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見える世界が違うだけ

みなさんおはようございます、ユシアです。

今日は(今日も?)昨日仕事をしていて
フッと感じたことを1つ。

もしこの記事を読んで、不快に思った方がいたらごめんなさい。
ただ僕は純粋に、尊敬している人の話を
そして、その人と仕事をしていて感じたことを
書いてみます。
そういう気持ちだと言うことは分かってもらえたら嬉しいです。


僕はSEです。
僕が職場で所属しているチームに、目が不自由な方がいます。

最初に名刺を交換したときは
少し違和感があった程度で、気付かなかったのですが
白杖を使っていたのでその事に気付きました。

その方はある分野の業務について
すごく知識と技術があって
いろんなチームの方から「それに関することはあの人に聞いてね」
と言われますし
「あの人が準備したものなら絶対大丈夫」と
絶大な信頼を得ています。


彼には、僕が見えている世界が見えません。

何か分からないことがあったときは
自分が操作をしている画面を見せて説明することも出来ないし
言葉ですべて説明しなければなりません。

実は僕は、自分が困っているときに
その状況を説明することが、上手にできず
その人に質問をするときは、自分の中で
どうやって説明するか、しっかり組み立ててからでないと
質問ができません。

それでも彼は、知識と経験が豊富なだけあって
僕の支離滅裂な説明から
原因を突き止めてくれて、解決策を教えてくれます。

そんな姿を毎日見ていて
その技術を学びたい、と強く思うのですが
それが僕には「難しい」と思っていました。
でも、何故そう思うのか正直よくわかりませんでした。

そして昨日、その理由に気が付いたんです。


僕には彼が見えている世界が
見えないから。


さっき「彼には僕の世界が見えていない」
と書きましたが、それは逆も然りで
僕には彼に見えている世界が見えないんです。

質問をするとき、全て言葉で説明するのと同じで
教えてもらうときも、全て言葉で説明してもらいます。

(その人は、Excelの資料やメールの読み書きが出来るので
全て、というと語弊がありますが
直接お話しするときに
言葉で説明する割合が高いことには代わりないので
このように書いておきます。)

自分だけが見えていることを
言葉で説明するのは難しいけれど
自分には見えていないことを
言葉だけを聞いて理解するのもかなり難しい。

きっとこれが、僕がその人の技術を
吸収できない理由なんだと思います。

(その人もパソコンを使って仕事をしているのですが
ディスプレイが点いているところを
僕は見たことがないです。)

そう思い始めたら急に

彼にはどんな世界が見えているんだろう。


そんなことが気になり始めました。

でも、フッと思ったんです。
僕とその人が「特別」なのではなくて

自分が見えている世界って
他の誰にも見えていないはずなんです。


「目が見えている」という共通点があっても
他の人が見えている世界が
自分と同じとは限らない

というより、同じなはずがない、と。

でも人って、なかなかその事に気付けないですよね。
自分が見えている世界と、相手が見えている世界が
同じだと思い込んでしまう。

それですれ違いが起きたり
争いが起きたりする。

本当はもっと言葉を使って

自分にはこういう世界が見えているんだよ

って伝えていくべきなんだろうなぁ、と
そんなことを考えました。


それにしても、あの人がどんな風に作業をしているのか
僕はとても気になる……←

20代後半ゲーム好き。Youtubeにてゲーム実況を始めたばかり。好きな人と好きなことをして生きていくことが目標。