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朝の詩 49

生暖かい風の吹く朝

太陽の陽射しは容赦ない

気持ちの良い空を眺めて
深呼吸

青い空に現れた翼

広げた翼は
風を待つ

いや
私の事を待っているのかもしれない

悲しみ
悔しさを

こちらによこしなさい

私が何処遠くに捨ててくるから

翼は風に揺れながら
私を見つめている

そろそろ
私の心の『オリ』を旅立たせなくては

いつまでも
ここで泣いているわけにはいかない

翼はゆっくりと
羽を揺する

ゆっくりゆっくり
揺れながら

私の決断を待っている

太陽はだまって
暑い光で照らしている

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