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諏訪のあたたかみに惚れた話

8月の中旬。
ちょうど諏訪湖祭湖上花火大会がおわった次の日。
わたしは初めて、長野県諏訪市に訪れました。

なぜ行ったのかは、
こちらの記事をご覧ください👀

想像していた100倍、
諏訪が素敵なあたたかい場所だったという話を、
これからたっぷりしたいとおもいます。

①諏訪の魅力3つ

伝えたい諏訪の魅力を3つに分けて紹介します。

❶空気が澄んでて、お水がおいしい

東京では33℃越えの蒸し暑い日々が続いていたのですが、諏訪についたらカラッと空気が澄んでいて、久しぶりに皮膚呼吸をした感覚でした。

お宿の人曰く、
「諏訪の夏は、お盆を過ぎるともう秋まっしぐらなの」とのこと。

たしかに秋の風が吹いている。
スーッと、ちょっと青臭い香りのする風。

鼻から空気を吸って、口から空気を出す。
呼吸を意識したのはいつぶりだろう。

そんな諏訪は、水がとにかくおいしい!
日本酒が盛んということもあり、仕込み水をたくさん飲んだのですが、それすら美味しい。
ただの水道水なのに‥なぜ‥!

その理由は、霧ケ峰高原の伏流水など良質な湧水や地下水が豊富だから。
お山から流れてきたお水なら、そりゃ美味しい…幸せ。

だから日本酒もお蕎麦も美味しいんだね。
お水がきれいな場所に住みたいって昔から思っています。


❷温泉がたくさんある

実は諏訪は、温泉が盛んなのです。
なんとその湯量は、全国でも屈指を誇る1日約1万5000km!

●時間:基本的に朝5:30~9:30まで
●入湯量:大人230円 子供110円
(※場所による)
●効能:神経痛、冷え性、病後回復、健康増進

公共施設や一般家庭にも配湯されているので、どこでも温泉入り放題♨️
道端でもお湯が沸いている様子もチラホラ👀

上諏訪温泉・下諏訪温泉、どちらも入湯量がお安いのも良い。
大人230円でアツアツのお湯に浸かれるのです。

しかも「美人の湯」や「薬草の湯」が多くて、キレイに健康になれるなんて幸せすぎます。

毎日温泉ライフ、住みたくなっちゃうな~

あっ、湯の温度は結構高めなところが多いので(42~44℃ぐらいかな)、興奮して飛び込むと痛いことになっちゃうよ!

❸人があたたかい

「温泉」以上に熱いものが諏訪にはあります。
それは地域に住んでいる「人」!

今回の旅で会話をした人たちみんな気さくで心地よい。
それ以上に銭湯で見た光景が衝撃的でした。

〜〜〜

☺️💭

〜〜〜

おばあちゃんたちが銭湯でせっせと自分の頭を洗っているのを浴槽から眺めていたときのこと。

体を洗おうとしたおばあちゃんの右隣にいたおばちゃんが「背中貸しぃ」と言って、体用スポンジをもって、相手のおばあちゃんの背中を洗い始めたのです。

そしたら不思議なことに、また右隣にいたおばあちゃんが、背中を洗ってあげているおばちゃんの背中をゴシゴシ、と洗い始める。

さっきまで鏡を向いてモクモク頭を洗っていた人たちが、まるで「せーのっ」と、かけ声をかけられたみたいに、左を向いて目の前のおばあちゃんの背中をゴシゴシと洗い始めたその光景。

わたしはビックリして、思わず「えっ!」と。

その声が聞こえたのか、
「自分じゃ届かんからねぇ。いつもありがとねぇ。」と、一人のおばあちゃんが口にして、みんな「わたしもだよぉ。」と感謝合戦。

銭湯に響くその会話が、わたしの心をじんわり熱くさせた。
なんていいコミュニティができているのだろう。
温かいなぁ。

こういう場所で、人に思いやりを持ちながら暮らしていきたいなって、強く想った瞬間でした。


②おすすめしたい場所

たくさんあるのですが、せっかくなので、
上諏訪地域・下諏訪地域でそれぞれ紹介したいとおもいます。


上諏訪地域

ReBuilding Center JAPAN

通称「リビセン」と呼ばれるこの場所は、いらなくなった古材などを引き取り(レスキューし)、素敵なモノに生まれ変わらせる場所。


▼ここの代表をしている夫婦の素敵なインタビュー記事

作業風景を見ることはできませんでしたが、雰囲気の素敵なお姉さんたちが温かく迎えてくれます。

そしてガラクタ好きにはたまらない工具品や雑貨がたくさん。
創作意欲が湧いてくる雰囲気が最高です。

上諏訪駅から徒歩10分ほどで行けるので、ぜひ。


カフェと暮らしの雑貨店 fumi

ここはまだオープンしたばかりのカフェと雑貨のおみせ。

おねえさんとおにいさんがとても可愛らしくて素敵。
よくよく聞いてみると、夫婦とのこと。
諏訪には素敵なご夫婦がたくさんいるみたいだ!

