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A_003 ポートレートを始めたい人へ

この記事を書いている時分で、私は人物撮影(=ポートレート)を始めて6ヶ月です。そんな人物撮影初心者が何を言うか!と思う人は、最後まで読まなくて大丈夫です。きっと、人物撮影に対するニーズが事足りているので、私のような初心者から得られるものは少ないと思います。

では、ポートレートを始めたい人へと言うことで、教えていただいたこと、自ら学んで気づいたことなど、始める上でどうしたら良いかをお話ししてみます。

【3つのポイント】

 1.被写体さんを探せ(今回は、ここ)

 2.機材はどうする

 3.さあ、撮影だ

ポートレート(以下ポトレ)を始めたいと思った時に最初にぶつかる壁が、被写体をしてくれるモデルがいない!と言うこと。これ、皆さんも経験ありますよね。家族がいれば家族、身近なところであれば、友達・恋人・職場の人など、引きこもっていない限り、どこかに人はいるわけです。が、写真の被写体となると話は別です。

社会人を15年やっているとわかるのですが、職場外の人と関係を持つと言うのは簡単なことではありません。InstagramのTL上にあがる投稿は、学生さん?と思われる人が多かったり、The 被写体さんのモデルさんが・・・。というわけで、自撮りポトレをしない限りは、自分じゃない他人を探すことからスタートです。

<被写体の見つけ方>

A.撮影会に行く

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被写体の見つけ方でとても手頃なのは、撮影会と言われるものに参加することです。人物を撮る目的の人が集まりますし、撮影されることを目的にした被写体モデルさんがいます。私は、福岡に住んでいますが、多分この方法が最も始めやすいでしょう。ただし、幾つか問題もあります。

①撮影費がかかる ②ロケーションが制限される ③相手は基本素人

①撮影会を生業にしている撮影会運営に支払う撮影費用ですね。福岡で相場は、1時間 5,000〜10,000円です。安いか高いかは、個人の判断です。お財布と相談しましょう。

②撮影会は、撮影会運営が特定の場所を決めて、被写体モデルとカメラマン(私は、カメラマンという言葉は好きではありませんし、そう呼ばれたくありません)をマッチングさせます。問題は場所です。ここで撮りたい!と思っている場所とは限らないので、あしからず。

③被写体モデルさんが必ずしも慣れているとは限らないということ。慣れているけど、事務所所属のプロフェッショナルモデルではないことが多いです(プロもいますが)。もちろん、取られ慣れていない方が良いという方もいると思うので、ここで断言するのは悪いのでこれ以上は言及しません。

とは言え、私も特定の撮影会の被写体さんを撮らせてもらうことが撮影の半分ほどなので、便利と言えば便利です。運営が付き添ってくれるような場合は、事故リスクも下がりますので事始めには良いと思います。中には、名の知れ渡ったフォトグラファーとの撮影経験を持った方もいらっしゃいます。

ちなみに、撮影会に参加される方の傾向・イメージ(あくまで私見です)ですが、30代後半から40代・50代の方が多いようです。これらの方は、Instagramへの投稿を見る機会は少ないような気がします(繋がっていないだけ?)。もちろん趣味の領域なので、悪いことしなければ良いということです。移動が被写体さんとのツーショットなので、デート感覚の人もいると思います。

撮影会については、また折を見てもう少し書きたいと思います(時期は未定です)

B .自分で探す・見つける

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これは、少し難易度が高い気がします。はじめたばかりで、フリー被写体をされている、被写体してくれそうな人に声をかけることに皆さんは自信があるでしょうか?私は、ありませんでした。このままでは、いいな!と思った人に永遠に声をかけることができないわけです。

では、どうするか。

①どんな写真を撮っているかわかりやすくする

②勇気を持って声かけする + オンラインでのやり取りはマナーが大切

①自分が撮る作品や作風をわかりやすく魅せることです。私はメインギャラリーをInstagramと定めて写真投稿していますが、声をかけるまでは、ひたすら写真投稿をやっていました(今もやっています)。ギャラリーに並ぶ写真を見て、この人なら良いかな?と思ってもらえることが大切です。名刺というか、自分を紹介するカタログを整える、増やすことで声をかけた後のレスポンスがもらいやすくなる印象です。

②そして、勇気を持って相手に連絡をすること。マナーも欠かせません。オンライン上でのコミュニケーションではありますが、相手が自分よりも年長であろうが年下であろうが、礼儀・マナーを持った対応が必要ということです。私は、懇意にしているモデルさんにも、オンライン上では敬語です。社会人経験がある人ならば、最低限ビジネスマナーを学んでいると思いますので、堅苦しいとは言え、礼節を持ったお声かけが習慣化されていると思います。自信を持って声掛けしましょう。学生さんに声をかけた、かけられた時の礼節を書いた感じは地味にショックありますが、そこは大人として我慢します。

自分を魅せるカタログ作りましょう!とは言ってはみたものの、ギャラリーに写真を増やすには、人を撮らなきゃ!になるので、私は撮影会から入りました。もちろん、知り合いに撮らせてくれる人がいればこのハードルも下がると思います。

C.被写体さんから声をかけてもらう

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いや、これは・・・と思うでしょう。しかし、意外と依頼は来ます。始めて6ヶ月の人間が言うんだから、信じてください(笑)では、どうするのか?

①どんな写真を撮っているのか魅せる ②作品投稿時に「#被写体募集」をつける ③連絡をもらったら丁寧に返す

①は先ほどのBで述べたのと同じ考えです。被写体さんにこの人なら、こんな風に撮ってくれるかな?とイメージしてもらうと、声掛けしてもらいやすくなります。②は、私は被写体探しています!とアピールすることです。被写体されている方は地域によって人数差がありますので、どこで募集しているかの居住地を表すハッシュタグをつけていると良いと思います。③は、最も大切かもしれません。相手から連絡がきたら、訳もわからなく嬉しくなります。浮かれず丁寧に対応しましょう。

といった感じで、被写体さんを見つけることができるようになります。作風やフィーリングなど、フォトグラファーとモデルの呼吸が合えば、継続して作品作りができると思いますし、1回きりと言うケースもあります。めげずに、フィーリングが合う人探すのも大切なことです。

忘れてはいけないのが、撮影費です。被写体さんによって、謝礼が発生する場合がありますので、それらの条件は、撮影モデルさんとしっかり打ち合わせましょう(撮影会よりも手頃だったり、クオリティ高い場合あります)。相互無償の方もたくさんいらっしゃいますので、そういった方探すのも良い方法です。

他にも、MEETと呼ばれる写真を撮るために仲間を募って行う撮影会をされている方たちもいらっしゃいます。写真の楽しみ方は、人それぞれ十人十色です。ポトレを始めることも一つの楽しみ方ということで、バリッと撮ってみたい人、挑戦してみたい人の参考になればと思っています。

さて、次回は、機材についてです。

高価な機材がいるのか?ポトレには何が向いているの?この装備で大丈夫か?など、私も色々と迷ったり悩んだりしたことを、皆様と共有していきたいと思います。

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