヤボヤ感じながら、4/23ソファーの上で何かが静かに爆誕しました。
 それからツイッターを稼働させ、気になっていた池上洋平さんにコンタクト。文芸エムを購入。会場では文芸エムの原さんにもお会いすることができ、池上さんともお話することができました。ほかにも文芸ユニットるるるるんさんのブースにもご挨拶ができ満足満足。これは皆さんに言えますが、ツイッターでつながっていても、認知しきれない領域があって、会うとその領域が補完されるもんですね。
みなさんに感謝感謝です。これからもよろしくお願いいたします。



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