もともと薬局だったという木材建築の建物。
おいしいランチやスイーツを食べながら、薬局の頃の名残を見つけるのもたのしそうです。

私はテイクアウトの「自家製レモネードクリームソーダ」を注文。
もう可愛らしくて飲むのがもったいなかったです…🍋🍒


ひなた(居酒屋)

長野らしいものを食べたい飲みたい!という夜にオススメ🏮

長野はおでんという文化がないみたいですが、ここはオリジナルで作っている。味が染み染みでおいしい。

店主さんがハチャメチャにいい笑顔で優しいので、ひとりでカウンターにいても全然さみしくない!おいしい日本酒も教えてくれます🍶


●下諏訪地域

マスヤゲストハウス

泊まった1週間後にはリピートしちゃった素敵なゲストハウス。

住所:〒393-0000 
   長野県諏訪郡下諏訪町平沢町314
   JR「下諏訪駅」から徒歩5分
部屋:ドミトリー¥3,200〜、個室¥5,000〜
WEB:http://masuya-gh.com/

良心的な値段だし、ゲストにとてもやさしい。
ゲストハウスのお姉さんたちが丁寧に下諏訪をおしえてくれました。

そして吹き抜けになっている宿は、地域の人との交流も気軽にできちゃうそんな雰囲気。
夜7:00~23:00には、ゲストハウスのリビングがバーになっていて、ゲストハウスの醍醐味である交流がたのしめます!

徒歩圏内には温泉がたくさんあるので、お風呂の心配もなし。

そして個人的には築100年にもなる、元旅館の建物内の構造が興味深い。

夕陽がきれいに差し込む建物で、1階のリビングからはたのしそうな声がする。なんだかノスタルジーな気持ちになっちゃったりしてね。

諏訪には旅館も多いですが、こういったゲストハウスもおススメです。

▼お宿の雰囲気がわかる記事


本田食堂

今年8月にオープンしたばかりの、西洋料理の素敵なビストロ食堂。

とにかくオーナーの本田さんが気さくで素敵。
そして彼の手でつくられた料理は、食べると自然と笑顔になってしまう美味しさです。

ちょっとお高めに感じるかもしれませんが、信州食材を丁寧に扱っているのと、オーナーさんのこだわりが味に出ているので、ぜひ食べてほしい。

そしてこのお店はいつも満席。
お店を明るくするお客さんの笑顔と元気な声が飛び交っています。

個人的には、ワインやビールのラインナップも好きでした。

▼小布施ワイン

▼八ヶ岳山麓から始まる新しいクラフトビール

クラフトビールの名前は、それぞれ諏訪地域の方言になっているのがとてもおもしろい!

「Yai Yai(やいやい)」は、「Hi!(おいおい)」
「Meta(めた)」は、「すごく、どんどん」

なんだか愛らしくて、方言で話してみたくなっちゃう。


❸Erick's Kitchen

モーニングとランチは、このお店がオススメ。
諏訪にいながらちょっと都会の雰囲気が感じられます。

わたしが頼んだモーニングプレート。
これだけ頼んで1000円。最高の気分です。

サラダがちょっとエスニックな味付けなのは、オーナーのエリックさんがカナダ人ということも関係しているのかしら。だけどおいしい。

半熟の目玉焼きを崩して、パンですくってパクリ。ジューシーなソーセージも卵の黄身に絡めてパクリ。

エリックさんに、「その食べ方最高ですよね…」と言われて照れてしまいました。あんな大きな口してたの見られていたとは‥!

でもモクモクと、これから始まる1日のことを考えて無我夢中で食べられるこのプレートは幸せを頬張っている気分でした。

水曜日だけ、予約制で2組だけ夜営業しているみたい。ぜひこちらもチャンスを伺って行ってみてくださいね~。

▼【記事】諏訪の「今」を感じるカフェ

③アクセスなど

長野県諏訪市、
東京からだと意外とサクッと行けちゃいます。

・中央本線あずさの場合(約2時間10分)
 新宿駅-(2時間30分)-上諏訪駅

・鈍行列車の場合(約4時間10分)
 
新宿駅ー(43分)ー高尾駅ー(3時間21分)-上諏訪駅

約2500円課金すれば、2時間短短縮なのでそちらをオススメします。
わたしは金額の安さに惹かれて鈍行にしましたが、お尻が悲鳴をあげていたので、次回からはあずさにします…

その他の地域から来る方にもわかりやすいサイトがあったので、どぞ。


●さいごに

ちょっと長くなってしまいましたが、
諏訪は昔ながらの空気や文化も流れつつ、新しい店や文化もどんどん生まれているような地域だと感じました。

実は、諏訪には有名どころの酒造がたくさんあります。歩いて5蔵巡れる「諏訪五蔵」というのが有名です。

▼酒蔵めぐりの様子がまとまってました

試飲もできて、日本酒好きにはたまらないと思うのでぜひフラッと遊びに行ってみてくださいね。

わたしもまた近いうちに行ってみようと思います♩

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