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琥珀色の夜の誘惑*梅酒ヌーヴォー

ふふふふふ♡

11月11日はやたらと1並び。

すれ違う車に、ナンバー111やナンバー1111も2台見た。

なんとゾロ目の重なる日。

富士山ナンバーで1111の友人もいる。

何かいい日になりそうな気がして、
初めて漬けたお手製梅酒を飲んでみることにした。

この味がいいねとほろ酔いするから
11月11日は梅酒記念日

お手軽すぎる(笑)

去年はお味噌を仕込んでみたら、
とても美味しくて、優しい味に仕上がった。

今年は事情によりすべてを諦めた年だったけど、
年上の友人からレシピと共に、
漬ければいいだけの梅の実をいただいた。

ありがとうございます。

私の好きなびわ湖梅酒には程遠いけど、
半端に残っていたバーボンウイスキーに、
半端に残った梅の実と、半端に残った氷砂糖を入れた。

まずはこの半端モノを賞味することにした。

半端で少ないので、大事に、ちょっとグラスに注ぎ、
強炭酸のソーダをこころもち足してみる。

それから氷。

マドラーの代わりに、新しい赤の菜箸でかき混ぜる。

最初の一口だから、敬意をこめて、
フルートタイプのシャンパングラスに注いだ。

ひとめぼれした陶器製だ。

このグラス(陶器だけど)の良いところは、
ガラスのようにピカピカに磨かなくていいということ。

悪いところは、それでも洗うのが面倒なところ。

デパートの半額品のところでひとめぼれしたけれど、
クリーム色の地に、赤いバラが描かれている。

大輪の剣弁咲きのツンとすましたバラではなく、
小輪のフロリバンダ咲きの愛らしい花姿だ。

赤い色はダークではなくて、軽やかな薄い茜色。

赤いバラの花言葉は、
「情熱」「愛情」「美」「ロマンス」などがあり、
良く知られたところでは、
「Love you(あなたが大好きです)」がある。

花言葉というものは誰が考えたか分からないけれど、
淡い黄色のバラには、
「恵み」「優雅」「魅力」のほかに、
「嫉妬」という(いきなりなんですか・・・)という
花言葉もあるので、想い人に贈ってはいけないと言われる。

黄色の花は個性的で、色味を乱すことがあるので、
私は良く白い花とのコンビネーションを選ぶ。

それだけで爽やかに清潔可憐な感じに仕上がる。

赤は赤だけで美しいけど、この可愛らしい陶器の柄は、
「ロマンス」にはまだ幼くて、似合わない。

梅酒を注いだら、琥珀色と、氷が明かりを弾く姿で、
なんだかロマンスを視野にいれて、近づいた気がする。

口に入れると、思っていたより、
バーボンウイスキーとも相性が良い。

今夜は気持ちよく眠れそうだ。

ウイスキーの味は、どこか無機質な、
まるで工場のような感じがして、好きではなかったけれど、
何かと合わせることで、その香りを楽しめるようになった。

ハイボールやチューハイやカクテルのような、
お手軽な缶のタイプを、買い物かごに1本2本
入れ込んでいる人を見ると、
(絶対自分で作った方が美味しいのよ)と囁きたくなる。

酔えればいいという人は、
たぶん何でもいいと思うのだけど、
ほんの少しでいいという、ほろ酔い希望の方は、
少しだからこそ、美味しいお酒を飲みましょうとお誘いしたい。

私は甘いお酒が好き。
ほんの少しでもお酒が飲めることに、感謝する。

人生はお酒があることで、豊かな世界が見えることもあるからだ。


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