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早くも2024年No.1映画に出会ってしまったかもしれない「Saltburn」

はじめまして、なーはーと申します。大人になったらナウシカになりたかった私ですが、大人になった現在、広告代理店で働いております。今年は鑑賞記録を兼ねて映画の感想などを発信していけたらと思いnoteを始めてみました。

今年最初に観た映画が、早くも今年No.1映画じゃなかろうか?という秀作に出会ってしまったというのもnoteを書こうと思った理由の1つ。

これまで映画を観てきた中で「好きな映画」「良かった映画」は数えきれないほどあるけど、頭を撃ち抜かれるような衝撃を受けるほどの映画に出会えるのは、何年かに1本。

Saltburn」がまさにそれ。数年に1本あるかないかの衝撃を受ける秀作でした。

監督・脚本は「プロミシング・ヤングウーマン」でアカデミー脚本賞を受賞したエメラルド・フェネル

「プロミシング〜」では、権力を持たない女性が、権力で罪をもみ消す特権階級の男性への復讐劇を描いたフェネル監督。今回描くのは、生まれながらに特権階級のフィリックスと彼に歪んだ感情を抱く奨学生オリバー。オリバーとフィリックスが、偶然友達になった所からなんとも言えないゾクゾクするストーリーが展開していきます。

主人公であるオリバーを演じるのは、「イニシェリン島の精霊」でアカデミー助演男優賞にノミネートされたバリー・コーガン。イニシェリン島でもそうだったけど、本作でも、彼の気持ち悪い感じが非常に良いんですよね(褒めている)。

オリバーの愛情とも狂気とも取れる行動の数々はどれも鮮烈に記憶に刻まれます。ラストシーンも最高。レートが18+なのも納得の内容でした。

「哀れなるものたち」も公開されたし、「オッペンハイマー」も公開日が決まったし、2024年も楽しみな作品はまだまだこれから公開されるのですが、本作が早くも今年No.1確定かもしれない。

ちなみに、誰もが虜になる魅力的なフィリップスを演じたジェイコブ・エロルディは、A24製作×ソフィア・コッポラ監督「プリシラ」で、エルビス・プレスリーを演じるのでこちらも注目。

フィリップスの母親を演じたロザムンド・パイクの他人に無関心な無機質な感じの超絶金持ち役も良かった。

気になっている方は是非ご覧あれ。

兎にも角にもバリー・コーガン。
今後も彼から目が離せません。


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