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朝の詩 66

鳴き声がする

小さな音

足元に感じる
小さな温もり

鳴き声は
足元から聞こえた

そっと
触れてみる

小さな重低音が聞こえてきた

小さな生き物は
顔をあげて
ポトリと何かを落とした

「持ってきてあげたのよ」

小さな口から
溢れた鳴き声

山寺の鐘の音

朝は静かに訪れた
小さな生き物は
あくびを一つ

再び
丸くなり
目を瞑り
黙って寝てしまった

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