わたしは逃げたけど妹は毒に侵された2

うちの両親はそれぞれが毒親育ち。毒親同士が結婚して生まれたわたしは、アダルトチルドレンのサラブレッド(世代連鎖)です。わたしの家族は、5歳下に弟と、7歳下に妹。DVモラハラパワハラアル中の父親と支配的でネグレストな母親。家庭にも学校にも居場所のない闇の小学校時代を、4歳までの母親との楽しかった記憶だけを糧に反芻しながら過ごしましたが、私立中学への入学が第一の転機となります。そこから私立一筋(笑)で大学へ入学し、家から逃げるように結婚までこぎつけます。そんなわたしと裏腹に、妹は.…


入院した妹に«姉らしいところをみせるため»、休みになると面会に行きました。病院は少し辺鄙なところにあったので、お父さんが車で連れて行ってくれました。Kくんも一緒に来てくれました。

妹は薬のせいでぼんやりした感じでヨダレも出ると言っていました。呂律がまわっていませんでした。部屋の扉は内側にノブがありませんでした。
わたしは妹に足りないもの、欲しいものを聞き、用意しました。
妹は脱出を試みたり、部屋の壁一面に絵を描いたりしていたようです。
わたしはたぶん父親にですが、幼稚園か小学校1年の時に「おまえは絵が下手だ」と言われたので絵が描けなくなりましたが、妹は弟以外から「おまえはバカだ」と言われて育っていたので、芸術家肌でした。

母親に会うことはありませんでしたが、たまに面会に来ているようでした。

妹は1ヶ月後ほど入院し、地元の病院へ転院していきました。通っていた芸術系の大学も休学から中退したようです。

妹が精神科に入院した。わたしには分からなかったけど、妹は母親からすると「おかしい」らしい。
入院の宣告をされて連れて行かれるときに「お姉ちゃん助けて!!」と言われたけどもちろん何もできなかった。わたしには母親の命令は絶対だから。
いろいろとモヤモヤした気分がありましたが、妹が近くにいなくなったのでホッとしました。


母親から、手紙が届きました。

妹の入院費が結構な額になって、お金を用意できないかどうか、聞いてきました。振込のための銀行の口座が書いてありました。

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