結婚した相手が異性ではなかった話5ー夜事情

性同一性障害でホルモン療法を始めたパートナー。
診断書があればホルモン注射は保険診療並みに安くなるみたいで、2ヶ月ほど経過した。

この前「最近朝に充血することがなくなった」と可愛らしく言われ「なにが?」となったが「ナニか!朝起ちか!」とせっかくのパートナーの可愛らしい言い方を台無しにしてしまった(汗)。

せっかく生まれてついていた器官ではあるけど、必要がなく彼女には忌々しいモノ。
知り合って、結婚して、しばらくはもちろんセックスはしていたが、わたしが子どもがいらないので、「せめて仕事が落ち着くまではにしようね」などと逃げ、そのうちわたしも浮気をして完全にレスになった。

それでもたまのパートナーの行為は痛くて荒々しく、全く気持ちなど良いものでもなく、出すときはトイレに飛び込んでいって終わりだった。

今思えば自分にあってわたしにないものや、パートナーも察する人なので、たぶん浮気もバレていただろうなぁと思われるので、いろいろ悔しかったんだろう。

そして1回目の子宮筋腫が発覚して、子どもを産む(かもしれないなら?)と渋々核出術の手術はしたけど、わたしには必要なかった子宮。
看護師さんにも医者にも「産めるよ!!」と心無い(?)言葉をかけられた。その当時に「もし子どもがいるなら年齢的にもラストだけど、どうする?」と一応確認はしたがパートナーからの返答はなかった。
つまり今に至るまでレスのまま、今度はパートナーが機能を自らなくそうとしている。
わたしの方も10年で筋腫が再びゴロゴロするし、毎月の生理も鬱陶しいし、こんなことならやっぱり当時に丸ごと摘出でよかった、ホントに。


カラオケを主催する我の強い困ったおばちゃんのところもレスらしく、コロナ前に主催したカラオケの2次会中、既に日本酒をたらふく飲んで酔っ払っておばちゃんは、うちの夜事情を聞いてきた。
そしてレスなのを聞くと目が座ったまま嬉しそうに
「なんで?(性同一性障害でも)やったらいいじゃん。できるじゃん!」としたり顔で言い放った。
「そりゃまぁ(機能的に)デキなくはないけど(ホント人の気持は無視だよね)」
パートナーは付いてることが嫌なのである。
別にスキンシップとかでうちらは満足なんだから、自分の家庭の不満をぶつけないでいただきたい!
酔っ払ったおばちゃんはどんどん話がおかしくなっていき、「わたしはKくんとお風呂入れるよ」「えこは私がKくんとお風呂に入るのはどう思うの?」ともう何もかもぐちゃぐちゃな質問をし、わたしから無理やり「おばちゃんと一緒に風呂に入ってほしくない」という言葉を引き出してやっと満足した。

おばちゃんは9再年下を婿にし、子どもが欲しかったらしいけどできなかったらしい。きっとアダルトチルドレンであろうそのおばちゃんに子どもがいたら、きっとおばちゃん同様、今度は子どもが苦労したことだろう。

うちも若いだけの勢いで子どもを作らなくてよかった。今なら自分がアダルトチルドレンなのをわかった上だけど、知らないままだったらさらに世代連鎖をさせたであろうことが疑いようもない。

でも、パートナーよ、最近随分可愛くなったからと言って「ご結婚は」の質問に「えーっと?」としてない風を装うのはやめてくれ。
男から声をかけられてうれしい楽しい恥ずかしいはわかるけどさ!
聞いてるわたしがビミョーな気分になるでしょ!


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