Googleカレンダーで叶える穏やかな暮らし
私が持っている双極性障害は、気分の高低差が激しい精神疾患であり、日常生活における自己管理が非常に重要である。
この障害と向き合いながら、日々の生活をより良くするために様々な方法を試してきた。
その中でも特に効果的だったのが、Googleカレンダーの活用だ。障害の有無に限らず、「生活の見える化」は穏やかな日々を送る大事な要素になる。
Googleカレンダーの基本機能
Googleカレンダーは、スケジュール管理やリマインダー機能が充実しており、シンプルで使いやすいツールだ。
カレンダーを共有することで、家族や友人とも予定を共有できる。
小さい頃からパズルが大好きな自分にとって、この美しいオンラインカレンダーはまるで「とっておきのゲーム」である。
ビジネスシーンで使用する方が多いと思うが、生活や心のリズムを掴むためもこういったカレンダーは非常に役に立つ。
自己管理はカレンダーに任せた
Googleカレンダーで日々のルーティンを設定することで、気分の変動を抑える効果が期待できる。
私たち双極性障害持ちは、しばしば躁状態によって元々あったはずのスケジュールがぶち壊しにすることがある。
感情は自分で管理できないが、スケジュールを見える化することで次のタスクへ自分の心と体を移行させることはできるはずだ。
また、気分の追跡をカレンダーに記録している人もいるようだ。
自分の感情に段階をつけて、今日は3くらい、とか5くらい、などと記録をつければ、自分の状態を客観的に把握できるようにもなる。
例えばこんな使い方
Googleカレンダーを使えば、過集中が続いてしまったりやる気が起きないときも、絶対に行わなければいけないことをルーティン化させることが可能だ。
例えば毎朝8時に起床し、15分間のストレッチを行う。これをToDoリストに設定しておくことで、忘れずに実行できる。
そして午前10時と午後3時に休憩時間も設定。短い休憩を取ることで、集中力を維持しやすくなる。
完了したら、チェックを入れる。
ぼんやり過ごして「ああ今日も何もできなかった」と無力感が残る日が、「今日もしっかり休んだぞ!」と劇的チェンジするのだから不思議な話だ。
私自身は障害が発覚する数年前からGoogleカレンダーを愛用している。
その日のタスクをチェック(完了)することで今日もこれだけやったんだ!という達成感を得られるのが自分の性に合っているからだ。
昔は仕事や生産的な用事を詰め込む事に勤しんでいたが、体調を崩すようになってからは「何もしない」という予定を作って強制的に自分を休ませている。
最初は習慣化するのが難しかったが、続けることで次第に効果を実感できるようになったので、大変おすすめである。
他にもこんな使い方
1. カレンダーの共有
家族やパートナーとカレンダーを共有することで、サポートネットワークを強化することができる。
共有メンバーのカレンダーでも私の予定を見ることができるので、サポートが必要な時に迅速に対応してもらえることが増えた。
例えば、通院予定のとき。私は定期的に精神科に通院しているが、薬が切れると大変なことになるので具合が悪い時に無理してでも行かなければいけない。
そういった時、パートナー(もはや介助者)が事前に把握してくれていて、車で運転して連れて行ってくれる。とてもありがたい。
2. カラフルなカテゴリー
個人的にこれが一番Googleカレンダーの好きなところで、異なる予定やタスクを色分けすることで、視覚的にスケジュールを把握しやすくする。
やはり平成女児だったことが原因か、カレンダーだってデコりたい。(関係ないか)
仕事用、健康管理用、プライベート用など、カテゴリーごとに色分けしている。カラフルだと単純に楽しい。
3. 場所の追加とナビゲーション
予定に具体的な場所を追加することで、移動がスムーズになる。Googleカレンダーのイベント詳細に場所を入力すると、地図アプリと連携して道案内が簡単になる 。
個人的にはGoogleカレンダーがもっと使いやすくなってくれれば最&高だ。(田舎暮らしなのでまだまだ道の精度が甘く感じる、急に農道走らされたり…)
4. 繰り返しイベントの設定
定期的に発生するイベントやタスクは、繰り返し設定を活用して自動的にカレンダーに反映させることができる。これにより、毎回手動で入力する手間を省ける 。
私はこの機能を使って、1ヶ月に一回は「温泉に行く」「何もしない」など自分を労わるスケジュールを入れている。
その日が近づくと、事前に入れておいたことをすっかり忘れている私は、そろそろ充電の期間だな、自分へのプレゼントだ、と認識することができるので、とても助かっている。
気軽にどんどん使っていこう
生活の管理は、仕事以上にツールの活用が非常に有効だ。Googleカレンダーを使うことで、日々の生活が整い、気分の波を乗り越えやすくなる。小さな変化を積み重ねることで、大きな成果を得ることができるだろう。
小さなスケジュールを一つ入れてみるところから始めよう。私の場合、他に書き出すことが何か書きながら考える癖もついた。
これはどんな場面にも必要な癖だと感じている。
以上、穏やかな生活を手に入れるための、超おすすめツールの紹介である。自分好みに、生活をカスタムしよう!
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