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「美しい」とは

漢字は色々なことを教えてくれます。
これも「聡」の字と同じで原田宗典さんのエッセイで紹介されていたネタです。

「美」の漢字が、なぜ「うつくしい」の意味を持っているのかについて、原田さんは次のように解釈されていました。
「美」は「羊」と「大」に分けられます。
昔、遊牧や牧畜で生活をしていた人たちにとって、家畜である羊は大切な栄養源だったはずです。
お乳をとったり、お肉をいただいたりして、人々の乾きや飢えから救ってくれたはずです。
そんな羊が大きいということは、よりたくさんの人々の役立ったはずです。
笑顔も得られたでしょう。
つまり、羊が大きいってことは、人々の喉や、お腹や、気持ちを満たすことができることであり、それこそが美しいということだよ、という解釈でした。

数学(算数)に素因数分解ってありますよね。
大きな数字を、小さな数字の掛け算に分解するものです。
漢字も、あるいは僕らの生活や、世の中の出来事も、素因数分解を試みてみると、見えてくる何かがあるのかもしれません。


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