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連載 #夢で見た中二物語 37

姿無き謎の存在に脅かされ、世界の多くの都市が荒廃してしまった時代。

そんな荒んだ世界の中で、人々の希望となっている一人の青年がいた。

天涯孤独の彼はいつも暗い色の服を着ていたが、世界の光を描き歌い上げるシンガーソングライターとして卓越した才能を以て活動していた。

人々はそんな彼の描く歌詞と歌に魅了され、胸に希望を抱きながら生活していた。

しかし青年の私生活を知る者はほとんどおらず、青年も意図的に人々と関わらないようにして過ごしていた。

だが一人だけ、青年の住処に近い場所に意図せず暮らす少女がいた。

こちらの少女も親を亡くした天涯孤独の身で、時折姿を見かける青年のことを気にしていた。



ある時少女は、買い物の途中で例の謎の存在に出くわしてしまう。

初めはその事に気付かないが、突然近くにあったドラム缶が思いっきり倒され、少女はそのドラム缶にぶつかりそうになる。

そこに現れたのが例の青年で、少女をドラム缶の脅威から救い出すと、どこからともなくマイクに似た武器を取り出して敵へと向かって行く。

青年には例の脅威の存在の姿が見えているらしく、的確に攻撃を成して敵を倒す。

彼はただ希望を歌うだけのアーティストとして活動しているわけではなく、これまでずっとこの世を荒廃へと導いている謎の敵と戦ってきたのだった。

少女を助けた青年は、この道を歩く時は気をつけるようにと言って去っていく。



ある日路上で行なわれていた青年のストリートライブの終盤、青年は都市の地下に敵の存在を感じ取る。

早急にライブを切り上げた青年は、その足で地下へと向かった。

例の少女も密かにライブに来ていたが、青年の行く先を案じて不安を感じていた。

☆☆☆


Instagramに投稿していた分のストックが無くなってしまいしばらく放置しておりましたが、今回から完全な新作夢物語となります。

こちらの夢は、結構最近見たもの。

荒廃した都市で、孤独に戦う青年の姿を描いたらしき(夢だからね)物語です。

・・・ところでこの青年、どことなく米津さんっぽかった気がする・・・(笑


中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。